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2016.03.24
桜のトンネルをくぐって城跡へ。桜の名所・福岡、秋月をめぐるお花見さんぽ
春になると、直線500mに約200本の桜が咲く福岡県秋月の杉の馬場通り。その見事な桜並木は、多くの観光客でにぎわう桜の名所です。今回は、秋月散策の途中に立ち寄りたい注目のお店3つをご紹介します。
桜の名所で知られる城下町「秋月」
御影石で造られたオランダ風アーチ橋の眼鏡橋
江戸時代に黒田藩の城下町として栄えた福岡県の秋月は、今も城跡や長屋門など当時の町並みが見られ、古くから桜の名所として人気のスポットです。 秋月へはJR甘木駅から甘木観光バスに乗って20分ほどで、城跡最寄りの郷土館前バス停に着きます。桜並木が続く杉の馬場通りをはじめ、眼鏡橋や黒門など、城下町風情を感じる史跡と桜の共演が見られます。
週末だけオープン。古民家をリノベしたギャラリー「水の音 土の音」
陶芸作品や絵画など多彩な作品が迎える入り口
城下町から西へ入った県道80号沿いの、小川が流れる心地いい場所に建つ「水の音 土の音(みずのねつちのね)」は、週末にだけ開くギャラリー&カフェ。
秋月在住の作家、山下夏木氏のアクリル画
築80年以上の古民家を改装したお店に入ると、遊び心を感じるかわいらしい土物や、現代アーティストの絵画がお出迎え。ほかに木工品やキャンドルなど、さまざまなジャンルの作品が、不思議と調和する楽しい空間が広がっています。
時々野鳥もやってくる木々を望むカフェスペース
昔ながらの引き戸を引いてさらに奥に進むと、暖炉を中心にアンティーク調の家具が置かれるカフェスペース。アート好きな常連さん同士の会話がはずむあたたかい空間です。
ジャケ買いしたくなるオシャレなワインがそろう「セレクトワイン葡萄月」
古い日本家屋とワインが調和する空間
畳のスペースと土間という古い日本家屋の空間に、常時200種3000本以上のワインをそろえているのが「セレクトワイン葡萄月(ぶどうづき)」。 こちらでは、ラベルがかわいいお手頃価格のワインから、1本数十万円ほどのヴィンテージワインまで、好みを伝えればおすすめのワインをチョイスしてくれます。
ラベルがかわいいフランス産やイタリア産のワインを1000円台からそろえています
フランス産の粒チョコレート(1500円)
ワインやシャンパーニュによく合うチョコレートやバゲットにも合うオリーブオイルなども販売しているので、おみやげにもおすすめですよ。 併設するギャラリーや店内には、民芸陶器やアンティーク雑貨、欧米の現代作家の版画なども展示されていますので、ぜひいっしょにのぞいてみてくださいね。
古い日本家屋を利用した建物
○セレクトワイン葡萄月(セレクトワインブドウヅキ) [所]福岡県朝倉市秋月野鳥761-1 [TEL]0946-25-1025 [時間]10:30~17:30 [定休日]水曜
開店前から行列のできる名物カレーパン「月の峠」
3組でいっぱいになる小さなお店
開店と同時に人が並ぶ人気のパン屋「月の峠(つきのとうげ)」。穀物を原料とした天然酵母を加え、一晩寝かせた生地を焼き上げるパンは、種の仕込みから完成まで3日間かかるのだとか。パンに味を添えるクリームやカレーも、添加物なしの手作りにこだわっています。
焼きたてを購入することもできる
こちらでとくに人気なのがカレーパン。お店の前にくるとすでにカレーの香りが漂っています。カリカリのパン生地に、濃厚でスパイシーなカレーが入ったカレーパンはクセになるおいしさです。
左上から時計回りにカレーパン(210円)、クリームぱん(200円)、チーズぱん(210円)、ぶどうぱん(210円)、しょうゆ蒸しぱん(130円)
ほかにもラムレーズンがぎっしり入ったぶどうぱん、自家製のやさしい甘さのカスタードクリームが入ったクリームパン、隠し味に醤油を加えた黒糖味のしょうゆ蒸しぱんなどが人気。どれも素朴だけど美しい焼き上がりのパンが並んでいます。 ○月の峠(ツキノトウゲ) [所]福岡県朝倉市秋月380 [TEL]0946-25-1115 [時間]11:00~17:00 [定休日]無休
各店のこだわりが光る秋月のお店はいかがでしたか?桜が咲き誇る花見のベストシーズンは間もなくですね。ぜひ、桜に染まる城下町の風景と、ショップめぐりへでかけてみてください。
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上川奈穂美
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