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京の冬のご馳走「蒸し寿司」が味わえる老舗の名店へ

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京の冬のご馳走「蒸し寿司」が味わえる老舗の名店へ
京都発祥ともいわれる冬のご馳走のひとつに「蒸し寿司」があります。せいろで蒸したバラ寿司で、温い(ぬくい)という関西の言葉から別名「ぬく寿司」とも呼ばれます。具の定番は錦糸玉子と穴子、そのほかイカやきくらげなどはお店によりさまざま。温めてよりおいしくなるよう、酢や調味料の配合もひと工夫されています。京都の街なかにある、冬限定の味が楽しめる老舗のすし店を4軒紹介します。

隠れ穴子がたっぷり♪小さいサイズもある冬の味「千登利亭」

隠れ穴子がたっぷり♪小さいサイズもある冬の味「千登利亭」 大きな寿司ネタがのる「蒸し寿司」(1800円/税別)。蒸し寿司の期間は10月下旬~4月上旬。小さいサイズは900円(税別)
京都にある禅宗で最も古いといわれる建仁寺にほど近く、東に祇園、南西に宮川町と花街に囲まれた場所にある「千登利亭」。1899(明治32)年創業後、暖簾を守り現在4代目と家族で営むアットホームな雰囲気のお店です。
桜の花見の頃まで提供される蒸し寿司は、食欲をそそる香りもごちそう。錦糸玉子の下に1本弱の穴子を惜しげもなくたっぷり入れた、ふわふわのお寿司。やさしい甘みと旨味を楽しみましょう。

店頭の湯気に誘われて…地元で愛される名店「寿司 乙羽」

店頭の湯気に誘われて…地元で愛される名店「寿司 乙羽」 「むしすし」(1400円/税別)。蒸し寿司の期間は10月10日~3月中旬。錦糸玉子の下には焼き穴子など具だくさん
肌寒さを感じ始める季節、新京極通に面した店先で蒸籠から温かな湯気が上がれば、蒸し寿司が味わえる合図。店内はもちろん持ち帰りでも楽しめます。
香ばしく焼き上げた穴子、鱧そぼろ、甘く炊いたシイタケやかんぴょうなど具だくさんの寿司飯に、錦糸玉子を敷いた蒸し寿司は、冬の名物として地元の人たちに親しまれてきた一品。蓋を開ければ一面の錦糸玉子、焼き穴子が登場するワクワク感に心も身体もほっこり温まります。

寿司 乙羽(すしおとわ)

京都市中京区新京極通四条上ル中之町565MAP

075-221-2412

11:00~20:30(テイクアウトは~21:00)

月曜(祝日の場合は営業)

寿司 乙羽

ふんわり甘めの寿司飯に彩り豊かな具材「ひさご寿し」

ふんわり甘めの寿司飯に彩り豊かな具材「ひさご寿し」 「蒸し寿し」(1850円/税別)。蒸し寿司の期間は12月1日~2月末。ほんのり甘辛い焼き穴子が特徴的
繁華街の河原町通り沿いにあり、持ち帰りでも人気の寿司店。ガラス越しに板場が見え、寿司職人の鮮やかな技を見ることができるのも楽しみです。
現在3代目が暖簾を守る店は、甘めの寿司飯に華やかな具をあしらう名代ちらし寿司がリピーターのお目当て。冬になるとそのオーダーが蒸し寿司に替わります。注文が入ってから蒸されるので、待ち時間は十数分かかりますが、店でタレを付けて焼き上げた穴子など手の込んだ味は、毎冬訪れたくなります。

ひさご寿し(ひさごずし)

京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町344MAP

075-221-5409

10:00~20:30(テイクアウトは9:30~)

水曜

ひさご寿し

イカの風味がきいた、昔と変わらぬ独自の製法「末廣」

イカの風味がきいた、昔と変わらぬ独自の製法「末廣」 見た目も上品な「蒸し寿司」(1600円/税別)。蒸し寿司の期間は11月1日~3月末。持ち帰りは1700円(税別)
天保年間(1830~1843年)、京都御所の南に店を構えたのがはじまりという京寿司の名店。宮内庁御用達の歴史を持ち、地元の人の出前や持ち帰り寿司として愛されてきました。
昔から変わらぬ独自の製法で作り上げる蒸し寿司は、炊いたかんぴょうとシイタケ、キクラゲに、イカゲソのミンチを混ぜ込んだ酢飯に、刻んだ焼き穴子をたっぷりのせ、それをまた覆い隠すように錦糸玉子が一面に。蒸すことで具材の味がシャリにいきわたり、ホクホクの食感が楽しめます。

末廣(すえひろ)

京都市中京区寺町通二条上ル要法寺前町711MAP

075-231-1363

11:00~18:30(月曜が祝日の場合は~17:00)※売り切れ次第閉店

月曜(祝日の場合は翌日休)

末廣

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