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【海外一人旅特集】③旅先で、安全に楽しく過ごすためのポイント

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【海外一人旅特集】③旅先で、安全に楽しく過ごすためのポイント
※こちらの記事は2015年6月23日に公開されたものです。

同行者に気を遣う必要もなく、自分の好きなように行動できるのが魅力の一人旅。でも、本当にひとりきりでも旅を満喫することができるのでしょうか? 一人旅の現地での過ごし方や安全対策について、旅行ライターの松岡絵里さんに聞きました。

テーマを持って旅すれば、時間を持て余すことはありません

「かわいい雑貨を集める」「地元のグルメを満喫する」など、旅のテーマを決めてから旅程を組むと、現地での過ごし方がより具体的になってきます。

「まず行き先を決める際には、自分の趣味や好きなものを思いっきり満喫できるような国や都市を選ぶことが大切です。そのうえで、現地ではそのテーマに沿って、行きたいお店やレストラン、観光地などを思う存分廻ります。また、現地でも申し込みができる旅行者向けの体験型ショートツアーを利用するのも楽しいですよ。」(松岡さん)

例えば、料理好きで、アジアの食べ物も大好きという松岡さんの場合、各地で料理ツアーに参加するのが好きなんだとか。例えば、タイのチェンマイでのツアーは、先生と一緒に地元の市場で食材を調達して、キッチンスタジオで先生と参加者全員で調理をし、最後に食べるという流れ。「日本にはない食材の使い方がわかったり、その後の現地の料理に対する理解も深まります。」と松岡さん。旅のテーマに結びつくようなツアーがあれば、進んで参加してみましょう。

また、予定の詰め込み過ぎはNGとのこと。「ついついあれもこれもと欲張ってしまいそうですが、せわしなく動きまわるよりも、余裕を持ってじっくり楽しみましょう。効率良く回ろうとすると、本当に行きたかった場所に時間を割けなくなることもあります。自分にとって優先順位の高い場所から先に行くのが、旅を満喫する鉄則です。」(同)

テーマを持って旅すれば、時間を持て余すことはありませんチェンマイで参加した料理ツアー/(c)松岡絵里
料理ツアーで、先生と一緒に市場で買い物中/(c)松岡絵里
ベトナムも雑貨好きの女性に人気の旅先

レストランって、ひとりで入っても大丈夫?

海外のレストランでは、ひとりでは断られたり、入れたとしてもかなり浮いてしまうこともあるそうです。「イタリアやフランスなどでは、とくにディナーの場合、ひとりでの入店は断られることもあります。店内の様子がわかる場合はひとりで食事をしている人がいるかどうか、入店前にチェックし、お店に入る時はひとりであることを伝えましょう。お店を予約する際にも、あらかじめ伝えておくとスムーズです。」(同)

カフェの軽食やテイクアウトで済ますのも手ではありますが、周囲の目を気にして本当に食べたいものを我慢してしまうのはもったいないですよね。断られない限り、堂々と入店して、思う存分料理を楽しむ姿勢が一番大切だと松岡さん。それこそが一人旅の醍醐味だともいえるでしょう。

レストランって、ひとりで入っても大丈夫?(c)松岡絵里
アジアの場合は屋台を利用するという手も/(c)松岡絵里

危険な目に合わないための、街での振る舞い方は?

危険な目に合わないための、街での振る舞い方は? (c)松岡絵里
観光客はスリの標的にされやすいので注意が必要です。アジアはもちろん、安全なイメージのあるヨーロッパでも、近代的な都市といえども、スリに出くわすことがあるので油断は禁物です。

「女性に人気のバルセロナやローマ、パリなどでも、スリの被害が多いので気を付けましょう。見るからに観光客だとわかる振る舞いは、スリの標的になりかねません。道の真ん中で地図を広げながら歩いていては、『私は観光客です』とアピールしているようなもの。地図やガイドブックを見たい時は、道の端のほうによけたり、一度カフェなどに入って落ち着いて広げましょう。街中ではあまりキョロキョロせず、毅然としていることが大切です。」(同)

また、スリに狙われないためには、服装もなるべく現地の人から浮かないような格好を心がけたいとのこと。持ち歩くかばんは、必ずジッパーなどで口が閉まるものが良いそうです。混雑したエリアでは小脇に抱えてスリからガードできる小さめのショルダーバッグやボディーバッグなどがおすすめなんだとか。

また、街の中で、あまり治安がよくないエリアに誤って迷い込んでしまうことも。そんな時には、今自分がいるエリアが危険ではないかどうかを判断する観察力と、「危なそう」と思ったらすぐさま立ち去る決断力も大切とのこと。

「街歩きの際は、街全体の清潔感や、現地の女性が1人で歩いているか、ホームレスが多くないかなど気にしながら、危険なエリアに近づかないことも大切です。また、海外の観光地では、日本語で親しげに話しかけてくる現地の人がいますが、安易に気を許さないように注意して。」(同)

道に迷うなど、困った事態に直面しても、慌てずに冷静に振る舞うことが、危険を回避するためには大切なのですね。

次回は「一人旅の持ち物」についてお届けします。お楽しみに。
(c)松岡絵里
取材協力/松岡絵里さん

取材協力/松岡絵里さん

ライター/編集者。学生時代に旅に目覚め、新婚旅行で初めて海外に行く夫と共に、607日間かけて世界一周する。そのときの様子を収めた「世界一周デート」(幻冬舎刊)や、世界各地の市場を紹介した「世界の市場」(国書刊行会)などの著書がある。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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