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春の倉敷でアートと伝統にふれる、1泊2日の癒やされトリップ

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春の倉敷でアートと伝統にふれる、1泊2日の癒やされトリップ
白壁と黒い瓦、柳並木が調和した町並みが残る岡山県の倉敷美観地区。舟運路となった倉敷川を中心に、江戸から昭和にかけての面影が町並みに混在しています。通りにはアートや伝統にふれるミュージアムが点在。かつて集積物を保管するために建てられた蔵や町家はカフェやショップに再生され、散策の楽しみになっています。今回はそんな倉敷美観地区の素敵なスポットをめぐる、1泊2日の春旅へとご案内。春の陽気に誘われて、風情漂う町並み散策に出かけましょう。
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世界に誇る名画に出会う「大原美術館」へ

世界に誇る名画に出会う「大原美術館」へ 優美な姿をたたえる本館
まずは、倉敷美観地区のシンボルである「大原美術館」でアート鑑賞。日本で初めての西洋美術中心の私立美術館として誕生し、古代ギリシャ・ローマ神殿風の風格あるたたずまいで迎えてくれます。本館、分館、工芸・東洋館の3館で構成され、倉敷美観地区内には4館目となる新児島館(仮称)が暫定開館中です。
(左上)エル・グレコ作『受胎告知』(右上)児島虎次郎作『和服を着たベルギーの少女』(左下)本館2階の展示室(右下)芹沢銈介が手がけた工芸・東洋館
大原美術館は、画家の児島虎次郎が作品を収集し、1930(昭和5)年に実業家の大原孫三郎によって設立されました。本館には、モネやピカソ、ゴーギャンといった虎次郎が買い付けした名画が並びます。なかでも美術館を代表する作品は、エル・グレコ作の『受胎告知』。日本で見られるエル・グレコの作品は2点のみといわれており、そのうちの貴重な1作品です。

ほかにも近・現代の日本洋画などの作品を展示する「分館」(2022年3月現在休館中)、民藝運動で活躍した6人の作品が1室ごとに展示される「工芸館」、東アジアの古美術が並ぶ「東洋館」もぐるりとめぐってくださいね。館ごとに異なる空間の意匠も見どころです。

大原美術館(オオハラビジュツカン)

岡山県倉敷市中央1-1-15MAP

086-422-0005

9:00~17:00(入館締め切りは~16:30、ミュージアムショップは10:00~17:15)

月曜(祝日の場合は開館、夏休み期間は無休)、冬期休館あり

https://www.ohara.or.jp/

入館料1500円


「旅館くらしきレストラン」で彩り豊かな御膳を味わう

「旅館くらしきレストラン」で彩り豊かな御膳を味わう 「四季の散歩道御膳」2035円(1日50食限定)
こちらは、倉敷美観地区の中心に建つ築250年以上の町家を改装した老舗旅館。その一角にある食事処では、宿泊者以外でもランチが楽しめます。メニューは12品の小鉢が並ぶ御膳や岡山の特産であるサワラを使ったものなど、季節の味覚が味わえる料理がそろいます。店内からは四季折々の花が咲く日本庭園が眺められ、園内を散策するのも楽しみのひとつ。凛とした空気を感じながら、のんびりと過ごしてくださいね。

旅館くらしきレストラン(リョカンクラシキレストラン)

岡山県倉敷市本町4-1MAP

086-422-0730 (旅館くらしき)

11:00~14:00(土・日曜、祝日は~17:00、ランチは~14:00)※当面平日は予約制

月曜(祝日の場合は営業)


「倉敷民藝館」で伝統の手仕事作品を鑑賞

「倉敷民藝館」で伝統の手仕事作品を鑑賞 (左)全国の民藝館のなかでもかごの所蔵数は屈指(右上)倉敷ノッティングを展示(右下)倉敷ガラスを手がける小谷眞三・栄次親子の作品が並ぶ
民藝にゆかりの深い倉敷には、手仕事の魅力を伝える場所があります。それが日本で2番目に誕生した民芸館である「倉敷民藝館」。大原美術館の設立者、大原孫三郎の息子である總一郎が支援し、1948(昭和23)年に開館しました。初代館長は民藝運動に参加していた染織家の外村吉之介。館内では、外村が世界中から収集した民芸品を中心に約1万5000点を収蔵し、3棟の建物に約600点を展示しています。
倉敷手まり1個950円~
江戸後期の米倉を改装した館内には、世界中から集めた陶磁器やかご、染め織物などの民藝品を展示。入館無料で入店できるショップでは、外村が生み出したカラフルな「倉敷手まり」や「ノッティング椅子敷き」などの倉敷生まれの手仕事作品や、山陰の器など近県のアイテムも販売しています。

倉敷民藝館(クラシキミンゲイカン)

岡山県倉敷市中央1-4-11MAP

086-422-1637

9:00~16:30

月曜(祝日の場合は開館、展示替えのための休館あり)


やさしい光に包まれる「倉敷美観地区夜間景観照明」に癒やされる

やさしい光に包まれる「倉敷美観地区夜間景観照明」に癒やされる 倉敷川の水面に明かりが映し出され幻想的
宿にチェックインする前に、夜の倉敷美観地区も散策してみませんか。毎日夕暮れになるとやさしい明かりが一帯を包み、日中とは異なる表情を見せてくれます。ライトアップをプロデュースするのは、レインボーブリッジなどの照明を手がけたことでも知られる照明デザイナー・石井幹子さん。倉敷格子や白壁の建物がやわらかな光に照らされ、幻想的な雰囲気を漂わせます。

倉敷美観地区夜間景観照明(クラシキビカンチクヤカンケイカンショウメイ)

倉敷川周辺、倉敷アイビースクエア一帯MAP

086-426-3411 (倉敷市観光課)

日没~21:00(4~9月は~22:00)


倉敷に溶け込むヨーロッパ「倉敷国際ホテル」にステイ

倉敷に溶け込むヨーロッパ「倉敷国際ホテル」にステイ ロビーを飾る棟方志功の板画作品
倉敷美観地区に宿泊するなら、1963(昭和38)年に創業したヨーロッパスタイルの格式あるホテルはいかがですか。倉敷美観地区入口に建ち、和と洋が融合した館内には児島虎次郎らの作品や陶芸、織物といった工芸作品があちらこちらに飾られ格調高い空間に。ロビーでは板画家・棟方志功が手がけた世界最大の木板画が訪れる人を迎えます。
本館デラックスコーナーツインルーム
本館の客室は「ラグジュアリー」をテーマにした、木の温もりを感じられる上質な空間。シングル、ツイン、トリプル、スイートルームまで多彩に用意しています。東側上階の客室からは倉敷美観地区の町並みを見渡せますよ。ホテルの館内には、フレンチレストランやバーも併設。地元の食材をふんだんに使い、地産地消の料理を提供しています。

倉敷国際ホテル(クラシキコクサイホテル)

岡山県倉敷市中央1-1-44MAP

086-422-5141

イン14:00、アウト11:00

無休


「有鄰庵」でかわいいスイーツやドリンクを味わう

「有鄰庵」でかわいいスイーツやドリンクを味わう (左)「しあわせプリン」400円(右上)昔ながらの座敷(右下)「桃ジュース」600円
2日目は、倉敷美観地区に建つ古民家の趣きを生かしたレトロなカフェに立ち寄り。蒜山(ひるぜん)のジャージー牛乳や美星(びせい)町の卵など、岡山の食材で作る「しあわせプリン」を目当てにたくさんの人が訪れる人気店です。なめらかでやさしい甘さももちろんですが、ひとつひとつ表情が異なるスマイルマークも魅力のひとつ。毎朝スタッフが手描きで描いているそうです。ほかにもランチには、県産の食材にこだわる「たまごかけごはん」や「鯛のおひつごはん」、「猪肉のしゃぶしゃぶ丼」など、多彩なメニューがそろいます。

有鄰庵(ユウリンアン)

岡山県倉敷市本町2-15MAP

086-697-6222

11:00~17:00(売り切れ次第閉店)

不定休


洗練されたショップが集まる「林源十郎商店」でお買い物

洗練されたショップが集まる「林源十郎商店」でお買い物 (左)かわいいマスキングテープもそろう(右上)約2000点のアイテムが並ぶ(右下)型染めユニット「kata kata」が手がけた「印判手の豆皿」1枚1100円~ 写真はすべて「アチブランチ」
倉敷旅の締めくくりに、「暮らしの豊かさ」をテーマにしたデザインマーケットでおみやげ探しはいかがでしょう。レトロな薬種問屋を再生した本館や離れ、蔵に入るショップで買い物が楽しめます。本館1階の「アチブランチ」には、紙や布、木などさまざまな素材を使ったアイテムがずらり。手仕事で制作を行う若手作家や職人たちとのコラボレーションアイテムを中心に販売しています。

暮らしのアイテムがそろう「shop 三宅商店」
本館の2階の「shop 三宅商店」では、瀬戸内生まれのアイテムをセレクト。なかには瀬戸内産のフルーツを使ったジャムやスコーンなどのオリジナルアイテムも充実しています。日々の暮らしに取り入れたい一品を見つけてみてくださいね。

林源十郎商店(ハヤシゲンジュウロウショウテン)

岡山県倉敷市阿知2-23-10MAP

施設により異なる

10:00~18:00(施設により異なる)

施設により異なる


JR倉敷駅からも徒歩10分の場所にある倉敷美観地区。半径約300mのところに見どころが集まるので、徒歩で散策できますよ。柳が揺れる情緒あふれる町並みでのんびりと過ごしてくださいね。

倉敷の公式観光サイト「倉敷観光WEB」

倉敷の公式観光サイト「倉敷観光WEB」

観光スポットや観光モデルコースをはじめ、食べる・買う・泊まる店舗や、倉敷で記念日をすごすプランの紹介など、倉敷観光に役立つ情報が満載です。ぜひご覧ください。

https://www.kurashiki-tabi.jp/

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