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2016.04.04
まるで映画『アメリ』の世界みたい♪ 海外の雑貨や本に囲まれた恵比寿のカフェ「アメリエケイ」
※こちらの記事は2016年4月4日に公開されたものです カフェ「アメリエケイ」は、素敵なご夫婦が経営する恵比寿のカフェ。フランス映画『アメリ』のように、訪れる人に小さな幸せを感じてもらいたい、という思いでスタートしました。新鮮な野菜たっぷりのお料理と、居心地のいい空間に心癒やされます。

雑居ビルの2階にある異国風の空間

JR恵比寿駅から徒歩10分、恵比寿ガーデンプレイスからは5分ほどの閑静な住宅街にある、「Café Galerie Amélie et K(カフェ ギャラリー アメリエケイ)」。 ビルの小さな入口から続く階段を上ると、シャンデリアが下がった優雅な部屋が現れます。

ジンバブエのショナ族によるビーズ細工
店内を見回すと、あちこちに珍しい小物が置かれているのに気づきます。どれもエキゾチックな異国の香りがして、つい見とれてしまいます。 オーナーの髙寺奎一郎さんは、観光開発のお仕事でいつも海外を飛び回っているそう。髙寺さんがアフリカやベトナム、中近東などさまざまな地域から持ち帰ったものを店内に飾り、不思議と統一感のある雰囲気を作り上げているのです。 店の名前は3年前のオープン時に、「映画『アメリ』のように小さな幸せをそっとプレゼントできる店にしたい」という気持ちを込めてつけたのだとか。

さまざまな国の雑貨や書籍が並ぶ本棚

舌も心も満たされるエスニックランチ

カフェオーナーの髙寺奎一郎さんと真理さん
料理を作っているのは奥さまの真理さん。以前は航空関係の仕事をしていて、外国にもよく足を運んだとのこと。現地で覚えたレシピをもとに、栄養のバランスがいいメニュー作りをこころがけているそうです。 おすすめは13:00~16:00に注文可能なランチメニュー。なかでもボボティーがメインの「プレートランチ」(1000円)が好評です。

「プレートランチ」のライスは白米や黒米、赤米など日によって変わる。フランスの「クスミティー」(左上・600円)も人気
“ボボティー”は南アフリカの国民食のひとつ。写真では右下の黄色いお料理のことです。ひき肉にスパイスを混ぜて卵液を注ぎ、オーブンで焼いたもので、ライスといっしょにいただくのが一般的だそう。 その味は、スパイスの風味がきいたハンバーグのよう。クセがなくておいしく、ご飯がよくすすみます。

もうひとつの人気メニューが「ファラフェルランチ」(1000円)。“ファラフェル”とは、中近東でよく食べられているひよこ豆のコロッケのこと。これをピタパンにはさんだサンドイッチに、白ごまのタヒニソースをかけていただきます。 ファラフェルがカリッと香ばしく、ふっくらしたピタパンとの相性も抜群。ボリューム満点で、とっても豊かな気持ちになれるヘルシーランチです。

世界中からやってきた珍しい雑貨も販売

「アメリエケイ」を訪れたら、海外から仕入れた雑貨もぜひチェックしてみてください。なかには髙寺さんが地元の協力を得て商品化したものも。 オリーブの木の製品は、パレスチナのベツレヘムにある有名な工房で作られたもので、独特の木目が味わい深いです。 硬くて殺菌力が高いというオリーブの特性を生かした、まな板(2800円~)やお皿(1500円~)などの製品が揃っています。

「ナバリ」(900円)は、パレスチナ産のエキストラバージンオリーブオイル。原種に近いナバリというオリーブを無農薬、無化学肥料で育て、コールドプレス、ノンフィルター製法で抽出したものです。

砂漠の民ベドウィンによる手織りのクッションカバー(8000円~)はインテリアとしても使われている
このほか、ベトナム産の塩や、各国のビーズアクセサリーなど、探せば探すほど素敵なものが出てきそうな予感。 慌ただしい日常を忘れてひと息つきたい、ちょっとした隠れ家のような「アメリエケイ」。 静かなひとときとおいしい料理、かわいい雑貨の姿に、小さな幸せを見いだせそうですね。

Café Galerie Amélie et K
カフェ ギャラリー アメリエケイ
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菅沼佐和子
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