
東京からわずか1時間、海を臨むリゾートで見つけたすてきな時間
2015.06.22

都心から約1時間、もっとも身近なリゾート地「小田原」を訪れました。潮風をほのかに感じながら町をめぐり、ゆっくり観察してみると、これまで気づかなかった色々な発見がありました。
気軽に日常を忘れられる場所
電車の車窓から見える景色は相模川を過ぎたあたりから一気に緑が深くなり、少しずつ日常から旅モードに切り替わります。
小田原駅に到着したのは朝の9時。友達と二人、そこからタクシーで石垣山方面へ向かいます。町中を抜け高台をのぼった先にあるのが、最初の目的地「一夜城 Yoroizuka Farm」。パティシエの鎧塚俊彦さんが拓いた農場です。
小田原駅に到着したのは朝の9時。友達と二人、そこからタクシーで石垣山方面へ向かいます。町中を抜け高台をのぼった先にあるのが、最初の目的地「一夜城 Yoroizuka Farm」。パティシエの鎧塚俊彦さんが拓いた農場です。

目の前に広がるのは、外国を思わせるかわいらしい農園風景でした。聞けば、この土地を気に入った鎧塚さん自ら畑を開拓し、丹念に育ててきた農場だそう。
惹かれるように農園へ駆け寄ると、山の上にいるのに、手が届きそうなほど海が近くに感じられる景色が飛び込んできました。
この涼しい風も、ぜんぶ自分たちだけのもの。贅沢な時間です。
風に誘われるように、ファーム内を散策。丁寧に育てられている草花や果実に、都会ではあまり感じない季節の恵みとみなぎるような力強さに触れることができ、生きている実感がわいてきました。
惹かれるように農園へ駆け寄ると、山の上にいるのに、手が届きそうなほど海が近くに感じられる景色が飛び込んできました。
この涼しい風も、ぜんぶ自分たちだけのもの。贅沢な時間です。
風に誘われるように、ファーム内を散策。丁寧に育てられている草花や果実に、都会ではあまり感じない季節の恵みとみなぎるような力強さに触れることができ、生きている実感がわいてきました。


散策中、鎧塚さんの依頼でこの愛らしいファームを管理しているというおじさまに出会いました。そして、ここで育てているフルーツやハーブなどについて教えてもらいました。なんと、養蜂場も備えているそうです。旅先で出会う人の話には、いつも新鮮な驚きと楽しみがあります。
ひとめぐりしたところで、いよいよ併設のパティスリーへ。
扉を開けると、ショーケースには鎧塚さん渾身のスイーツやパンがズラリ。
“土地を慈しみ、素材を大切に使う”
そんなシェフの思いが、ファームでとれたフルーツを使った、ここでしか食べられないケーキ一つひとつに込められているのを感じ、私自身も、ものに対するこだわりを大切にしようと思いました。
有名パティシエのケーキは東京でいつでも食べられるけど、こういう場所だからこそ出会える特別な感動があります。
ケーキを一口食べた時の友達のとびきりの笑顔を見たとき、この旅がすてきなものになる予感がして嬉しくなりました。
ひとめぐりしたところで、いよいよ併設のパティスリーへ。
扉を開けると、ショーケースには鎧塚さん渾身のスイーツやパンがズラリ。
“土地を慈しみ、素材を大切に使う”
そんなシェフの思いが、ファームでとれたフルーツを使った、ここでしか食べられないケーキ一つひとつに込められているのを感じ、私自身も、ものに対するこだわりを大切にしようと思いました。
有名パティシエのケーキは東京でいつでも食べられるけど、こういう場所だからこそ出会える特別な感動があります。
ケーキを一口食べた時の友達のとびきりの笑顔を見たとき、この旅がすてきなものになる予感がして嬉しくなりました。


もうすぐ見納めです。 改修前の小田原城へ
これまで遠くから眺めることはあっても、なかなか足が向かなかった場所「小田原城」。でも、もうすぐ天守閣の工事(※)に入ってしまうということを聞き、改修前最後の姿を拝みにきました。


朝のさわやかな農園でパワーチャージしたので一息に天守閣へ向かいます。
3重4階建て立派な天守の急な階段を、力いっぱい上りました。これでひとまず見納めかと思うと、少し感傷的な気持ちにも・・・。
それでも最上階にたどり着いた先に見た、小田原城下と相模湾を一望する景色に、胸を打たれずにはいらせません。晴れやかな小さな達成感とともに、歴史上の人物もきっとこの風景に感動したに違いないと、友達と二人、どこか納得顔で微笑みあいました。ここに来るとなんだか、明日への活力がわいてきます。
※天守閣は平成27年7月1日~平成28年4月30日まで耐震改修工事及び展示リニューアルのため休館
3重4階建て立派な天守の急な階段を、力いっぱい上りました。これでひとまず見納めかと思うと、少し感傷的な気持ちにも・・・。
それでも最上階にたどり着いた先に見た、小田原城下と相模湾を一望する景色に、胸を打たれずにはいらせません。晴れやかな小さな達成感とともに、歴史上の人物もきっとこの風景に感動したに違いないと、友達と二人、どこか納得顔で微笑みあいました。ここに来るとなんだか、明日への活力がわいてきます。
※天守閣は平成27年7月1日~平成28年4月30日まで耐震改修工事及び展示リニューアルのため休館

のんびりと1泊して、贅沢なリゾート時間を味わいます
さて、小田原観光の王道コースを楽しんだあとは、少し早めの時間にホテルへチェックイン。都心からなら日帰りで十分に楽しめる小田原だけど、近場だからこそ泊まりでたっぷりリゾート時間を過ごすのが最高の贅沢だと思う。日常から離れたリゾートホテルが疲れたからだを癒してくれるのです。
今夜の宿泊先はヒルトン小田原リゾート&スパ。相模湾を一望する高台に広がる、滞在型リゾートです。
今夜の宿泊先はヒルトン小田原リゾート&スパ。相模湾を一望する高台に広がる、滞在型リゾートです。


客室は白を基調とした明るく広々とした空間。落ち着いた贅沢な時間を過ごすことができる、モダンで高級感あるたたずまいです。小田原提灯をモチーフにした照明が飾られていたり、壁には東海道や小田原城に因んだクロマツのシルエットが。
地元の文化や歴史をさりげなく感じさせる、粋な演出。ともすれば気づかず通りすぎてしまいそうなこうした気遣いを発見すると、ほんの少し、うれしくなります。
地元の文化や歴史をさりげなく感じさせる、粋な演出。ともすれば気づかず通りすぎてしまいそうなこうした気遣いを発見すると、ほんの少し、うれしくなります。


心を休めるマイペースな滞在。小田原の旅で見えてきたもの

思い立ったときにすぐ出かけられることも、小田原の魅力。
忙しく観光地をめぐるのとはまた違う、マイペースな旅。それは、ふだん見過ごしている大切なものを改めて感じる旅であるとともに、普段のあなたを脱ぎ捨て、最高のあなたに出会える旅といえるかもしれません。
忙しく観光地をめぐるのとはまた違う、マイペースな旅。それは、ふだん見過ごしている大切なものを改めて感じる旅であるとともに、普段のあなたを脱ぎ捨て、最高のあなたに出会える旅といえるかもしれません。

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文:もりことり