
レトロな雰囲気が魅力。郵便局をリノベーションしたすてきなカフェ&本屋さん
2021.01.30

明治から昭和のはじめにかけて全国で建てられた郵便局舎。当時の流行の様式や文化、地域性などがうかがえ、文化財として保存されているものも多くあります。現在はカフェなどに活用されている場所もあり、当時に思いを馳せながら過ごすのもすてきです。今回は5つをご紹介。いつか行きたいまちや住んでいるまちでも探してみてくださいね。
【富山県射水市】時間を忘れる古本屋さん「ひらすま書房」

かつての宿場町・荒町通り沿いにある「LETTER」は、大正時代に建てられた旧小杉郵便局をリノベーションした施設。1階にあるのが古本屋「ひらすま書房」です。移動販売を中心に始まり、店主・本居さんの自宅の一角で営業していたお店が移転オープンしたものです。
置いてあるのは新しい古本や、小さな出版社が発行したリトルプレスなど。絵本や暮らし方、働き方、食など、気軽に読める本が棚いっぱいに並び、時間を忘れて夢中になれます。
置いてあるのは新しい古本や、小さな出版社が発行したリトルプレスなど。絵本や暮らし方、働き方、食など、気軽に読める本が棚いっぱいに並び、時間を忘れて夢中になれます。

ひらすま書房(ヒラスマショボウ)
080-4251-0424
11:00〜18:00
火曜※営業日は月ごとに公式HPで告知
【茨城県つくば市】筑波山麓の人気店「カフェ ポステン」
筑波山のふもとにある「カフェ ポステン」。昭和初期に建てられ、1962年まで郵便局として使われていた建物をリノベーションし、2008年にオープンしたお店です。顔のついた郵便受けやブルーのドア、赤い自転車がかわいらしい目印です。メニューは自家焙煎コーヒーをはじめ、奥久慈などのこだわりの紅茶、地元食材が満載のプレート、季節のケーキ、焼き菓子など。テイクアウトで楽しめるメニューも充実しています。
カフェ ポステン(カフェポステン)
029-867-5565
11:00〜17:30(L.O.)
火曜、ほか不定休あり
【長野県軽井沢町】現役の郵便局と甘味処が並ぶ「里」
山小屋のような外観が軽井沢の街並みによく似合う「軽井沢駅前郵便局」。写真の左にも同じ建物が続き、「甘味処 里(さと)」が入っています。こちらでは手づくりのあんみつやおしるこなどの甘味や抹茶、クリームソーダなどのほか、お雑煮やすいとん(冬季のみ)といった軽食も楽しめます。店内は10席ほどでこぢんまりしていて、明るく落ち着いた雰囲気。駅の近くですが、ゆったりとしたひとときを過ごせそうです。
【奈良県御所市】資料館も♪「郵便名柄館 テガミカフェ」
大正時代に建てられた郵便局をリノベーションし、カフェ&資料館として2015年にオープンした「郵便名柄館 テガミカフェ」。実際に使われていた郵便用の人車や家具、古い絵はがきなども展示しています。カフェの食事もおいしいと評判。月替わりの「テガミランチ」(写真)は地元産の野菜やお米、豆腐、卵などがたっぷり。ドリンクや自家製スイーツも充実しています。「テガミランチ」はほぼ同じ内容のお弁当も販売しています。
郵便名柄館 Tegami Cafe(ユウビンナガラカンテガミカフェ)
0745-60-8386
11:00~16:00、カフェは~15:30(L.O.)
火・水曜
【兵庫県神戸市】田園の中に現れる「kobe ozo Cafe 901」
三田市と境を接する神戸市の北端、大沢(おおぞう)町にあり、住所が名前になっている「kobe ozo Cafe 901」。数十年放置されていた旧郵便局をリノベーションし、看板や家具なども手作りでオープンしたカフェです。周りはのどかな田園風景が広がり、野菜や果物、お米の生産や酪農もさかんな地域。大阪で飲食店で腕をふるっていた店主が新鮮な地元食材をたっぷり使って作るおいしいランチや自家焙煎コーヒーなどを、ゆったりと楽しめます。
Kobe ozo Cafe 901(コウベオオゾウカフェキュウマルイチ)
078-223-7678
11:00〜18:00
木・金曜
いかがでしたか?今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したスポットをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:高柳涼子