サンドブームが起こっている京都。町を歩けば、惣菜系からスイーツ系まで独自のスタイルを持つ魅力的なサンドイッチが見つかります。今回は、ジャンルにとらわれない個性派サンドイッチをご紹介。サンドイッチの新たな魅力に出会えますよ。
グリルしたフルーツが甘塩っぱい新食感!「ハーベストデイズ」
「グリルドパイナップルとボローニャソーセージのチーズマフィンサンド」(1100円)
四条烏丸交差点すぐの「COCON KARASUMA」に、今年3月オープンした季節のフルーツをテーマに展開するカフェ&ダイニング「ハーベストデイズ」。
こちらでは、ドリンクやデザートだけでなく、サラダやフルーツサンド、食事系サンドなど、さまざまな料理にも旬の果物がふんだんに使われていて、ヘルシーな食事が楽しめます。
グリルしたパイナップルと、ボローニャソーセージをイングリッシュマフィンに挟んだサンドイッチは、ソーセージとチーズの塩気に、グリルすることで甘味が増したパインが相性ばつぐん。ハラペーニョの辛さもアクセントです。
“手毬歌”から着想を得た小さなサンド。「Cafe T.M en」
「京手毬サンドテイクアウトセット」(1200円・要予約)。だし巻き、ポテサラの生ハム添え、和牛肉の甘辛煮、サーモンとクリームチーズ、ミニあんパンのセット
京阪神宮丸太町駅から徒歩8分の「Cafe T.M en(カフェティーエムエン)」は、コーヒーにこだわる夫と、料理好きの妻という城戸さん夫妻が営むカフェ。
実地さんが作る食事はユニークなものが多く、食感のアクセントとしてごはんを忍ばせたあんパンは、上品な甘さとモチモチ食感が楽しいひと品。夫・てるおさんが淹れる爽やかな酸味のオリジナルブレンドコーヒーにもぴったりです。
祖母が歌ってくれた手毬歌をヒントに作ったという「京手毬サンド」は、直径4センチと小ぶりながら具材もたっぷりで食べごたえもありますよ。イートインはもちろん、テイクアウトのかわいらしいボックスタイプもあるのでピクニックのおともにいかがですか?
ベトナム好きの店主がつくるエスニックな風味。「チエリヤ」
「バインミー 干しえびオムレツ」(500円)
旅先のベトナムで、現地のサンドイッチ・バインミーに魅了された店主の大城千恵理さんが営む「CHIERiYA (チエリヤ)」。三条京阪駅から徒歩5分の場所にあるお店は、手作り感のある、くつろぎの雰囲気がただよいます。酵素玄米を使った健康的な定食やマクロビ焼き菓子などがメニューに並びます。
看板メニューのバインミーは、おいしさを追求し、オリジナルのソフトフランスパンと本場の調味料を使用。 「干しえびオムレツ」のバインミーは、干しえびを入れた玉子焼、なます、パクチーをチリベースの特製ソースで仕上げたエスニックな味わいのサンドイッチです。
築100年の町家で味わうオープンサンド。「café 火裏蓮花」
「豆カレーのオープンサンド」(平日限定・14 時まではドリンク・デザート付き。1188 円)
「café 火裏蓮花」は、姉小路柳馬場の路地裏にある隠れ家のようなカフェ。一番奥のカウンター席からは、中庭が眺められます。ランチや軽食のオープンサンドのほか、自家製ドリンクなどがそろいます。夏にはオーナーこだわりのかき氷、柑橘系の「橘香るけづり氷」と、甘糀を使った「今様あまづらの白きに」の2種類が登場。
「豆カレーのオープンサンド」は、進々堂のパン・ド・ミに、豆とカボチャがゴロゴロ入ったスパイシーカレー、とろとろチーズをトッピング。ざっくり香ばしいパンに具材が絡まり、お互いのおいしさを引き出しています。
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特集「三度目の京都」
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