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自然豊かな埼玉の「鎌倉殿」ゆかりの地をめぐる旅。新鮮な野菜やひんやりスイーツも♪

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自然豊かな埼玉の「鎌倉殿」ゆかりの地をめぐる旅。新鮮な野菜やひんやりスイーツも♪
今、大河ドラマで話題の「鎌倉殿」にゆかりのある人物は、埼玉県にも居るのはご存じでしょうか? 今回は深谷市にある畠山重忠の生誕地や、源頼朝が戦勝祈願をしたときがわ町のお寺をめぐりながら、収穫体験ができる話題のスポットや無農薬のぶどうで作るワイナリー、渓谷沿いのかき氷店でひんやりスイーツを味わうドライブ旅をご紹介。

歴史に思いを馳せながら、「鎌倉殿」ゆかりの地をめぐりませんか?

野菜をもっと好きになる体験型ファーム

野菜をもっと好きになる体験型ファーム 天井も高く、開放的な空間のマルシェ。試食もあり、この日はトマトとケールの炊き込みごはんを提供(現在休止中)
関越自動車道花園ICから6分の場所にあり、2022年5月にオープンした深谷市の「深谷テラスパーク」。まずは同じエリアにある「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」からドライブ旅のスタート。“野菜を好きになる場所をつくる”ことをコンセプトにし、マルシェやレストラン、体験農園を通じて、たくさんの野菜にふれられる施設です。

マルシェには地元・深谷市や近隣の農家の旬の野菜が50種類以上。珍しい品種やカラフルな野菜があり、目でも楽しませてくれます。その野菜の保存に合った置き方や、グリルや鍋で食べるのがおすすめの野菜をまとめるなど、ディスプレイにもひと工夫されています。
(左上)「季節のソフトクリーム・ミックス」400円。トッピングは100円 (右上)大きなお皿をイメージした人気のTODAY’S SALADコーナー (左下)建物の周りに広がる体験農園 (右下)体験農園では2000円で収穫体験ができる
テイクアウトコーナーでは、旬のフルーツや野菜で作ったソフトクリームが人気。取材時のフレーバーはブルーベリーのミックスのソフトクリームで、カップだとプラス100円で生果実をトッピングしてくれます。フレッシュなブルーベリーの甘酸っぱさがたまりません。

建物周辺には畑が広がり、1日3~4回の収穫体験も行われています。ガイドツアー形式で野菜の話を聞きながら、5~6種類の野菜を収穫。ナスだけでも11種類もあるそう。野菜の品種を学んだり、新しい魅力に触れたり、大人も子どもも楽しめる体験ができますよ。また、館内にはレストランも併設されていて、旬の野菜を存分に味わえる「シェフズサラダ」など、野菜が主役の料理を楽しめます。いろいろな野菜を味わったり、収穫したりすれば、野菜がますます身近に感じられそうです。

深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム(フカヤテラスヤサイナナカマタチファーム)

埼玉県深谷市黒田上反54MAP

048-580-7550

マルシェは9:00~18:00、レストランは11:00~17:30

不定休

深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム

文武ともに秀でた武蔵武士・畠山重忠の館跡へ

文武ともに秀でた武蔵武士・畠山重忠の館跡へ 公園の入り口で出迎えてくれる躍動感あふれる畠山重忠の銅像
荒川のほど近くに深谷市畠山という地名があります。この地で誕生したのが「坂東武者の鑑」といわれた畠山重忠です。源頼朝に仕え、数多くの戦いで活躍しました。

現在の「畠山重忠公史跡公園」がある場所に館があったといわれています。重忠は1164(長寛2)年に生まれました。公園内には「畠山重忠公産湯ノ井戸」と伝わる井戸があり、重忠が誕生した際に産湯として使われたものといわれています。
(左・右上)覆屋の中には重忠の墓といわれる大きな五輪塔が立っている (右下)重忠の産湯と伝わる井戸
公園の入り口には、馬を担ぐ凛々しい重忠の銅像が立っています。これは平氏追討の一の谷の戦い「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」の一場面を描いたもの。愛馬の三日月を背負って崖を降りたという逸話からは、重忠の剛力ぶりとやさしい人柄がうかがえます。

重忠は1205(元久2)年、謀反を企んでいるという無実の罪を着せられ、北条義時に討たれました。42歳でした。公園には「畠山重忠とその家臣の墓」と伝わる6基の五輪塔があり、覆屋の外側から見学することができます。重忠の生誕地を訪ねて、その活躍に思いを馳せてみてはいかがでしょう。

畠山重忠公史跡公園(ハタケヤマシゲタダコウシセキコウエン)

埼玉県深谷市畠山510-2MAP

048-577-3409 (深谷市商工振興課)

見学自由

畠山重忠公史跡公園

鶯が浅瀬を教えてくれた伝説の残る地

鶯が浅瀬を教えてくれた伝説の残る地 「鶯の瀬」に立つ碑。ここは増水時でも川瀬が変わらない荒川の浅瀬の地点
「畠山重忠公史跡公園」や次に訪れる「白田山 満福寺」の近くの荒川沿いにある「鶯の瀬」。ここは畠山重忠の逸話がある地です。

重忠の補佐役であった榛沢六郎成清に会いに行った帰り、豪雨にあってしまったという重忠。荒川の増水で渡れないときに、一羽の鶯が鳴いて浅瀬を教えてくれたという言い伝えが残っています。

鶯の瀬(ウグイスノセ)

埼玉県深谷市畠山942MAP

048-577-3409 (深谷市商工振興課)

見学自由


等身大の千手観音像が安置されている重忠の菩提寺

等身大の千手観音像が安置されている重忠の菩提寺 千手観音像を安置する観音堂。1月の護摩法要の際に一般公開される
「白田山 満福寺」は、1110年ごろの鳥羽天皇の時代に弘誓房深海上人によって草創された古刹です。その後廃れてしまったお寺を畠山重忠が再興し、菩提寺としました。

観音堂には、重忠の守り本尊として等身大の千手観音像が安置されています。大きさは六尺三寸あり、今の180~190cmぐらいの高さ。ご住職いわく、重忠は大男といわれ、顔立ちもよく、ガッシリした体型だったと伝わっているそう。千手観音像も大きくて、どっしりとした立派な立像です。
(左上)ご住職の母が本堂の境内で発見した石塔 (右上)築約200年の本堂 (左下)本堂にある徳川の時代に彫られた欄間。表裏で絵柄が異なる (右下)観音堂の千手観音像。撮影のために特別に公開
菩提寺であることから、本堂には重忠の位牌があります。大きな位牌で、後ろに名前が彫られています。亡くなったのは1205(元久2)年6月22日ですが、8月18日と日付が違います。「幕府への叛逆者の汚名が晴れてから作ったのでは」とご住職。見学したい方は事前にご連絡を。

境内には重忠廟の碑と石塔の重忠公塔も設置されています。石塔はお墓があったことがわかるもので、以前は満福寺に墓がありましたが、1884(明治17)年ごろに「畠山重忠公史跡公園」へ2基の五輪塔が移されました。2つの重忠ゆかりの地を訪ねてみると、より深くふれることができますよ。

白田山 満福寺(シラタサンマンプクジ)

埼玉県深谷市畠山931-1MAP

048-583-4733

参拝自由

白田山 満福寺

自然栽培のぶどうで造るワイナリーの極上ジェラート

自然栽培のぶどうで造るワイナリーの極上ジェラート 「小川小公子ぶどうジュース」432円と「小川小公子ぶどうのジェラート」400円
有機農業の里といわれている小川町。ここに「武蔵ワイナリー」があります。ワイナリー周辺や耕作放棄地を利用し、肥料や農薬を使わず、ワイン造りに使われるボルドー液すら使わない、完全無農薬の質の高いぶどうを栽培し、無添加のワインを醸しています。また、代表の福島さんは小川町の酒造「武蔵鶴」の杜氏も務めていることから、地元農家の無農薬米イセノヒカリで造る日本酒も楽しめるワイナリーです。

現在、3種類の赤ワイン用のぶどうを栽培していますが、主力は山ぶどうの交配種「小公子」。野性味あふれるさわやかな味わいが特徴です。
(左上)色づき始めた小公子のぶどう畑 (右上)眺めのいいテラス席ではワインや日本酒の試飲も可能 (左下)無農薬や無添加など地元の商品を中心に扱う (右下)左から「小川小公子2019」4070円、試飲は30ml 330円~、「饗之光 純米 生酛 無濾過原酒」1540円
こちらのぶどうはノンアルコールでも楽しめます。小川小公子ジェラートは色素の濃い小公子ならではの鮮やかな色合い。オーガニックの米飴を加えただけで、濃厚でさっぱりした味わいです。小川小公子ぶどうジュースはぶどうのみで作られ、甘酸っぱく深みがあります。

店内には日本酒を作る際に使う麹を用いた塩こうじなどの商品や、小川町の有機農家の野菜、こだわりのパンなどが並び、ワインと合わせておみやげにしたくなるものばかりです。ノンアルコールでもぶどうのおいしさを楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみて。

武蔵ワイナリー(ムサシワイナリー)

埼玉県小川町高谷104-1MAP

0493-81-6344

10:00〜17:00

無休

武蔵ワイナリー

小川町の無農薬野菜がふんだんに味わえる酒蔵の食事処

小川町の無農薬野菜がふんだんに味わえる酒蔵の食事処 「月御膳」1980円。晴雲粕汁がついたとろろ飯または小川名物冷や汁うどんが選べる
秩父山系の伏流水と良質なお米で醸す小川町の酒蔵「晴雲酒造」。代表銘柄は下里地区の無農薬米で仕込んだ「おがわの自然酒」です。その酒蔵が営むレストラン「自然処 玉井屋」は、酒造りで縁のあった小川町の有機農業家・金子美登さんをはじめ生産者の応援も兼ねて、小川町のおいしい野菜を食べてもらえる場所を作ろうと始まったお店です。

大正時代に建てられた趣ある空間で、酒の仕込み水や酒粕、酒蔵のてまえ味噌、地元の無農薬野菜を中心に使い、素材のおいしさが引き出された料理が味わえると評判です。
(左上)新鮮な野菜で作る前菜はおかわり自由 (右上)かつては帳場と居間だった店内 (左下・右下)この日の食前酒はさわやかでやや辛口の「おがわの自然酒 生酒」。酒蔵の売店でも購入できる
御膳は3種類あり、なかでも人気なのが「月御膳」。小川町の有機農家「風の丘ファーム」など地元の野菜を使った前菜は3種類用意しています。この日は人気のズッキーニの土佐酢漬けがあり、シャキシャキのズッキーニがさっぱりとお酢でいただけました。

選べる主菜は酒粕とてまえ味噌で漬けた、豚ロースの晴雲漬けをチョイス。ほんのり甘く、肉もやわらかです。自家製の飛竜頭(がんもどき)は、消泡剤不使用の地元産豆腐に、大和芋と野菜を合わせた玉井屋名物。酒粕のデザートもついています。食前酒のサービスもありますので、運転しない人はぜひ。

自然処 玉井屋(シゼンドコロタマイヤ)

埼玉県小川町大塚178-2MAP

0493-71-1450

11:00~15:00

水曜

自然処 玉井屋

源頼朝ゆかりの厳かな山岳寺院で自然を楽しむ

源頼朝ゆかりの厳かな山岳寺院で自然を楽しむ 山門から徒歩10分、参道を登ったところにある江戸時代に再建された観音堂
ときがわ町の都幾山の山中にあり、木々に囲まれた「都幾山 慈光寺」は、673(白鳳2)年に創建された名刹です。1189(文治5)年には信仰心の厚い源頼朝が奥州の藤原秀衡追討に際し、戦勝祈願のために愛染明王像と祈願状を贈りました。頼朝は戦に勝ったことで、寺領として田畑1200町歩を寄進したそうです。

頼朝の祈願状は全国で数か所しか残っていなく、源頼朝祈願状と寄進状は宝物殿で見られます。最後に頼朝のサインである正式な花押(かおう)が書かれているので、注目してみてください。宝物殿には国宝の法華経・一品経「慈光寺経」や木造の伝毘沙門天立像、冠をかぶった珍しい木造宝冠阿弥陀如来坐像がありますので、ぜひ拝観を。
(左上)「般若心経堂」にある複製の国宝「慈光寺経」 (右上)のちに鎌倉の建長寺と鎌倉大仏を造った人物が手がけた銅鐘 (左下)緑まぶしい参道 (右下)観音堂にあり、左甚五郎作と伝わる「夜荒らしの名馬」
自然豊かな参道は花の名所としても知られています。3月下旬から4月にかけては55種類の桜が参道の両側に咲き誇り、4月から5月にかけて山内ではシャガの群生も見られます。7月下旬からシュウカイドウが咲き、11月下旬は紅葉も美しいとのこと。山門前の阿弥陀堂(本堂)の横に立つ、はがきの語源になった樹齢1100年の多羅葉も見どころです。

また、観音堂の参拝後に、晴れていれば眺望のいいところを探してみるのもおすすめ。山と山の間から、さいたま新都心まで眺めることができるそうですよ。

都幾山 慈光寺(トキサンジコウジ)

埼玉県ときがわ町西平386MAP

0493-67-0040

境内参拝自由、御朱印は9:00~11:50(12:00~13:00昼休み)、13:00~16:00、宝物殿は500円

都幾山 慈光寺

スーッと溶けていくフルーツのかき氷で涼む

スーッと溶けていくフルーツのかき氷で涼む 左から「いちごみるくNi生クリーム」1100円、「幸せの桃みるく」1300円。天然氷はプラス250円。生クリームのトッピングが人気
ときがわ町のひんやりスイーツといえば「かき氷 山田屋」。駐車場から緑の小道を下っていくと、カフェが現れます。店主の内田さんは、1853(嘉永6)年生まれの内田家の初代が神奈川県長尾で天然氷造りをしていたという縁から、2011年にかき氷店をはじめました。

ときがわ産のブルーベリーをはじめ近隣のフルーツや、狭山茶などを使って丁寧に作った自家製シロップのかき氷が特徴で、まろやかな味わいの八ヶ岳の天然氷「蔵元八義」と、奥秩父山系の水で作った純氷から選ぶことができます。やわらかくてスーッと溶けるかき氷を目指し、気温と湿度を考えながら、氷を削っていくそう。
週末や夏は小道にずらりと行列ができる人気店。周囲の山を切り崩して作った涼しげなテラス席も開放
一番人気の「いちごみるく」は、毛呂山町や嵐山町のいちごをシロップにしたもので、5月までは生いちごがトッピングされます。北海道産のミルクと相性もぴったりで、いちご感もしっかり楽しめます。季節限定のフルーツもあり、7~8月は「幸せの桃みるく」が人気。中にもゴロゴロと生桃が入っており、桃をまるごと食べているような味わいです。

4~10月はテイクアウトのみで、内田さんの父が名付けた瀧山渓谷の緑豊かな小川を眺めながら、テラス席でもかき氷がいただけます。テラス席は3℃ぐらい下がるそうで、ひんやりとして涼しいですよ。暑い夏におすすめです。

かき氷 山田屋(カキゴオリヤマダヤ)

埼玉県ときがわ町田中575-1MAP

非公開

12:00~15:30(土・日曜、祝日は11:00~)

不定休(最新情報はTwitterでお知らせ)

かき氷 山田屋

木曽義仲の産湯と伝わる神社へ

木曽義仲の産湯と伝わる神社へ 現在は手水として使われている「伝義仲産湯の清水」。清水が湧き出ている
ドライブの最後は嵐山町の「鎌形八幡神社」へ。木立が参道に立ち並び、静かな雰囲気の神社です。平安時代の初めごろに、坂上田村麻呂によって創建されたと伝わっており、その後は源氏の氏神様として崇められてきました。

源氏の武将・木曽義仲の父、源義賢は嵐山町の大蔵の館に移り住み、すぐ隣の鎌形に下屋敷を設け、そこで1153(仁平3)年、義仲(幼名「駒王丸」)が誕生したといわれています。境内には義仲誕生の際の産湯に使ったといわれる7つの湧き水のひとつ、「伝義仲産湯の清水」があります。義仲の館は神社から車で5分の場所にある「班渓寺」のすぐ北側にあったとされています。
(左上)「伝義仲産湯の清水」から出る湧き水 (右上)横には清水が流れ込んでいる小さな池もある (左下)1749(寛延2)年に建てられた本殿 (右下)通り抜けられる舞台門
神社には階段を上ったところに本殿があります。大正時代までは、流鏑馬が奉納されていたそう。今は春に近くの河原堤で、後援会によって流鏑馬が奉納されています。中央の舞台門では、かつて獅子舞も行っていたといわれています。

また、渋沢栄一を取り上げた大河ドラマのロケ地としても知られ、獅子舞を踊ったシーンで使われていました。ゆかりではないですが、見覚えのある人もいるかもしれませんね。

鎌形八幡神社(カマガタハチマンジンジャ)

埼玉県嵐山町鎌形1993MAP

0493-62-0824 (嵐山町教育委員会事務局)

参拝自由

鎌形八幡神社

◎今回ご紹介した物件のマップはこちら

◎今回ご紹介した物件のマップはこちら
帰りは東京方面なら東松山ICへ。深谷市から小川町、ときがわ町、嵐山町と移動する日帰りのドライブコースで、歴史と夏にぴったりのグルメを楽しんでみてはいかがですか。
埼玉県公式観光サイト ちょこたび埼玉

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