
和の花で作るリースやランプシェードを。「日本の花」がテーマのお花屋さん「楠田商店」
2019.04.07

福岡市の中心部である天神から地下鉄で10分ほどの、六本松エリアの路地裏にある花屋「楠田商店」は、日本の花をメインに扱う珍しい花屋です。周辺の花屋ではあまり目にすることのない、鉢ものや枝もの、山野草などに出会えます。四季折々の表情を見せる、素朴で愛らしい日本の花の魅力と親しみ方を教えてくれます。
ビルの1階にある和の趣を感じる佇まい
地下鉄六本松駅から徒歩5分。大通りから少し路地に入った場所に「楠田商店」はあります。紺色の暖簾を目印に店の前に行くと、苗や鉢物がずらりと並んでいます。
「日本の花」をテーマにした花屋
店内では日本の花をメインに販売。小さくて可憐な花を咲かせる鉢物や苗、オブジェのような枝ものなど、四季折々の植物が置かれています。もともと四季のある日本は、その日に咲く花をその日に楽しむ「一日一花」という文化がありました。
洋ものの花束も華やかで美しいけれど、昔から親しまれていたのは日本の土地に自生する季節の野花。楠田商店ではそんな日本独特の気候で育つ花のことや、四季を愛でる日本人ならではの古来からの植物の親しみ方を知ることができます。
和花材を使った飾りものも魅力的
店主の楠田さんが作るリースやランプシェードなど、草木を楽しむ飾りにも注目。枯葉や枝など、その時々の植物からのインスピレーションで作る作品は、生花を生けて観賞するだけでなく、生き物として変化していく過程を楽しめます。
日本の気候で自然に育ち、開花する日本の花々をそろえる楠田商店。店主の楠田さんとの会話を通して日本の植物についてより深く知ることができ、新たな楽しみ方を見つけられるかもしれませんよ。
楠田商店(クスダショウテン)
092-716-3223
10:00〜19:00
日曜不定休
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:上川奈穂美