
ふわふわなたんぽぽの綿毛が溢れる幻想的なアトリエ「HIMITO(光水土)」でピールアート体験を
2019.09.30
北陸新幹線で、アクセスも便利になった金沢。レトロな街並みには、見どころも多く、これからの季節は着物を着てちょっとしたことりっぷも楽しいですね。そんな女子旅にぜひ立ち寄ってみたい、フォトジェニックなアトリエをご紹介します。
犀川のほとりに建つ緑が印象的なビル

金沢駅前から出ている周遊バスに乗り「桜橋」で下車して、徒歩3分程。金沢市内を流れる大きな2つの川のうちの一つ、犀川(サイガワ)の穏やかな流れのほとりに「HIMITO(光水土・ヒミト)」はあります。ふわりと風にゆれるカーテンをくぐって、お店に入ってみましょう。
おとぎの世界のような不思議な空間
お店の中に入るとびっくり!天井から吊り下げられたたくさんのたんぽぽの綿毛に、別世界に迷い込んだような気持ちになります。店主の才田さんに、「いらっしゃい」と暖かく迎えられ、その幻想的な空間をうっとりと満喫できます。


「美しい果物の再生」ピールアート
才田さんは、果物や野菜の皮(ピール)や、卵の殻などを主な素材とする創造芸術「ピールアート」の創始者です。店内には、美しいピールアートがたくさん展示されていて、その細かい技には見入ってしまうほど。「包んだり支えたりして命を守っているもの」として、普通は捨ててしまう部分を慈しむように、見事にアート作品へと昇華させています。

旅の思い出にピールアート体験を

事前に予約をすると、ピールアートも体験できます。果肉を大事に包み、育てあげた後の果皮を使い、果肉の恵みはジュースのように絞ってそのまま頂きます。用意された型で好きなようにピールに穴を開ける作業は、とても楽しく夢中になってしまいます。才田さんの優しいお話と、清々しい香りに包まれながらの創作は、素敵な旅の思い出になりますよ。ピールアートは持ち帰って長く楽しむことができます。

可愛い名前のついた不思議なお茶をどうぞ

HIMITOでは、作品の一つとしてお茶を楽しむことができます。個性的なポットに入ったお茶には、「天使の誘惑」「恋の予感」など、才田さんの遊び心のつまった名前がそれぞれついていて、おかわりは自由です。まずは、ちょこっと味見をして、お気に入りを見つけたら、美しい空間を眺めながらのんびり味わってみてくださいね。
お茶の代金とは別に、写真撮影をした方は入口にいるカメさんにチップを渡すという可愛いシステム。集まったお金は、小学校などへピールアートを通じて「もったいない授業」を行う資金になるそう。他にも女性の心や体に精通していて、全国で講座も行う才田さん。温かい心遣いあふれる幻想的な空間で、ゆったりほっこり癒やされる「HIMITO」にぜひ訪れてみてくださいね。
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文:まんまる