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新百合ヶ丘「ニチニチ」の日々に寄りそう、やさしいパン|by PARIS mag

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新百合ヶ丘「ニチニチ」の日々に寄りそう、やさしいパン|by PARIS mag
毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、新百合ヶ丘の「ニチニチ」をご紹介します。
毎日の朝食として欠かせないパン。なかでも食パンはその手軽さはもちろん、トーストしたり、サンドイッチにしたり、そのまま食べたりといろいろな楽しみ方があるので子どもから大人まで大好きな方も多いはず。

毎日食べるものだからこそ、「身体にやさしく、おいしいものにこだわりたい」。そんな願いを叶えてくれるパン屋さんをご紹介します。
ゆったりとした時間が流れる静かな街並みのなか、新百合ケ丘駅から歩くこと約8分。『nichinichi(ニチニチ)』に到着です。
シェフの川島善行さんにお話を伺いました。

日々に寄りそうパン屋

『ニチニチ』は2016年12月に新百合ケ丘にオープンしたパン屋さん。シェフの川島さんは地元というわけでもなく、この地にゆかりもなかったそうですが、たくさんの物件を見てきてここ新百合ケ丘に決めたのだそう。

「このお店がある場所って、手前にあるコンビニを過ぎると、本当に住宅街で周りに何もないんです。でも、だからこそこういう場所でお店ができたら、自分ができること、パンを焼くことがここに住む人たちのためになるんじゃないかと思ったんです」と川島さん。
お店のコンセプトは「人の日常に、日々に寄りそう」。店名も「日々」を「日日」に変換して、『ニチニチ』と付けたのだそうです。

「オープンする前に、メニューをどうするか考えたときにも、この地に暮らす人たちに寄りそったパンを作ろうと思って、店先の道に座ってどんな人が通るか見ていたこともありました(笑)」。

この辺りでは、スイミングスクールやキッズクラブがあり、子どもも多いのだそう。そうした家族で暮らす人たちに合うパンをと、約60種類ものパンを焼いています。

「丘の上食パン」を使った「黒川卵のだし巻きサンド」

「丘の上食パン」を使った「黒川卵のだし巻きサンド」
お店がオープンすると朝から次々とお客さんが訪れていました。みなさんが必ずと言っていいほど手にとっていたのが「黒川卵のだし巻きサンド」です!
たまごは地元・市川進養鶏場の「黒川の産みたて卵」を使っています。

「この卵の卵白がすごくプルプルしていたので、この特徴を生かせないかなと考えました。食感も普通のだし巻きだとつまらないから、蒸し焼きにしてプリンみたいなプルプルの食感にしました」とそのこだわりを川島さんが教えてくれました。
このサンドイッチのために開発したのが、「丘の上食パン」という山型食パン。口どけもよく、甘さと塩気がほどよい食パンはだし巻きととてもマッチしています。

「食パンは、トーストするかサンドイッチにするか、あとはそのまま生で食べるかだと思んです。トーストするならこの食パン、サンドイッチならこの食パンというふうにそれぞれに合う食パンを作っています」と川島さん。

耳までやわらかいnichinichi食パン

耳までやわらかいnichinichi食パン 上:「丘の上食パン」、下:「nichinichi食パン」
お店のロゴが焼印されたこちらは、お店のスペシャリテ「nichinichi食パン」。どんな特徴があるのか川島さんに教えていただきました。

「この食パンは、カルピス発酵バターを使っています。牛乳をカルピスにするときに出る、いらない脂肪分がカルピスバターです。それをさらに発酵させているので、他のバターと比べてものすごく香りがいいんですよ」。

カルピス発酵バターを使うことで、生で食べてもおいしいのはもちろん、トーストするとまた違う風味が出ておいしいのだとか!
食パンの耳にもこだわりが。

「食パンの耳も同じパン。その小麦を作ってくださる生産者さんもいますし、残さず食べてほしいんです。だから耳の部分をできるだけ薄くして、焼かなくても固くないですし、焼いたらサクサクになるように作っています」と川島さん。

カットする際はちょっと厚めがおすすめとのことで、5枚切りにしてもらいました。そのままいただくと、その柔らかさにまず驚きます、そして口いっぱいに広がるバターの香り。トーストすると、しっとり&ふわふわで、耳の部分はサックリと軽い食感。何ものせなくても風味豊かで、そのまま1枚完食してしまうほど。

小麦の個性を生かした「キタノカオリ食パン」

小麦の個性を生かした「キタノカオリ食パン」
こちらは、川島さんのおすすめ「キタノカオリ食パン」。

「キタノカオリという小麦がすごく特色のある粉で、でんぷんのアミノペクチンが多く、もちもちとした食感になるんです。お米に例えると、キタノカオリはもち米気質。それを最大限に生かしてなにかできないかなと思ってこの食パンを作ることにしました」
「でも、主張が強すぎると、例えばサンドイッチでもパンだけが残ってしまいますよね。特に食事パンは、食事を引き立てる脇役だと思っているんです。だから、最初のもちもちのあとはすっと消えていくのが理想で作りました」と川島さん。

そのまま食べる方が多いそうですが、なかにはアイスと生クリームを挟んで食べているという声も!普通だったら、アイスとパンだとパンが残ってしまいますが、しっとりもちもちしていながらすっと消えるので一体感があるのだそう。みなさんいろいろな楽しみ方をしているようです。

食材へのこだわり

食材へのこだわり
お店で使用する約11種類の小麦粉は、なんとライ麦も含めてすべて北海道産のみ!
「日本の小麦のなかで、北海道はやはり土地も広大ですし、小麦自体にすごく味があるんです。キタノカオリも、『nichinichi食パン』で使っている春よ恋という小麦も、それぞれまた違った特色がある。だから、牛乳で食パンを作るならこの小麦、もちもちさせたいならこの小麦だよね、というふうにその小麦を選ぶ理由がそれぞれにしっかりとあるんです」と話す川島さん。
「しんゆりフォカッチャ」
食材も国産のものや、オーガニックのドライフルーツなどにこだわっていて、身体にやさしくおいしいパンを焼いています。また、野菜も地元近くで採れた野菜や、直接農家さんから仕入れることもあるそうです。
食材も国産のものや、オーガニックのドライフルーツなどにこだわっていて、身体にやさしくおいしいパンを焼いています。また、野菜も地元近くで採れた野菜や、直接農家さんから仕入れることもあるそうです。
お店をオープンしてから半年が過ぎ、新しいメニューも考えていきたいという川島さん。「人の日々に寄りそう」を大切に、これからの私たちの食卓にどんなパンを登場させてくれるのか楽しみですね。

『ニチニチ』では、日常に寄りそった、そっと支えてくれるようなパンとの出会いが待っています。食パンをはじめ、毎日食べたくなるパンがきっと見つかるはず。
PARIS mag編集部

PARIS mag編集部

Paris magは、日本とパリにおけるシンプルで上質なライフスタイルを提案するwebマガジンです。

http://parismag.jp/

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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