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2016.08.21
ずんだ味も♪ 夏の宮城土産にぴったりな、ひんやり&ぷるるん「水まんぢゅう」
※こちらの記事は2016年8月21日に公開されたものです 宮城県気仙沼市にある「御菓子司 いさみや(おんかししいさみや)」は、素材の味を大事にしたまんじゅうやゆべしに定評がある和菓子店。夏になると登場する水まんじゅうは、涼しげな見た目と、つるりとした食感が魅力です。この夏からは、新たな味も加わっていますよ。
地域の人々に愛される、昔ながらの和菓子
気仙沼市街から車で約30分。気仙沼市役所本吉総合支所の斜向かいに「御菓子司 いさみや」はあります。昭和22(1947)年に創業し、お茶請けや手土産を買い求める地元の人々が多く訪れる人気のお店です。 店内に足を踏み入れると、定番のまんじゅうやゆべしをはじめ、モナカやどら焼き、季節菓子など、バラエティ豊かな和菓子の数々が出迎えてくれます。常時40~50種類もの商品が並び、見ているだけで楽しく、あれもこれもと目移りしてしまいそうです。
夏のおやつにぴったりな、丸くてかわいい「水まんぢゅう」
「水まんぢゅう」(129円)。左から時計周りに、づんだ・いちご・レモン・こしあん
こちらが夏季限定の「水まんぢゅう」。葛粉や寒天などで作った生地で餡を包み、冷やし固めた水菓子です。味はづんだ・こしあん・いちご・レモンの4種類があり、それぞれに個性ある味わいを楽しめます。 ひんやりとした食感はもちろん、ビー玉のようにつややかで透き通った見た目も、夏の涼を感じさせてくれますよ。
づんだの餡は、枝豆のふくよかな甘みと香りが感じられる素朴な味わいです。毎日仕込むというこしあんは、しっとりなめらかな舌ざわり。冷たくぷるんとした生地と混じりあい、口の中に広がる上品な甘さに思わず頬がゆるみます。 いちごとレモンは、この夏から登場した新しい味です。白餡をベースに、いちごはラズベリーのピュレを、レモンはレモンピールを練りこみ、さわやかで甘酸っぱい風味に仕上がっています。
「ホヤぼーや」のかわいらしい表情にほっこり
ホヤぼーやモナカ ミルク金時(140円)
気仙沼の名物をモチーフにした観光キャラクター・ホヤぼーやをかたどった「ホヤぼーやモナカ ミルク金時」も、夏季限定の和菓子のひとつ。この夏の新商品で、“冷やして美味しい夏もなか”がテーマだそうです。 夏らしい清涼感のある真っ白な皮の中には、ミルク風味に仕上げた白餡と、ほっくりと炊いた鹿野子豆がたっぷり。練乳のまろやかなコクと豆の甘みがマッチして、ミルク金時のかき氷を思わせるような味わいになっています。 夏季限定の商品はいずれも8月末までなので、お早めにどうぞ。
和スイーツで季節の移ろいを楽しんで
さっくりワーズ ラズベリー(129円)
通年で楽しめる商品にも、かわいらしい和菓子がそろいます。 さっくりとした生地にほんのりピンク色のクリームをサンドした「さっくりワーズ ラズベリー」や、ほろほろと口の中でほどけるような食感が楽しめる「あわゆきさぶれ」(216円)などもおすすめです。
どら焼き(上から抹茶・あん・ごま各129円)
「御菓子司 いさみや」では、もっと和菓子に親しんでほしいという思いから、季節ごとや月替わりの限定商品を次々と作り出しています。季節感あふれる和菓子を通して、四季折々の風情を味わうことができますよ。 やさしい甘さに癒されながら、心やすらぐひとときを過ごしてみませんか。
御菓子司 いさみや
おんかししいさみや
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柴貴子 写真:板元義和
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