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2014.03.06
池袋ではじまるパンのニューウェーブ。トルコパンの専門店「デギルメン」
※こちらのお店は、現在閉店しております。 なかなか味わえない本格トルコパンのお店が、静かな話題になっています。その名も「デギルメン」。シミット、ポアチャ、アチュマなど、トルコならではの独特の風味を堪能しましょう。

トルコの石窯で焼き上げる本場の味わい


オーナーのオメルさん
にぎわうエチカ池袋を通り抜け、C1出口から地上へ出て徒歩2分。西口五差路からのびる大通り沿いにあるのが、トルコパン専門店「デギルメン」。製粉所という意味を持つ、2013年5月にオープンしたまだ新しいベーカリーです。店内にはトルコの陶器やタイル絵が飾られています。 オーナーのオメルさんは、母国トルコのパン屋で修行を積んだベテランのパン職人。日本の材料を上手に生かしながら、ポイントとなるゴマやチーズ、オリーブなどはトルコから取り寄せて、本場の味を再現しています。パンを焼き上げるのは、船で輸入したというトルコの石窯。仕上がりがぜんぜん違うのだそうです。

トルコで愛されてきた名物パンがずらり

やわらかいポアチャ(チーズ)は180円(右)、香ばしいシミットは150円(左)、アチュマ(オリーブ入り)は180円(奥)

ミルフィーユのような層のあるボレッキ(チーズ)は300円
「トルコパン」というと、なかなかイメージがつかないかもしれませんが、じつはパンの発祥はトルコ! ともいわれるほど、歴史が深いもの。トルコの主食も、もちろんパンです。ふかふかの日本のパンよりも発酵を抑え、塩や砂糖を生地に練り込んだ種類のものが多いのだとか。 同店にも、濃厚なゴマをまぶしたシミットや、お肉やホウレンソウなどの総菜が入ったポアチャ、バターたっぷりでデニッシュのようなアチュマなど、たくさんの種類のトルコパンが揃います。 なかでも、ユフカというパスタのようなもっちりパイ生地に、パセリ入りのトルコチーズを挟んだボレッキは、ひと手間をかけたオメルさんの自信作。ふしぎな食感と濃厚なチーズがよく合います。

お気に入りのトルコパンを見つけよう

こんなにも種類があり、おいしいトルコパン。なのに日本ではあまり見かけない理由を、オメルさんは「日本はお米の国というイメージが強くて、パンを広めようと思うトルコの人が少ないから」と話します。トルコの方が日本でパン屋を開くことの、貴重さが伝わってきますね。 トルコのパンにはわかりやすいように、目印にかわいい国旗入りのポップがついているので、どれを買うかじっくり吟味するのも楽しみのひとつです。

DEGIRMEN BAKERY
デギルメン ベーカリー
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谷川 梓
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