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2016.02.29
老舗の蔵巡りと新感覚の発酵食ランチ&スイーツで、キレイになる旅
数年前のブームから、すっかり人気が定着した発酵食品。 ダイエット食、健康食としても注目を集めています。 今回は、そんな発酵食品をたっぷり身体に摂り入れ、キレイになる旅。 醤油、味噌、お酒、醤(ひしお)…。茨城県北部の関連スポットを巡ります。
発酵の力を活かした、身体に優しいごちそうをいただきます

大海原を目の前に眺める「CAFE & DINING 海音(シーネ)」
海鵜(うみう)の飛来地として知られる日立市北部。海水によって浸食された岸壁が連なる海岸沿いに建つ「CAFE & DINING 海音(シーネ)」は、果てしない水平線を見渡せるロケーションが魅力のカフェレストランです。

人気の「sea-neランチ」1620円
県内に2件ある野菜ソムリエ認定レストランというだけあり、使われている野菜は地元産の有機野菜がたっぷり。野菜本来の甘みや辛み、力強い味わいが感じられます。 また、味付けの決め手となっているのが、自家製の「醤(ひしお)」。麹と大豆でつくる天然の調味料で、100種類以上の酵素が食材の旨みを引き出すと同時に、身体の不調を整えてくれるとのこと。
ランチで人気なのが、1日10食限定の「sea-neランチ」。醤を使った野菜の小鉢やスープ、スムージーなど、発酵食品づくしのプレートです。手間をかけた優しい味わいのごちそうは、身体の隅々までキレイに浄化してくれるよう。
○CAFE & DINING 海音 [所] 茨城県日立市東滑川町5-10-1 [TEL]0294-42-4404 [時間]ランチ11:30~14:30(ラストオーダーは13:30)、カフェ14:00~17:00(ラストオーダーは16:30)、ディナー18:30~(要予約) [定休日]火曜・水曜
新感覚スイーツ「みそプリン」の味は?

静かなカフェでは発酵調味料を使ったランチも
醤油と並び、日本人に馴染み深い調味料といえば味噌。その味噌のおいしさ、滋養をたっぷり堪能できるのが日立市の「みずきの庄」。明治5年創業の味噌蔵です。 併設のカフェでは、その味噌を使った料理や「発酵スイーツ」も提供しています。 一番人気は「みそプリン」。スイーツ専用に特別に仕込んだ味噌が使われ、なめらかな甘さの奥にふんわりと味噌のコクが感じられます。

テイクアウトも可能。最大8個入りの詰め合わせセット(2400円)はお土産にオススメ
また、店舗では手作業による「古式醸造」でつくられた味噌を販売。 製法や味わいの異なる、9種類を取り揃えています。どれも濃い旨みと奥深い風味が特徴で、薄味でも満足できるため使用量が抑えられ減塩効果が期待できるそうです。

風味の異なる様々な味噌を販売
○cafe Mizukinosho / 味噌蔵 みずきの庄 [所] 茨城県日立市水木町1-12-16 [TEL]0294-54-2333 / みずきの庄 0294-52-3204 [時間]平日10:00~16:00(L.O 15:30)、土日祝10:00~18:00(L.O 17:30)、みずきの庄10:00~18:00 [定休日]木曜日(7月、12月は無休)
のど越しやわらかく、フルーティーな地酒

左から「純米酒 一品」2484円、「一品 辛口純米」2160円、「国産マッコリ うさぎのダンス」907円、「梅酒 一品」1512円(全て720ml)
水戸市の「吉久保酒造」は、江戸時代創業の酒蔵。現在までに十一代を数える老舗で、黄門さまこと水戸光圀公が開拓した笠原水源の清らかな水が酒造りに最適だったことを受け、米屋から転業したそうです。

醸造課程のタンク
蔵を代表する銘酒「一品」は、創業時と同じ地下水を使い、吟味した原料米を磨き上げたお酒。ひと口ふくむと、フルーティーな香りと旨みが華やかに広がります。のど越しもやわらかく、多くの女性ファンに支持されるのも納得の味わいです。 麹菌でお米を発酵させて醸造する日本酒には、シミの原因であるメラニンの生成を抑制する働きがあるといわれています。また、豊富に含まれるアミノ酸が肌の保湿性やハリを高め、美肌へと導いてくれます。 そんな日本酒の魅力をもっと知るには蔵見学がオススメ。事前予約をすれば蔵の内部を案内してもらえるので、伝統ある日本酒造りの醸造課程がよく分かります。

杜氏さんが仕込みを行う醸造タンクを間近で見学できる
○吉久保酒造 [所]水戸市本町3丁目9番5号 [TEL]029-224-4111 [時間]蔵見学は要問合せ
200年前の木桶で仕込む、伝統の醤油

巨大な木桶が並ぶ蔵内。歴史の重みを感じる
常陸太田市は古くから醤油産業が盛んな街。元禄4年、この地の西山荘に隠居した水戸光圀公に献上するための醤油を、各蔵がこぞって研究・開発したことがその興りといわれています。 その歴史を受け継ぎ、1800年に創業したのがヨネビシ醤油。土蔵造りの仕込み蔵に足を踏み入れると、静寂の中に9尺の杉の木桶がずらりと並ぶ圧巻の光景が広がっています。

左から「常陸丸大豆醤油(720ml)」756円、「米菱醤油(720ml)」561円、「精製醤油 ひな菊(500ml)」1296円
200年前から使われているという木桶で8カ月もの間、発酵・熟成を重ね造られた醤油には、腸内環境を整えてくれる生きた乳酸菌がたっぷり含まれているのだとか。 蔵に併設された店舗では直売も行っています。 醸造の工程や熟成期間により味わいが異なる5種類の醤油を販売しているので、店員さんのアドバイスを聞きつつお好みの一本をチョイスしてみてはいかがでしょう。

蔵の内部には醤油のいい香りが
○ヨネビシ醤油 [所] 茨城県常陸太田市内堀町2365 [TEL]0294-72-2255 [時間]9:00~18:00(工場見学は10:00~、14:00~ ※要予約) [定休日]無休
今回ご紹介した発酵食品は、造られる課程でたくさんの栄養成分を生み出し、古くから地元の人々の健康を支えてきたもの。伝統の味も楽しみながら、美味しくキレイになりましょう。
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