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出会えるパンは、その日のお楽しみ!押上『手づくりのデリとパン cafe cocona』|by PARISmag

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出会えるパンは、その日のお楽しみ!押上『手づくりのデリとパン cafe cocona』|by PARISmag
毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、今回は押上にある『手づくりのデリとパン cafe cocona』をご紹介します。
今回訪れたのは、スカイツリーを近くに望める押上駅。サラリーマンをはじめ、観光で訪れる外国人の旅行客、新しい建物ができたことで若者も増え、さまざまな人たちが行き交うこのエリア。おいしいデリとパンのお店を見つけたので、紹介したいと思います。

押上駅から徒いて数分のところにある『手づくりのデリとパン cafe cocona』。マンションの1Fにある小さなお店には、作り手のワクワクがぎゅっと詰まったデリとパンが所狭しと並んでいます。お店を開いたきっかけやパン作りのこだわりについてなど、お店を営む矢ケ崎さんにお話を伺いました。

尽きない探究心!一期一会を楽しむパンがずらり

尽きない探究心!一期一会を楽しむパンがずらり
『cafe cocona』には、サンドイッチやパン、フルーツサンド、マフィンなど合わせて20〜30種類ほどの商品がずらりと並んでいます!手づくりのデリをサンドするパンの種類は、丸パンに食パン、バゲット、ベーグル、チャバタ…などさまざま。ときには、大きなカンパーニュや編み込みパンを焼くこともあるそう!
料理やパン、お菓子作りが好きだったという矢ケ崎さんが『cafe cocona』をオープンしたのは、2018年6月16日のこと。パンもデリも手づくりというお店には、矢ケ崎さんの「好きを楽しむ」気持ちがありました。

「もともと料理が好きだったので、自宅を改造して総菜屋さんを5年くらいしていたこともあったのですが、両親が他界したことや子どもたちも成人していたこともあって、思いきって『もう1度自分で何かをやってみたい』という想いが強くなって。パンも大好きだったので、自分の作ったパンに自分が作った料理を詰めてお店を作りたいなと思い、始めることにしました」。
サンドするデリやパンは、その日そのときで変わります。これほどさまざまなパンやデリを作ったり、考えたりするのは大変なのかと思いきや、矢ケ崎さんにとってそれは苦労とは違うのだそう。

「定番のパンやサンドイッチもありますが、考えることが好きなのでいろいろと作りたくなるんです!だから、それをあまり苦労と感じていないのだと思います。営業の仕事をしていたこともあるので、同じものがコンスタントに売れて、利益が出ればラクだというのはわかるんですけどね。でも、そこで違うことをやってみることで、考えたり、悩んだり、失敗したりする。多分そういうのが楽しいんだと思います。嫌だったらこれほど種類を作ってないですよ(笑)」。
丸パンを使ったサンドを見ても、その種類の多さにどれにしようか目移りしてしまうほど。さらに食パン、ベーグルなどいろいろなサンドイッチが並びます
休みの日には、「この具材を組み合わせたらどうだろう?」と試作をしたり、いろんなお店に足を運んだりと、日々研究しているのだとか。とても研究熱心な矢ケ崎さん。お話を聞いていると、とても楽しそうな、ワクワクとした気持ちが伝わってきました。

「娘が2人も協力してくれて、『こんなのどう?』とか『これ知ってる?』と、アイデアをくれるんです。彼女たちからも、いろいろと吸収させてもらって、それを形にして、味を見てもらって。そういう、いい循環がありますね。いつも試作を食べてもらっています(笑)」。

「パン屋さんの気まぐれおにぎり」など、気になるメニューも!

低温長時間発酵で作る、もちもちのパン

低温長時間発酵で作る、もちもちのパン 「cocona」は粉にこだわるという意味から。もともと考えていた漢字の「粉粉(ここな)」をローマ字にしたそう
矢ケ崎さんがパンを一番始めに作ったのは、小学生の頃!パン作りは独学で、「どうやったらパン屋さんのようないい香りが出るんだろう?」と何度も何度も試行錯誤を重ねてきたのだそう。

おいしさが長く続くようにとイーストを極力抑え、低温長時間発酵で作られた『cafe cocona』のパンはもちもち!イーストを多く使えば短い時間で作れるパンですが、そうするとパンの老化が早くなってしまうのだとか。そのため、前日の夜に仕込んだ生地を冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて発酵させているのだそうです。サンドイッチなど、テイクアウトをするお客さんが多いということもあり、持って帰って食べてもおいしいが続くようにと、時間をかけています。粉も独自のブレンドで、国産小麦と外国の小麦と合わせています。
そんなこだわりのパンを使ったサンドイッチから、今回いただいたのは「サバのレモンバジルサンド」と「ハムカツ焼きそば」!
ツナサンドのように、子どもたちも食べやすいサバサンド!
「サバのレモンバジルサンド」は、蒸したサバをほぐし、そこに缶詰のサバの骨の部分を加えるというひと手間が。玉ねぎと和えたシャキシャキの食感と、レモンとバジルが爽やかな1品です。

丸パンはコロンと小ぶりなのに、緻密で食べ応えも十分。歯切れがよくて、ほのかに甘みがあり、噛むほどに小麦の風味が広がります。
ボリュームいっぱいの「ハムカツ焼きそば」は男性からの人気も高いメニューの1つ。食パンの間には、チーズ、焼きそば、ハムカツ、オムレツ&ケチャップがサンドされています。焼きそばやオムレツはお店で手づくりしています。また、厚さにこだわったボロニアソーセージを使ったハムカツもお店で揚げているんです!食パンは耳まで白くて柔らかで、ボリュームいっぱいなのに、ペロリと食べられちゃうから不思議。

サンドイッチにする食材は、「いろいろ作ってみたいから」と、毎回さまざまなお店へ出かけて選んでいるそう。これだけ種類が多いのは、そうして自分たちの足を使って仕入れているからなんですね。

ダイナミックなフルーツサンド

ダイナミックなフルーツサンド
そして、『cafe cocona』で忘れてはいけないのがフルーツサンド!矢ケ崎さんがおいしいと思う組み合わせや、季節のフルーツふんだんに使ったフルーツサンドは、女性のお客さんからも人気を集めています。土日には、早いとお昼過ぎに売り切れてしまうことも!
フルーツミックスサンド
テイクアウトはもちろん、イートインもできます
「もともと、趣味の延長としてやりたいという気持ちもあったので、売り上げがどうこうという考えがあまりなくて…。自分が食べたいものを、食べておいしいと思ったものを、みなさんに召し上がっていただきたいというのが根底にあるんだと思います。『おいしい』って言われれたいんです(笑)。今後は、お店でパン作りのワークショップなどもできたらいいなと思っています」。

お客さんの「おいしかった!」という声が何よりうれしいと話す矢ケ崎さん。その言葉がバネになって、またパンを創作する意欲につながるのだそう。矢ケ崎さんのワクワクした気持ちが詰まったパンをぜひ味わってみてください。

手づくりのデリとパン cafe cocona

東京都 東京都墨田区業平4-7-14 リベルテ押上 1F MAP

8:30〜19:00 ※イートイン16時まで、商品が無くなり次第終了


※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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