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2016.06.20
ひんやり濃厚♪ ロンドンっ子が一目惚れする話題のアイス&ソルベショップ「ルビー・バイオレット」
多くのロンドンっ子たちと観光客で溢れるカムデン・マーケットから、おしゃれなカフェやパン屋さんなどを横目にお散歩すること20分。フレッシュなフルーツ素材を使って、1からホームメイドしている人気のアイスクリームショップをご紹介します。
すべて素材の味そのままの手作りアイスクリーム
オーナーのジュリー・フィッシャーさん ©Kazuyo Yasuda
カムデン・マーケットから徒歩20分、北ロンドンのタフネル・パークにあるアイスクリーム屋さんが、「ルビー・バイオレット(Ruby Violet)」です。地元の親子連れから、噂を聞きつけて遠方からやってくるアイスクリーム好きまで、店内はいつも賑やか。
店頭に置かれているアイスクリームとソルベは常に18種類。いままで開発してきた150種類のオリジナル・フレーバーのなかから、キャラメルやチョコレート、ラズベリーなどの定番5種のほか、毎日、季節の素材や気候に合わせて厳選された13種類が店頭に並べられています。 なかには、イギリスで人気のルバーブ(茎の部分を甘く煮て食べる野菜)や、南アフリカ産の手のひら大のパイナップル「ビクトリア・パイナップル」など、ほかでは見かけない珍しいものも。
アイスクリームとソルベの両方が食べられます
いろんな味を試せるテイスティングボックスは、店内で食べると15ポンド、持ち帰りは20ポンド
現在、アイスクリームブーム真っ最中のロンドンですが、フレッシュな素材を使って一から手作りで、をモットーに、フルーツやキャラメルなど濃厚なフレーバーが口いっぱいに広がるアイスクリームとソルベを提供しているお店は、まだまだ貴重な存在です。
ルビー・バイオレットは実在するアイスクリーム好きの名前
壁に飾られているジュリーさんのおばあさん、ルビー・バイオレットさんの少女時代の写真 ©Kazuyo Yasuda
「ルビー・バイオレット」という店名の由来は、オーナーのジュリー・フィッシャーさんのおばあさんの名前からつけられたのだそうです。大のアイスクリーム好きだったおばあさんの少女時代の写真が、お店の壁に飾られています。 もともとお料理を専門とするフォトグラファーだったジュリーさんが、フォトグラファーとしての35年のキャリアにピリオドを打ち、さて、なにを始めようかと考えたときに頭に浮かんだのがおばあさんの好きだったアイスクリームショップだったのだそうです。 そのためか、見た目の美しさへのこだわりもうなずけます。
乳製品アレルギーの人も楽しめるチョコレートのソルベも
店内のイートインスペース。テーブルは、ジュリーさんが写真家時代にワークショップで使っていたもの ©Kazuyo Yasuda
店内には、口の周りをチョコレートだらけにした小さな女の子が。なんと彼女が食べていたのは、チョコレートアイスクリームではなくて、チョコレートソルベ(ワンスクープ3ポンド)でした。 「アレルギーがあって、乳製品が食べられないのですが、このお店なら安心なんです」と横でほほえむお母さん。一口味見をさせてもらうと、ソルベとは思えない濃厚さです。
アイスクリームをビスケットではさんだアイスクリームサンドは2種類(各4 ポンド)©Kazuyo Yasuda
もちろん、店内ではアイスクリーム以外のコーヒーや紅茶、ホットチョコレートなどのドリンクも充実。また、事前にオーダーすれば、特別な日のギフトにも喜ばれそうなアイスクリームケーキも作ってくれます。 5月にはキングズ・クロスに2号店もオープン。ロンドンのアイスクリームブームも、これから夏に向けて、ますます加熱しそうな予感です。
Ruby Violet
ルビー・バイオレット
イギリス 118 Fortess Road, London NW5 2HL
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