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ヒュッゲを愛する暮らしのかたち「デンマーク・デザイン」展へ【展覧会のタネ】

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ヒュッゲを愛する暮らしのかたち「デンマーク・デザイン」展へ【展覧会のタネ】
【編集部コラム|きょうのタネ】

東京・新宿にある「東郷青児記念 損保ジャパン本興亜美術館」で11月23日から「日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」展がスタート。先日行なわれたレセプションに参加してきましたので、会場の様子とともに本展をご紹介します。

※美術館より特別に写真撮影の許可を得て撮影しています。
※ヒュッゲとは、デンマーク語で「温かな居心地のよい雰囲気」という意味の言葉。

デザイン大国、デンマーク

デザイン大国、デンマーク ロイヤル コペンハーゲンで作られていた<ブルーフラワー>の皿
レゴブロックやアンデルセン童話でおなじみのデンマーク。九州ほどの小さな国土に約570万人が暮らし、世界で最も幸福な国として知られています。また、近年人気を集める北欧デザインの中でも数々の巨匠を輩出し続けるデザイン大国でもあります。
アーネ・ヤコプスン(アルネ・ヤコブセン)が手がけた肘掛椅子<エッグチェア>など
特に、第二次世界大戦後の1950年代から60年代は、技術的な進歩のおかげで、デンマーク・デザインが飛躍。アーネ・ヤコプスン(アルネ・ヤコブセン)やハンス・ヴィーイナ(ウェグナー)など有名デザイナーが優れた作品を創り出しました。

シンプルでモダン。機能性のある美しさ

シンプルでモダン。機能性のある美しさ フィン・ユールがデザインした椅子たち
デンマーク・デザインの特徴は、シンプルでモダン、機能美があるのが特徴。そして、素材やデザインに表現された自然との親和性は日本人の価値観にも通じるものとよくいわれています。
ハンス・ヴィ―イナ(ウェグナー)の<ラウンドチェア/ザ・チェア>
会場にはデンマーク博物館の学術協力のもと、19世紀後半からデンマーク近代デザインの黄金期ともいえるミッド・センチュリーを経て現代に至る、家具、食器、照明器具、日用雑貨などがずらり。
憧れの椅子に座って、妄想をふくらませる絶好のチャンス♪ 撮影もOK
会場の最後には、ハンス・ヴィーイナ(ウェグナー)のデザインした数種類の椅子に座ることができるコーナーも設置され、世界中で愛され続けるデンマーク・デザインの魅力を知ることができます。

社会福祉の充実から生まれたデザイン

社会福祉の充実から生まれたデザイン ハンス・ヴィ―イナ(ウェグナー)の<ピーコックチェア>など
このようなデンマーク・デザインには、誰もが良質で快適な住まいを持つことを推奨してきた福祉国家としてのデンマークの姿勢がうかがえます。
たとえば、デンマークは国民が負担する税金の額は非常に高いものの、子どもから成人まで無償で学ぶことができる教育システムがあり、医療・雇用・介護などの面でも国から支援を受けられるそう。

また、「非営利住宅」の配給など住宅制度も整っていて、国民ひとりひとりが快適な住まいを持つことが推奨されてきた歴史があります。

ヒュッゲ(あたたかな居心地のよい雰囲気)を愛する暮らし

ヒュッゲ(あたたかな居心地のよい雰囲気)を愛する暮らし
少ない日照時間と厳しい寒さから、室内で過ごす時間が長いと言われるデンマーク。暮らしに欠かせない家具や日用品は、シンプルでありながらぬくもりを感じさせるデザインになっています。
ヤコプ・イェンスンの玩具<デンマークのバイキング>
そのデザインは、きっと家の中で家族や友人たちと団らんし、楽しい時間を過ごす「Hygge(ヒュッゲ)」を何よりも大切にしているデンマーク人の暮らしや文化を象徴する、美しいひとつのカタチなのでしょう。
作品を鑑賞するだけではなく、実際に作品に触れることもできる本展に、足を運んでみてはいかがでしょうか。

「日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」

新宿区西新宿1丁目26-1 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館42FMAP

03-5777-8600 (ハローダイヤル)

10:00~18:00、金曜は~19:00 ※入館は閉館30分前まで

月曜、祝日の場合は開館

「日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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