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歴史の町の新たな魅力を探して、JR成田線でレトロな小旅行はいかが?

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歴史の町の新たな魅力を探して、JR成田線でレトロな小旅行はいかが?
北総エリアと呼ばれる、千葉県の北西部。かつて利根川の水運で栄えた町々から、新たな魅力を発信するスポットが話題を集めています。JR総武本線から成田線へ。心がほっとなごむ風景や、歴史と伝統をいかしたおいしいもの、かわいい建物をめぐる小旅行へでかけてみませんか。

【南酒々井駅】酒蔵カフェが話題の「飯沼本家・酒々井まがり家」

【南酒々井駅】酒蔵カフェが話題の「飯沼本家・酒々井まがり家」 豊かな自然のなかにある酒蔵カフェ。糀ドリンク豆乳、ブルーベリー(各486円)、餡に酒粕を練りこんだ抹茶白玉ぜんざい(648円)
JR総武本線が千葉駅を過ぎると、列車はかつて成田道の宿場町として栄えた酒々井町に入ります。総武本線と成田線の分岐点あたりにあるのが、この地で300年以上の歴史をもつ「飯沼本家」。千葉県内でも有数の大きな日本酒の蔵元です。

「甲子正宗」が有名なこの蔵元では、敷地内に江戸時代の豪農宅を移築。古民家空間をつかった酒蔵カフェとショップが人気を集めています。
2階のギャラリーでは関東近県のクラフト作家の企画展を開催
カフェには蔵元ならではのスイーツがいっぱい。酒々井の湧き水と自家製のお米や糀を使って1杯ずつ丁寧にいれる糀ドリンクや、抹茶白玉ぜんざい、抹茶と酒饅頭のセット(756円)など、目移りしてしまいそう。

酒蔵カフェのある建物は、母屋と馬屋をL字型に一体化させた、曲がり家と呼ばれる日本の伝統的な家屋。そんな建物を探訪しつつ、2階のギャラリーも見学を。こちらでは陶芸家やガラス工芸家などの企画展を随時開催。磨きこまれた梁や柱、レトロなガラス窓のある広々とした空間でのんびりクラフト鑑賞ができますよ。
帰りにはショップで古酒トリュフ(1080円)や甲子 蔵元の生糀(540円)などのおみやげもチェック(左)。レトロな応接室(右)
飯沼本家では要予約で酒蔵見学も実施しています。最新の醸造工程が見られるほか、明治時代建築の酒蔵や傘天井が美しい応接室などをめぐれば、ちょっとしたタイムトラベルのような気分です。

飯沼本家・酒々井まがり家(イイヌマホンケシスイマガリヤ)

千葉県酒々井町馬橋106MAP

043-496-1001

10:00~18:00(酒蔵カフェは~16:30)

月曜(祝日の場合は翌日休)

http://www.iinumahonke.co.jp/

酒蔵見学は1人972円、要予約

飯沼本家・酒々井まがり家

【下総神崎駅】「道の駅 発酵の里こうざき」で伝統の食文化にふれて

【下総神崎駅】「道の駅 発酵の里こうざき」で伝統の食文化にふれて すぐ近くの印西市にある無農薬ファーム・芝海農園の自家製ピクルス(540円~)
酒々井駅から成田線に乗り、下総神崎駅へ。ここからタクシーで7分のところに、利根川の河畔に神崎町の道の駅「発酵の里 こうざき」があります。

注目は全国でも珍しい発酵フードの専門店「発酵市場」。こちらは、酒蔵や醤油蔵が多く、醸造文化が発達してきた町の特色にちなんでオープンしたものだそう。
発酵市場の店内
店内には、地元・神崎や周辺の北総エリアのほか、全国からよりすぐった発酵フードが勢ぞろい。出雲大社の御神酒と出雲生姜を使った粉末甘酒(600円)など、からだをやさしく整えてくれそうな食品に出会えます。
豚の味噌麹焼き定食(950円)、クロワッサン各種(1個180円~)
敷地内には、伝統的な日本料理の食文化に欠かせない発酵の素「ニホンコウジカビ」をテーマにしたレストランも。新鮮な野菜と発酵食品を使った豚の味噌麹焼き定食や発酵定食(950円)などのほか、焼き立てのパンなどでランチにするのもよさそうです。

道の駅 発酵の里こうざき(ミチノエキハッコウノサトコウザキ)

千葉県神崎町松崎855MAP

0478-70-1711

9:00~18:00(レストランは10:00~)

無休

道の駅 発酵の里こうざき

【佐原駅】「小江戸さわら舟めぐり」でゆらり旅人気分

【佐原駅】「小江戸さわら舟めぐり」でゆらり旅人気分 小野川の両岸に連なるレトロな建物を舟から眺めて
下総神崎駅からふたたび成田線に乗り、香取市佐原へ。JR佐原駅から15分ほど歩いたところにある旧市街は、関東地方で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたエリア。江戸時代、利根川の水運業で栄えた華やかな歴史を今に伝えています。

ここでは、ミニクルーズ・小江戸さわら舟めぐりに乗船してみましょう。

水鳥も姿を見せる舟めぐり。冬は船上にこたつが登場する
運航しているのは、サッパ舟とよばれる伝統の櫓舟。現在はモーターも付いていますが、船頭さんによる櫓さばきやトークは伝統を感じさせるもの。のんびりと古の旅人気分を楽しんでみては。

舟は樋橋から万代橋の間を約30分で往復。営業時間内は随時出航するので、それほど待たずに乗船できますよ。

小江戸さわら舟めぐり(コエドサワラフナメグリ)

千葉県香取市佐原イ1730-3MAP

0478-55-9380 (ぶれきめら)

10:00~15:30(季節によって~16:30)

悪天時、増・渇水時

小江戸さわら舟めぐり

【佐原駅】明治時代の建物を使う「甘味いなえ」へ

【佐原駅】明治時代の建物を使う「甘味いなえ」へ 間口の広い風情ある建物
昔ながらの荒物屋さん、食品屋さん、おみやげもの屋さんなどが軒を連ねていて、見てまわるだけでも楽しめる佐原。

そんな旧市街さんぽ途中に立ち寄りたいのが「甘味いなえ」です。明治時代に建てられた旧文具商の母屋や蔵をリノベーションし、数年前にオープンしました。
濃厚なバニラアイスをのせたクリームあんみつ760円
定番は、抹茶や黒糖など3色の自家製寒天と、京都から取り寄せる自然な甘みのこし餡を使ったあんみつ。自家製の白みつと黒みつをたっぷりかけていただきましょう。

冬期限定のぜんざい、通年食べられるかき氷も人気です。
蔵から中庭と母屋を眺めて(左)、甘味処店内(右)。フォトジェニックな建物で記念撮影を楽しむのもよさそう
ひと息ついたら、店内をめぐってみるのもおすすめです。母屋と中庭を挟んで建つ蔵はギャラリーになっていて、内部が見学できるほか、棟つづきで雑貨のセレクトショップも併設。地元作家の陶器や、こだわりのおみやげを販売しています。

甘味いなえ(カンミイナエ)

千葉県香取市佐原イ511MAP

0478-54-7575

10:30~17:00

水曜

甘味いなえ

【佐原駅】レトロで新しい宿「佐原商家町ホテル NIPPONIA」

【佐原駅】レトロで新しい宿「佐原商家町ホテル NIPPONIA」 レストランのコース料理イメージ。ランチ3024円~、ディナー5400円~
最後は、2018年3月にオープンした佐原中心部で一番新しいホテルを訪ねてみましょう。

こちらは、1855(安政2)年建築の旧商家をメイン棟、周辺の旧料亭や土蔵などの歴史的建築物を客室棟として利用しているユニークな町家ホテルです。

江戸時代の建物をいかした和洋折衷のレストラン。県の有形文化財でもある
メイン棟の2階にあるレストランは、フレンチの技法を駆使した地産地消の「佐原料理」がテーマ。

シェフ自ら地元農家を訪ねて探す旬の野菜やフルーツ、銚子から届く魚介類などをふんだんに使った見た目にも美しいコース料理が楽しめます。レストランは、ランチ、ディナーともビジター利用が可能です。
明治時代後期建築の土蔵を丸ごとメゾネットタイプの客室としたYATA棟102号室
蔵、料亭、商家など個性豊かな客室は、それぞれの建築をいかしつつ古材を使って快適にリノベーションしたもの。佐原ならではのレトロモダンなスタイルでもてなしてくれます。2019年春には客室棟がさらに増え、全13室となる予定。1棟1室スタイルの部屋も多いので、好みの部屋は早めに予約を。

佐原商家町ホテル NIPPONIA(サワラショウカマチホテルニッポニア)

千葉県香取市佐原イ1720MAP

0120-210-289

IN15:00/OUT10:00(レストランは11:30~14:00、17:30~20:00)

無休(レストランは不定休)

佐原商家町ホテル NIPPONIA

成田線で歴史と自然が息づく北総エリアへ

いかがでしたか?東京から約1~2時間で気軽に訪れることができる北総エリア。大都市圏からほんの少し離れるだけで、驚くほど豊かな森や丘、歴史ある街並みが広がっていて、日帰りでも想像以上にわくわくする旅が楽しめますよ。利根川の流れに沿って、のんびり、ゆったり。渋滞を気にせず、列車でほっこり旅を楽しんでみては。
JR東日本 千葉支社

JR東日本 千葉支社

北総エリアへは東京駅からJR成田空港行きの快速で直通、または成田駅で銚子行きの成田線に乗り換えます。お出かけ前にルートや運行情報をチェックして、列車旅をどうぞお楽しみください。

http://www.jreast.co.jp/chiba/

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