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【たび好きの本棚vol.5】読んで楽しむ、おいしい時間。おやつがテーマの3冊

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【たび好きの本棚vol.5】読んで楽しむ、おいしい時間。おやつがテーマの3冊
あったらとにかく嬉しいものの代表、おやつ。今回は“おやつ”をテーマにした、アンソロジー小説&エッセイをご紹介します。

懐かしい駄菓子に、家庭での手作りのひと品、旅先の思い出まで、作家さんならではの美味しそうな描写に思わず同じものが食べたくなってしまいます。日々のおやつ時間にゆっくり読み進めるのもいいですね。

『とっておきのおやつ。5つのおやつアンソロジー』

現代を舞台にした作品から異世界ファンタジーまでのラインナップがそろう「集英社オレンジ文庫」は、“物語好きのあなたに贈る、ライト文芸レーベル”がテーマの文庫。『とっておきのおやつ。5つのおやつアンソロジー』は、甘いものをテーマにした5つのストーリーが収められた短編集です。

『とっておきのおやつ。5つのおやつアンソロジー』
女性の複雑な対人関係と気持ちを描いた『レンタルフレンド』をはじめ、5つのストーリーには、デザートブッフェ、たい焼き、フレンチトーストといった甘いものがスパイス的に登場。どの物語にもテンポの良い会話と魅力的なキャラクターが登場するのでワクワクしながら読み進められますよ。
【book data】
著者:青木 祐子/阿部 暁子/久賀 理世/小湊 悠貴/椹野 道流
出版社:集英社
発売日:2018年9月20日
価格:560円(税抜)

『アンソロジー おやつ』

「餃子」や「カレーライス」などをテーマにした、パルコ出版の食べ物アンソロジーのシリーズのうちの1冊、『アンソロジー おやつ』。収録されている作品は、タレントとしても活躍する阿川佐和子さんや時代小説の名手・池波正太郎さんなど、42人のおやつにまつわるエッセイです。

『アンソロジー おやつ』
書き手にとって思い出の「おやつ」は甘いお菓子に限定されず、しょっぱいもの、スナックや粉もんなどさまざま。書き手それぞれの記憶がゆっくりと語られます。戦後や高度経済成長期の、洋菓子がまだ物珍しかった時代背景の作品は、ノスタルジーを感じて心にじんわりと染みます。作家の個性も豊かで気になる書き手に出会える楽しみもありますよ。
【book data】
著者:阿川佐和子/阿部艶子ほか
出版社:PARCO出版
発売日:2014年2月1日
価格:1600円(税抜)

『3時のおやつ 』

かばんに入れて持ち歩きもしやすいサイズの、ポプラ文庫『3時のおやつ 』。子ども時代の懐かしい手作りのケーキやクッキー、駄菓子などのとっておきにまつわる豊かな思い出を、30人の人気クリエイターが語ったエッセイのアンソロジーです。

『3時のおやつ 』
クリエイターそれぞれの思い出にある“私のおやつ”には、おいしい記憶がたっぷり詰まっています。子ども時代を振り返るエッセイでは、おやつの記憶の温かさに包まれ、読んでいる自分までおやつの時間の特別感を思い出させてくれます。大人になってからの出来事を綴った作品は、おやつを一緒に食べる相手や状況も幸せな記憶とリンクしていることに共感。読んだ後は、自分のとっておきのおやつに思いを馳せたくなりますよ。
【book data】
著者:平松 洋子/大島 真寿美 ほか
出版社:ポプラ社
発売日:2014年9月
価格:580円(税抜)

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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