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2015.08.06
目の前で作ってくれるスイーツのコースメニュー! 神楽坂「カルム・エラン」
※こちらのお店は、現在閉店しております。 東京・神楽坂の住宅街に、ひっそりと建つあめ色の建物。「Calme Élan(カルム・エラン)」は、オーダーを受けてからパティシエが目の前で作るフレッシュなスイーツが味わえる、対面式のスイーツカフェです。
個性的な店が集まる神楽坂

東京メトロ東西線の神楽坂駅から徒歩5分、メインストリートから少し入った静かな場所に「カルム・エラン」はあります。2014年12月にオープンしたばかりの店ですが、コストパフォーマンスが高いと評判になっています。いったいどんなところなのでしょうか? 建物の2階にあるお店に足を踏み入れ、細い廊下を奥へと進むと、シックな色合いのカウンターがあります。ここは都内でも珍しいカウンター式のスイーツカフェで、座席数は8席のみ。パティシエの松下さんと高木さんが、目の前でスイーツを作る様子が見られます。
人気のスイーツコースを注文

お店の看板メニューは、数種類のスイーツが楽しめる「皿盛りデザートコース」。2種類あるコースのうち、3600円のものは1週間以上前に予約が必要ですが、1800円のコースはその場で注文が可能です。デザートのコースと聞いて、わくわくしながら1800円のコースをお願いしてみました。1席ごとに4本ものカトラリーがセットされているのを見ると、期待が高まります。
芸術的なスイーツに感動

手前左から、バニラキャラメルのチョコレート、棒茶玄米のチョコレート、レモンとアニスのアイスをはさんだマカロン
まず出てくるのは、コーヒーや紅茶などから選べる飲み物と、3種のお茶菓子。お茶菓子の内容は日によって異なり、この日は手作りチョコレートとマカロンでした。黒く細長い石の皿に、マカロンの黄色がよく映えています。スイーツがより明るく美しく見えるよう、テーブルの真上にはライトが設置されています。ここでの主役は徹底してスイーツなのです。

メインは4種類から選べます。今回はとくに女性におすすめという「野菜とフルーツのデセール」をチョイス。パティシエの松下さんが、ガラスの皿にフルーツソースやチーズ、エディブルフラワーなどをていねいに盛り付けていきます。まるでお皿に絵を描くかのように芸術的。その様子をつぶさに見ることができるのが、カウンター式の醍醐味です。 トマトとオレンジを使った冷たいスープに、ギリシャヨーグルトのアイスとミントのグラニテなどを合わせたこのスイーツ。とても多くの食材を使っているのに、それぞれの酸味と甘味が見ごとに調和して、おいしさが口の中に広がります。高級店でないとなかなか味わえないような、プロのパティシエの味。それをこんなに気軽に楽しめるなんて驚きです。

加賀棒茶にミントを合わせた冷たいお茶と、フィナンシェ
メインのあとには、小さな焼き菓子が登場。お店で焼き上げているというこちらのフィナンシェも、バターの風味が豊かでおいしさがぎゅっと凝縮されています。最後はグレープフルーツのグラニテで締めとなります。 さまざまなスイーツをじっくりと楽しめる、満足度の高いコースでした。飲み物は、プラス500円でワインに替えることも可能です。
予約をして行くのがおすすめです

オーナーパティシエの松下さんと高木さんご夫婦は、スイーツの作りたてのおいしさを楽しんでもらいたいと、カウンター式のこのお店を始めたそうです。 一つひとつスイーツを作るので、特に待ち時間が気になる場合は、予約をしたほうがいいでしょう。土・日曜、祝日の14:00~17:00以外は予約を受け付けています。「皿盛りデザートコース」はお腹がいっぱいになるので、午後に行くならランチは軽めに済ませておくのがおすすめです。

入口付近で売られている焼き菓子やジャムもお店の手作り
目の前でスイーツを作ってもらうという体験が、とってもいい思い出になる「カルム・エラン」。 記念日などにお友達を誘って、ちょっとスペシャルな時を過ごしにでかけてみませんか。

Calme Élan
カルムエラン
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菅沼佐和子
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