
SLの汽笛が響く♪ 築90年以上のレトロ駅舎をリノベしたコーヒースタンド「This Is Cafe 新金谷駅」
2020.10.07

SLの始発駅であり、珍しい電車が集まる鉄道のワンダーランド、静岡・大井川鐵道「新金谷駅」。その駅舎内には、高品質なスペシャルティコーヒーやSL模様のカフェラテが楽しめるコーヒースタンド「This Is Cafe 新金谷駅」があります。テイクアウトしたドリンクやフードは、すべて列車内への持ち込みOK。大井川での鉄旅や静岡観光の途中に、一味違うカフェタイムを過ごしてみませんか?
洋式建築のクラシカルな木造駅舎

静岡駅から電車に揺られること約30分。金谷駅から大井川鐵道に乗り換えると、SLが走る「新金谷駅」に到着します。駅舎は、大正15年から昭和2年にかけて作られた木造二階建て。戦前に建築された地方鉄道の様子をそのまま伝える洋風建築として、2018年には国の有形文化財にも登録されました。

この駅ではSL列車を始めとして、蒸気機関車のトーマス号や、大手私鉄を引退してからここで第2の人生を歩むアンティークな電車が見られます。鉄道マニアでなくても、レトロな雰囲気にウキウキ!見る人をノスタルジックな気分にさせてくれます。
こだわり抜かれた本格コーヒーを

そんな「新金谷駅」のにお店を構えるのが、「This Is Cafe 新金谷駅」。店内はコーヒーの良い香りに包まれ、旅人から、地元の人まで、幅広い層の人々がコーヒーを買いに訪れます。
おいしいコーヒーを提供するため、日本に数台しかないエスプレッソマシーン「strada」やイタリアのMAZZER社グラインダーを導入するなど、設備もかなり本格的。
お店で使用するコーヒーは、世界で数%しか生産されていない高品質なスペシャルティコーヒーのみ。季節によって産地や農園の豆をセレクトしているので、リピーターも飽きさせません。
おいしいコーヒーを提供するため、日本に数台しかないエスプレッソマシーン「strada」やイタリアのMAZZER社グラインダーを導入するなど、設備もかなり本格的。
お店で使用するコーヒーは、世界で数%しか生産されていない高品質なスペシャルティコーヒーのみ。季節によって産地や農園の豆をセレクトしているので、リピーターも飽きさせません。

「ここは地元の人だけでなく、観光客も毎日訪れる駅。待ち時間にコーヒーを飲みながら、ほっと寛いでもらえれば」そう語るのは、店長の名波朋子さん。
名波さんが一杯ずつ丁寧に抽出するコーヒーは、苦手が少なく、明るくさわやかな酸味が特徴です。
鉄道の世界に浸れる特別な空間

中は鉄道調度品や鉄道のアート作品が並ぶ、落ち着いた空間。店内の一角には、珍しい硬券や、駅員さんが実際に使っていた合図燈も飾られ、Nゲージを使ったフォトスポットコーナーも。鉄道ファンなら「すごい!」と、思わず声を上げてしまうはず。
看板メニューのふわふわ可愛いSLラテ♪

2012年のオープン当初から人気なのが、SL模様のカフェラテです。オリジナルのラテアートは3種類あり、どんなラテが出てくるのか、出来上がるまでのワクワク感も楽しみのひとつ。
ここで使われる牛乳は、数十種類を飲み比べて、一番カフェラテに合うものだけを使用しているのだとか。一口飲んでみると、口当たりがよくてまろやか。牛乳本来のおいしさが際立ちます。
ここで使われる牛乳は、数十種類を飲み比べて、一番カフェラテに合うものだけを使用しているのだとか。一口飲んでみると、口当たりがよくてまろやか。牛乳本来のおいしさが際立ちます。

他にも、静岡県産の抹茶をベースにホワイトチョコとマシュマロをトッピングしたデザートのようなラテも、カフェで人気のメニュー。クリーミーで、ほろ苦い抹茶と濃厚な甘さのホワイトチョコは相性抜群です。
ボリューム満点のサンドイッチ

軽食メニューの中で、特に女性に人気なのが「3種のハムサンドセット」です。シャキシャキのレタスと大きなトマト、そこにロースハム、生ハム、ボロニアハムの3種のハムをフランスパンでサンド。ヘルシーでボリュームいっぱいの1品です。

オリジナルの保存瓶に入ったコーヒー豆やほんのり甘みのあるキャラメルをコーティングしたナッツは、お土産にもおすすめ。瓶だけ購入して、小物入れや花器として、インテリアに取り入れても素敵ですよ。
「This Is Cafe 新金谷駅」は、コーヒーを飲みながら、ゆったり特別なシチュエーションに浸れるスポット。室内からは行き交う電車が見えて、それだけでも気分が上がります。ワインやビールなどのお酒も用意されているので、お休みの日にほろ酔い気分で鉄道の旅を楽しむのもいいですね。

This Is Cafe 新金谷駅店(ディスイズカフェ シンカナヤエキテン)
0547-46-5810
9:00~17:00(LO:16:30)
不定休

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:安藤美紀