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2016.05.25
京都の最旬カフェ♪ 茶筒の老舗・開化堂が手がける「Kaikado Café」がオープン
※こちらの記事は2016年5月25日に公開されたものです 京都の河原町七条に2016年5月21日、茶筒の老舗・開化堂がカフェ「Kaikado Café」をオープン。レトロな建物を大胆にリノベーションした開放的な空間や京都の名店とのコラボ商品で早くも話題を集めています。

市電の車庫兼事務所だったレトロ建築がカフェに大変身

カフェを運営するのは、銅や真鍮製の茶筒で知られる老舗「開化堂」。熟練の職人さんが作り上げる、お茶の風味を守るのに不可欠な気密性の高い茶筒は、今や海外でも高い評価を得ているんですよ。 場所は繁華街・四条河原町から京都駅へ向かう市バス・七条河原町停留所の目の前です。建物は明治から昭和にかけて運行していた市電の車庫兼事務所として使われていたもの。高い天井や電車のブレーキを再利用したドアノブなど、当時の面影を垣間見ることができます。

伝統工芸を身近に感じるきっかけの場に

店内は無機質な白い壁に、温もりある木のテーブルや棚が映えるシックな雰囲気。男女問わず好まれそうな空間です。 真っ先に目を引いたのはカウンターを照らすランプシェード。見覚えのあるその質感は、日ごろ開化堂で茶筒を作っている職人さんが同じ銅を使ってこの店のために製作したもの。茶筒もたくさんディスプレイされており、まるでギャラリーを訪れたよう。


壁面には大小の茶筒が並ぶ
老舗の伝統工芸品というと、遠い存在のように感じてしまいがちですが、実際に使うことで質の良さを体感できるのもこのお店のいいところ。 使われている茶筒や食器はその場で購入することもできるので、旅の思い出に、とっておきの一品を見つけてみてはいかがでしょう。

名店「HANAKAGO」とコラボしたオリジナルスイーツ

「HANAKAGO SET」(850円)、「コーヒー」(820円)
「HANAKAGO SET」はシュトーレン、赤ワインのパン、ガトーショコラの3種。烏丸御池エリアにあり、いくつもの料理店で採用されているベーカリー「HANAKAGO」とコラボしたもので、こちらのカフェに合わせて作られたスペシャルな一品。 香りが高く飲みやすいコーヒーは東京の「中川ワニ珈琲」より仕入れています。 木のプレートは「中川木工芸」、カトラリーは竹製品の老舗「公長齋小菅」で、いずれも京都の匠によるものです。

茶筒をイメージしたまあるいチーズケーキ

「チーズケーキ」(550円)、「アイスコーヒー」(820円)
チーズケーキは那須高原にある有名店「チーズガーデン」で特別に注文したもの。キュートな丸い形は茶筒をイメージしているそう。 しっとりとしたレアチーズはとろけるようななめらかさで、口いっぱいにほんのりとした酸味が広がります。下の部分はグラハム生地で香ばしく、ざくざくとした食感と少しの塩気がアクセントに。 アイスコーヒーなどのグラス類も茶筒をモチーフにしたものです。

「川」、「空」(各920円)
アルコールがお好みなら、兵庫・城崎温泉の地ビールがおすすめ。 ピルスナーの「空」、ヴァイツェンの「川」、城崎の名物・カニに合うよう作った「雪」など味の異なる3種類があります。男性にも喜ばれるドリンクを、と用意された品ですが、ネーミングにちなんだラベルもかわいくて女性にも人気が出そうですね。
レトロな雰囲気を残しつつ、窓を大きくしつらえた明るい店内は時間を忘れてくつろげそうな居心地の良さです。 メニューも増えていくそうなので、これから目が離せませんね。 街なかからは少し離れますが、わざわざ時間を作って訪れたくなる一軒です。

Kaikado Café
カイカドウカフェ
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