
紅葉に五平餅、栗スイーツetc.ベストシーズンの岐阜・恵那で過ごす秋の休日
2018.10.20

岐阜県の南東部に位置する恵那市は、山に囲まれた自然豊かな町。名古屋からは車でも電車でも約1時間で行くことができ、心地よい山の空気の中で楽しめるさまざまな名所・名物があるのでちょっとお出かけするのにぴったりなエリアです。
最近ではご当地グルメ「五平餅」が人気を集め、都会の人々に休日の場として活用してもらおうとさまざまな企画を提案する「恵那休」と呼ばれるプロジェクトが発足するなど、若い世代からも注目されるように。さらに秋は紅葉が見ごろを迎え、名物である栗きんとんも美味しい季節。そこで今回はベストシーズンを迎えた恵那でおすすめしたい、休日を過ごすのにぴったりなスポットをご紹介します。
最近ではご当地グルメ「五平餅」が人気を集め、都会の人々に休日の場として活用してもらおうとさまざまな企画を提案する「恵那休」と呼ばれるプロジェクトが発足するなど、若い世代からも注目されるように。さらに秋は紅葉が見ごろを迎え、名物である栗きんとんも美味しい季節。そこで今回はベストシーズンを迎えた恵那でおすすめしたい、休日を過ごすのにぴったりなスポットをご紹介します。
ドラマの舞台になった昭和レトロな商店街や城下町
まずは山間に残る城下町を訪ね、田園風景を走るローカル線、明知鉄道で「岩村」へ。木造の駅舎が残る「岩村駅」を降りると、タイムスリップしたような街並みが広がっています。ここには日本三大山城として知られる「岩村城址」があり、麓には江戸時代の商家や造り酒屋が立ち並んでいて、城下町の風情を今も残す場所です。

城下町の一角には明治時代の旧銀行を利用した観光案内所もあるので、マップなど観光情報をチェックして散策しましょう。城下町から駅方面へと続く商店街はNHKの朝ドラ「半分、青い。」のロケに使われたことで一躍有名になりました。昔ながらの商店や看板が残っていて昭和の雰囲気を漂わせています。

岩村でぜひ楽しみたいのが、山里ならではのおやつ。この地の郷土料理である五平餅は、専門店はもちろん、城下町にある多くの店で売られていて、それぞれお店の味があります。
さらに岩村の名物として知られるのが、厚焼き玉子のような見た目が特徴のカステラ。220年以上の歴史を持つ「松浦軒本店」が有名です。しっとりした食感と素朴な味わいで親しまれています。
さらに岩村の名物として知られるのが、厚焼き玉子のような見た目が特徴のカステラ。220年以上の歴史を持つ「松浦軒本店」が有名です。しっとりした食感と素朴な味わいで親しまれています。
岩村観光案内所(町並みふれあいの舘)(イワムラチョウカンコウアンナイジョ(マチナミフレアイノヤカタ))
0573-43-3231
9:00~16:00
年末年始のみ
恵那の美味しいを集めたテーマパーク「銀の森」
恵那のグルメを語る上で外せないのが、森の中に4つのレストラン&カフェ、5つのショップが集まる食のテーマパーク「銀の森」。恵那の名産品が並ぶスーベニアショップや出汁や佃煮などご飯のお供をそろえる専門店など、森の中を歩きながらたくさんの美味しいものを見つけることができます。特にレストランのランチバイキングは、週末には行列ができるほど大人気です。

恵那の名物「栗きんとん」などを販売する栗菓子の専門店「美栗舎(みくりや)」では、秋限定の商品も登場しています。さらに7月にニューオープンした、どんぐりなど木の実を使ったお菓子が並ぶパティスリー「パティスリー ギンノモリ」では、秋らしいタルトや焼き菓子をお土産にすることができますよ。

園内の散策道の途中にはベンチやテラス席もあるので、購入した商品を屋外で味わうのもおすすめ。見晴らしのいいテラスからは恵那山を望むことができます。
恵那 銀の森(エナギンノモリ)
0800-200-5095
10:00~18:00(1~3月は10:00~17:00)
12/31、1/1のみ、12~6月は水曜※祝日は営業
絶景を楽しめる「恵那峡遊覧船」で紅葉狩り

恵那の景勝地として昔から知られているのが、恵那峡。大井川ダムの建設によりできたダム湖が広がっていて、湖沿いに点在する奇石や四季折々に移り変わる山の風景を眺めることができる「恵那峡遊覧船」が運行しています。紅葉の見ごろは毎年10月下旬~11月中旬ごろ。常緑樹もあるので、緑や赤、黄とさまざまな色で彩られた恵那峡を船から優雅に楽しんでみてください。
恵那峡遊覧船(エナキョウユウランセン)
0573-25-4800
9:00~16:30※季節により異なる、詳細は下記公式サイトで確認を
無休※天候により運行の場合あり
日本の原風景が広がる「坂折棚田」

恵那市の北部、恵那峡からは車で30分ほど山間へ入った場所に広がるのが、日本の棚田百選にも選ばれている「坂折棚田」。江戸時代初期に開拓されたと伝えられる歴史ある棚田で、石垣を組んで作られた300枚以上の田畑が山の斜面に広がっています。棚田全体を見渡せる場所に作られた展望広場からの景色は壮観。散策コースもあり、手軽なものであれば30分ほどで見どころを周ることができます。

桜が舞い散る4月や水田が広がる夏の景色も美しいですが「坂折棚田」は秋から冬にかけても風情があり、特に秋の夕暮れは、郷愁を誘います。さらに10月末からはLEDで棚田をライトアップするイベントも実施しているので、そのまま待って、静かな暗がりの段々畑に灯る光を楽しんでみても。農家民宿をしているところもあるので、宿泊して山村の暮らしを体験するのもおすすめです。
今回は秋のおすすめスポットをご紹介しましたが、春夏秋冬さまざまな魅力に溢れる恵那市。名古屋からは日帰りでも十分楽しめるエリアなので、紹介したスポットを巡ってみるのもいいですし、どこか一つでゆったり過ごしてみても。恵那の豊かな自然や食を自分なりのスタイルで楽しんでみてくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:田口真由美