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パリから45分。シャンパンと大聖堂の街、ランスへ

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パリから45分。シャンパンと大聖堂の街、ランスへ
高級酒・シャンパンの街として世界的に有名なシャンパーニュ地方の中心地、ランス。太陽王と呼ばれたルイ14世をはじめ、歴代フランス国王の戴冠式が行なわれた地でもあります。ちょっと敷居が高いかな、と尻込みしてしまいそう? いえいえ、シャンパンがもっと身近に感じられる旅にご案内します。

旅の始まりは、世界遺産・ランスのノートルダム大聖堂へ

パリ・東駅(Gare de l'Est)から高速鉄道・TGVに乗り45分でランスに到着。駅を出てすぐ右手にある観光案内所でランス市内の地図(無料)を手に入れたら、さぁ街へ。駅を背にしてジャン・バティスト・ラングレ広場をまっすぐ進むと、華麗な彫刻が施された壮大な建物「ランスのノートルダム大聖堂」が現れます。ランスのノートルダム大聖堂は、隣接の「トー宮殿」、市内の「サン-レミ旧大修道院」ととともに、1991年ユネスコの世界遺産に登録されました。大聖堂に入ると、建物の中とは思えないほどの明るさに驚きます。18世紀、教会内のろうそく代を節約するために、ステンドグラスの一部を透明なガラスに変えたことによるものです。

旅の始まりは、世界遺産・ランスのノートルダム大聖堂へ
教会は市民の祈りの場。おしゃべりは控えめに祭壇の奥へと進むと、シャガールが手掛けたステンドグラスの前に到着します。ビル10階に相当する約40mもの高さから注ぎ込む、幻想的な青い光。たくさんの見学者が“シャガールブルー”の美しさを前に言葉を失ったように立ちすくんでいました。

○ランスのノートルダム大聖堂
[所] 3 Rue Guillaume de Machault, 51100 Reims, France
[TEL] +33-3-26-47-55-34
[時間] 7:30~19:30(日曜、祝日は~19:15)
[料金] 入場無料
[HP] http://www.cathedrale-reims.com/

いよいよシャンパン・メゾン訪問。予約不要のテタンジェへ

いよいよシャンパン・メゾン訪問。予約不要のテタンジェへ
ランスでは、さまざまなシャンパンメーカーでカーヴ(貯蔵庫)を見学することができます。HPで予約をするのが一般的ですが、フランス語か英語を使わなければならないのが悩みどころ。そんななか、「CHAMPAGNE TAITTINGER(シャンパーニュ・テタンジェ)」の見学は予約不要なので、気軽に足を運ぶことができます。ランスのノートルダム大聖堂から歩いて15分ほどの近さです。

1734年に創業したテタンジェ社は、家族経営のシャンパン・メゾン。2014年のノーベル賞授賞式の晩餐会で提供されたほか、2014年のサッカーW杯ブラジル大会で、公式シャンパンに認定された実績のある世界的に有名なメゾンです。

地下18mのシャンパンカーヴへ

受付を済ませ、「テタンジェ」を紹介する映像を見たら、ガイドの案内でカーヴの見学です。シャンパンカーヴへ続く長いらせん階段を下りるにつれて、徐々に室温が下がっていくことを肌で感じます。訪れたのはフランスが70年来の猛暑となった日で、外の気温は40℃を超えていました。ところがカーヴ内は10℃前後、つまり野外との気温差はなんと30℃。まさに天国のような涼しさでした。普段からカーヴの中は肌寒さを感じる気温なので、羽織るものを持ってきてくださいね。歩きやすい靴も必須です。

地下18mのシャンパンカーヴへ
壁に描かれているのは、チボー4世。十字軍の遠征からシャルドネ種の祖先といわれるブドウの苗木を持ち帰りました。この紋章は「テタンジェ」のシャンパンのすべてのボトルに刻印されています。

「テタンジェ」のカーヴが造られたのは古代ローマ4世紀。当時のランスはローマ人の石切り場となっていました。石が切り出された後に残った空洞は年中10℃前後の気温をキープできることがわかり、時を経た今もなお、シャンパンを醸造するカーヴとして使用されています。
ずらりと並べられたシャンパンボトル

お待ちかねの試飲タイム

階段を上り、薄暗いカーヴから一転、やさしい光が差し込む試飲会場へ。「テタンジェ」のシャンパンは瓶内で二次発酵させ、最低3年はカーヴで熟成させます。こちらでは3つの試飲コースが用意されており、それぞれ1~3種類のシャンパンを味わうことができます。グラスを手に取ったら、乾杯もフランス式で。合言葉は「サンテ!(健康の意味)」スタッフの説明を聴いた後にいただくシャンパンは、さらに味わい深く感じられます。

お待ちかねの試飲タイム

 「テタンジェには、10年かけて熟成されるビンテージシャンパンもあれば、友達同士で気軽に開けてほしいシャンパンもあります」と話すのは広報室のアクセルさん。「難しい話は抜き。好きかどうか、おいしく感じるか、どうかですよ。ワイン同様、シャンパンも開封して時間が過ぎると、その味や香りに変化が現れます。1本のボトルを時間をかけ、ゆっくり楽しむのも味わい深いものです」

○CHAMPAGNE TAITTINGER(シャンパーニュテタンジェ)
[所] 9, Place St-Nicaise, 51100 Reims, France
[TEL] +33-3-26-85-45-35
[営] 9:30~17:30
[休] 2015年11月11日までは無休。それ以降は要問い合わせ
[料] 16.5~41ユーロ(テイスティングするシャンパンの種類と量により異なる)
[HP] http://www.taittinger.com/

アクセルさん
今年の7月5日、このシャンパーニュ地方のブドウ畑や製造施設、地下貯蔵庫などが新たにユネスコの世界遺産に登録されました。パリから少し足を延ばすだけで、多くの世界遺産に触れることができます。世界遺産とシャンパンの繊細な泡に酔いしれる旅、ランスに足を運んでみませんか?

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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