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2016.08.16
駅弁女子が選ぶ、全国のおいしい、かわいい「ご当地駅弁」9選
※こちらの記事は2016年8月16日に公開されたものです ご当地ならではの駅弁は、旅先でのお楽しみのひとつ。でも、どの駅のどんな駅弁がおすすめなのでしょうか? 日本全国を旅しながら約300点の駅弁を食べてきた「駅弁女子」こと、なかだえりさんに聞いてみました。
芳醇な前沢牛のうま味をさっぱりと「前沢牛ローストビーフ肉巻にぎり寿司」(岩手県・一ノ関駅)
岩手県・一ノ関駅(JR東北新幹線・東北本線ほか)の名物駅弁「前沢牛ローストビーフ肉巻にぎり寿司」(1350円)。 ●なかださんのコメント 岩手県産のブランド・前沢牛ローストビーフを、駅弁向けに改良したもの。とろけるように繊細な前沢牛のおいしさをしみじみと感じられる逸品です。酢飯と合わせることで、よりさっぱりといただけます。 [購入できる駅] 一ノ関駅(JR東日本) [TEL]0191-26-3000(斎藤松月堂)
宮城県の二大名物を贅沢に「気仙沼産ふかひれと仙台名物牛たん弁当」(宮城県・仙台駅)
宮城県・仙台駅(JR東北新幹線・東北本線ほか)で購入できる、「気仙沼産ふかひれと仙台名物牛たん弁当」(1350円)。 ●なかださんのコメント 宮城県気仙沼産「ふかひれ」と、仙台名物「牛たん」を一度に味わえる贅沢な一箱。牛たんだけだとちょっとヘビーかもという人には、このハーフ&ハーフがおすすめ。「駅弁誕生130周年」を記念してつくられた駅弁です。 [購入できる駅] 仙台駅(JR東日本) [TEL]022-293-1661(こばやし)
玉子焼の下には豪華なサプライズが!「えび千両ちらし」(新潟県・新潟駅)
新潟県・新潟駅(JR上越新幹線・信越本線ほか)で購入できる、「えび千両ちらし」(1200円)。 ●なかださんのコメント 黄金の包みを開けると、千両小判のような玉子焼きが敷き詰められています。上に乗っているのは卵焼きだけ?と思いきや、その下には慎ましやかに、でも豪華な魚介が隠されています。えびはもちろん、ぷりぷりのいか、酢でしめたこはだ、鰻の蒲焼き。それぞれ丁寧に味付けされた4種類の具材と酢飯を、おぼろ昆布がうまくまとめてくれます。 [購入できる駅] 新潟駅(JR東日本) [TEL]0250-21-6620(新発田三新軒)
素朴でシンプルなおいしさ「いわしのほっかぶり」(北海道・釧路駅)
北海道・釧路駅(JR根室本線)で購入できる、「いわしのほっかぶり」(1080円)。 ●なかださんのコメント 脂がのったいわしを酢漬けにし、スライス大根で包んだ一口サイズの握り寿司が8貫入っています。見た目はちょっと地味だけど、味の組み合せが絶妙で、素材のおいしさが存分に感じられます。いわし&さば各4貫ずつのバージョンもあり。 [購入できる駅] 釧路駅(JR北海道) [TEL]0154-51-5191(引田屋)
生野菜と一緒ならカツもヘルシーに「高原野菜とカツの弁当」(山梨県・小淵沢駅)
山梨県・小淵沢駅(JR中央本線・小海線)で購入できる、「高原野菜とカツの弁当」(1000円)。 ●なかださんのコメント 昭和45年、日本初の生野菜入り駅弁として発売されました。カツ弁当でありながらヘルシーというめずらしい駅弁です。チ キンを使って軽く仕上げたカツの横には、八ヶ岳山麓で採れた新鮮な生野菜がたっぷり。マヨネーズや塩をふりかけて、サラダ感覚でいただけます。 [購入できる駅] 小淵沢駅(JR東日本) [TEL]0551-36-2521(丸政)
東京の名店の味を一堂に「東京弁当」(東京都・東京駅)
東京都・東京駅(JR東海道線・中央本線ほか)限定の、「東京弁当」(1650円)。 ●なかださんのコメント その名もズバリ「東京弁当」は、一度は行ってみたい東京の名だたる老舗の味を集めた贅沢な駅弁。浅草今半の牛肉たけのこ煮、魚久のキングサーモ ン粕漬焼、すし玉青木の玉子焼……。まるで東京観光をしている気分になれる一品です。お弁当に添えられた駅舎の赤レンガの絵ハガキを、誰に送ろうかなと思いめぐらすのも楽しみの一つ。 [購入できる駅] 東京駅(JR東日本) [TEL]0120-658-078(日本レストランエンタプライズ・お客様相談室)
見た目も味もかにづくし「山陰鳥取かにめし」(鳥取県・鳥取駅)
鳥取県・鳥取駅(JR山陰本線・因美線)で購入できる「山陰鳥取かにめし」(1250円)。 ●なかださんのコメント 全国に数あるかにめしでも、パッケージから中身まで、これほど“かに純度”が高い駅弁はないというのが「山陰鳥取かにめし」。地元で水揚げされたかには、さすが日本海産というおいしさ。ご飯が見えないくらいに乗ったほぐし身はしっとりしていて、はさみまで付いています。炊き込みご飯にも、濃厚なかにのうまみが染み込んでいて、これぞ100%かにづくし弁当! [購入できる駅] 鳥取駅(JR西日本) [TEL]0857-26-1311(元祖かに寿司アベ鳥取堂)
淡雪のような「いかしゅうまい」が主役「いか三昧弁当」(佐賀県・唐津駅)
佐賀県・唐津駅(JR唐津線・筑肥線)、福岡県・博多駅(山陽新幹線、九州新幹線ほか) ●なかださんのコメント いかの町・呼子ならではの「いか三昧弁当」は、会席料理の料理人が手がけた本格的ないか料理が14種類も! いかめしやいかの有馬煮、いか入り 玉子焼きなど、「いかってこんな食べ方があったんだ」と思わず感激。どれも味わい深いけれど、特に呼子萬坊が発祥という名物「いかしゅうまい」は淡雪のようなやわらかさです。 [購入できる駅] 博多駅、唐津駅(JR九州) [TEL]0955-82-4888(呼子萬坊)
大正時代から愛される伝統の味「かしわめし」(福岡県・折尾駅)
福岡県・折尾駅(JR鹿児島本線・筑豊本線)などで購入できる、東筑軒の「かしわめし」(770円)。 ●なかださんのコメント 関西や九州などでは、鶏肉のことを「かしわ」と呼びます。折尾駅の名物「かしわめし」は、大正時代から愛され続ける一度は食べておきたい駅弁。 あっさり味の鶏のダシで炊いたご飯の上に、鶏刻み肉、刻み海苔、錦糸卵を斜めに並べた大胆なデザインで、彩りがとってもきれい。ちょっとずつ箸で崩し、自分好みに混ぜて食べるのがおすすめです。 [購入できる駅] 折尾駅(JR九州) [TEL]093-601-2345(東筑軒)
見た目も華やかな駅弁は、旅の高揚感をさらに盛り上げてくれます。 ご当地でしかなかなか味わえない希少なおいしさを、ぜひ楽しんでみて。
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構成 なかだえり
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