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2016.06.14
獲れたて、できたてが味わえる♪朝市の名物朝ごはん7選
とっておきをいただきたい、旅先での朝ごはん。いつもより早起きして、新鮮で美味しいお魚が集まる市場へでかけませんか?今回は、北海道から九州まで全国的にも有名な7つの市場をご紹介。 買った地のものを炭火焼きで食べられるものやワンコインの海鮮丼など、漁師さんたちに混じって、現地でしか食べられない、獲れたて&できたてをほお張る…。こんな贅沢な朝ごはんは、きっと旅にすてきな彩りを添えてくれるはずです。

【北海道・函館朝市】月イチのワンコインデーもチェックしたい。ウニやイクラがたっぷりの「海鮮丼」

(左)巴丼(三食丼)1,491円~/きくよ食堂本店、(右上)朝市丼2,590円/恵比寿屋食堂、(右下)活きいか踊り丼1,890円/一花亭 たびじ
新幹線も開業し、より身近になった北海道・函館。 北海道最大規模といわれるこちらの朝市では、ウニやイクラなど道南を代表する鮮魚から、農産物や乾物まで、約250軒のお店が集まり、早朝から活気で溢れています。 朝ごはんは、場内にあるどんぶり横丁市場へ。 ウニ、イクラ、ホタテがのった元祖「巴丼」や醤油をかけると足が動くという、イカをまるごと一パイ使った「活きいか踊り丼」など、新鮮なネタをリーズナブルに食べられるお店が軒を連ねています。 月イチで、ワンコインで海鮮丼(※写真の丼とは異なります)が食べられる横丁デーもぜひチェックしてみて。


【青森・八戸・八食センター】獲れたての牡蠣やウニを、七厘で贅沢に炭火焼き♪

日本有数の水揚げ高を誇る青森県・八戸港。八食センターは、こちらで水揚げされたばかりの新鮮な魚介類をはじめ、乾物やおみやげなど、約60店舗が軒を連ねる青森県随一の市場です。 観光客のお目当ては場内にある「七厘村」。市場で買った食材を炭火焼きにしていただくことができます。 お刺身でも食べられる朝獲れの魚介類を炭火で炙るなんて贅沢ですね。 これから夏にかけて、ウニやアワビ、カニなどが旬なのだそう。別途オーダーできるあつあつのご飯と共に、どうぞ。


【東京・築地市場】 数時間待っても食べたい。世界中からお客さんが訪れる、江戸前寿司「寿司大」

世界最大規模の水産物取扱量を誇る日本の台所「築地市場」。新鮮なネタを使った日本を代表する職人が握るお寿司を求めて、国内外から多くの人が集まります。 場内で、ひときわ長い行列ができているのが「寿司大」。訪れた人のほとんどがオーダーするという、おまかせセット(4000円)は11貫、お椀などが付いています。最後の1貫は、自分が好きなものを握ってもらえるというのもうれしいですね。 職人さんの繊細な包丁さばきや、ネタを引き立てる煮切り醤油や塩など、お寿司が一番おいしい状態で供される握りは、まるでアートのよう。 今年、11月に豊洲への移転が決まっている「築地市場」。場内のお寿司屋さんもお引っ越し予定なのだそう。ぜひ、今のうちに訪れたいお店ですね。 ○寿司大 [住所]東京都中央区築地5-2-1築地市場内6号館 [TEL] 03-3547-6797 [時間]5:00~14:00 [休]日曜

【神奈川・長井の朝市】鎌倉から車で30分、手作りの生しらす丼&たこ飯

神奈川県横須賀市で、毎月第2土曜に開かれている「長井の朝市」。“朝獲れ”の魚介類を、漁師がお手頃値段で直売する朝市が話題を呼んでいます。 なかでも、人気を集めているのが手作りの名物朝ごはん♪海の恵みの一番おいしいいただき方を知っている漁師の妻などが、心をこめて作ったものばかりです。 カニの足がお椀からはみ出ているカニ汁、獲れたてのしらすやイカをごはんが隠れるほど盛った丼など、豪快で贅沢な朝ごはんはどれを食べようか目移りしてしまいますね。 こちらの朝市は、口コミで人気が広がり、始まりの9時前には行列ができるのだそう。お目当てのものがある方は、少し早めに行くのがおすすめですよ。

(左)天丼/相模亭、(右上)たこ飯/長井町漁協女性部、(右下)しらすとイカの二色丼/相模亭

【山口・唐戸市場】市場価格でいただける、憧れの「フグ」料理

場内にある「市場食堂よし」のふく刺し定食。季節によりメニューは変更されるので、事前に確認を
日本有数のフグ水揚げ高を誇る山口県。高級魚として知られていますが、唐戸市場内の定食屋さんではフク刺し定食などが市場価格でいただけます。 フグ刺しは春先までが旬ですが、フグフライやふく汁などは通年を通して味わうことができます。ほかに、板ウニ一枚が付いてくる生うに定食(1600円)などもぜひ試してみたいですね。 また、毎週金曜から日曜までは、“朝獲れ”の鮮魚を使った丼やお寿司の屋台が並ぶ、「活きいき馬関街(ばかんがい)」が開催。めったに食べられない希少部位も購入することができますよ。


【福岡県・長浜鮮魚市場】解体ショーに大トロ握りも。本マグロづくしの一日が過ごせる市場

小さな子どもは、中おちをスプーンでこそげるのをお手伝い
対馬海流が流れ、プランクトンが豊富にある玄界灘。こちらで獲れた身のしまった美味しい魚を求めて、長浜鮮魚市場には全国からお客さんが訪れます。 通常は一般の方は入場できない市場が毎月第2土曜には、市民感謝デーとして開放。特に賑わいをみせる本マグロの解体ショーでは、観光客に助っ人をしてもらうなどのサプライズもありながら、数十~数百キロもある本マグロをさばいていきます。ショーの後には、実際に購入もできますよ。 ショーを見た後は、併設されている市場会館へ。割烹料理、お寿司、中華料理など新鮮な海鮮料理を食べられるお店が揃います。高級魚も手軽な価格で食べられる、この施設。売り切れることもあるのでお目当てのお店がある方は、早めに訪れて下さいね。

市場会館にある回転寿司屋「市場ずし 魚辰」のお寿司。テイクアウト用の盛り合わせもあり
------------- いかがでしたか? 朝市は、季節によりメニューや営業時間なども変わることがあるので、事前に確認をしてからお出かけくださいね。
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