
京都で行きたいお花見穴場スポット6選~桜のトンネルから日本庭園に映える桜まで~
2023.03.18

美しい風景や特別な体験を求めて多くの人が集まる古都・京都。桜の季節はため息の出るような美しさに包まれます。多くの人が旅のお目当てにする有名な桜の名所も数え切れないほどありますが、今回はゆっくりお花見できるスポットをまとめてご紹介。小さな寺社から水辺まで、心癒やされる場所と合わせてゆったり楽しんでくださいね。
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鮮やかなピンクのしだれ桜に包まれる「水火天満宮」
923年に醍醐天皇の勅願で建立された「水火天満宮(すいかてんまんぐう)」。菅原道真を祭神する日本で最初の天満宮で、水難火難除けの神さまとして親しまれています。
都を守るために菅原道真公の霊が降り立ったとされる「登天石」や、安産のご利益がある「玉子石」などがありますが、春の名物が紅しだれ桜。それほど広くない境内を包み込むように枝を広げて咲き誇る様子はとても美しく、写真を撮りに訪れる人も多い神社です。
都を守るために菅原道真公の霊が降り立ったとされる「登天石」や、安産のご利益がある「玉子石」などがありますが、春の名物が紅しだれ桜。それほど広くない境内を包み込むように枝を広げて咲き誇る様子はとても美しく、写真を撮りに訪れる人も多い神社です。
さまざまな桜を楽しめる小さな名所「雨宝院」

商売繁盛の神様として知られ、地元では“西陣の聖天さん”として親しまれている「雨宝院(うほういん)」。染め物が美しく仕上がる「西陣五水」のひとつ「染殿井」や、国の重要文化財に指定されている平安中期の「千手観音菩薩像」などの見どころがあります。
境内はこぢんまりとしていますが、桜の種類が多いのが魅力。本堂前のヤエザクラ「歓喜桜」や、黄緑色の花が咲く「御衣黄桜」、しだれ桜などが次々と咲き誇ります。
境内はこぢんまりとしていますが、桜の種類が多いのが魅力。本堂前のヤエザクラ「歓喜桜」や、黄緑色の花が咲く「御衣黄桜」、しだれ桜などが次々と咲き誇ります。
桜色に染まる日本遺産「蹴上インクライン」
昭和初期まで舟運として使われた「琵琶湖疏水」。その舟を上流から下流まで運んだ傾斜鉄道が「蹴上(けあげ)インクライン」です。約600mの区間は現在も形態保存され、自由に歩くことができる線路は観光スポットにもなっています。
線路沿いには約90本のソメイヨシノやヤマザクラが植えられ、春には幻想的な風景に。線路の上に落ちた花びらと両岸の桜がつくるトンネルのような景色の中をさんぽできます。
線路沿いには約90本のソメイヨシノやヤマザクラが植えられ、春には幻想的な風景に。線路の上に落ちた花びらと両岸の桜がつくるトンネルのような景色の中をさんぽできます。
山門や建物、庭園との競演もすてき♪「総本山 本隆寺」
同じく西陣エリアにある法華宗真門流の総本山「本隆寺(ほんりゅうじ)」。江戸時代に2度も大火に見舞われながら焼失を逃れたとこから「焼けずの寺」の異名を持ち、国の重要文化財「祖師堂」や、その内部の植物が描かれた格子天井など建物もすてきです。
本堂(修復中)や祖師堂の近くを中心に境内に多く植えられたソメイヨシノや客殿近くの庭園のシダレザクラなど、たくさんの桜がいくつも塔頭を持つ広い境内に咲き誇ります。
本堂(修復中)や祖師堂の近くを中心に境内に多く植えられたソメイヨシノや客殿近くの庭園のシダレザクラなど、たくさんの桜がいくつも塔頭を持つ広い境内に咲き誇ります。
総本山 本隆寺(ホンリュウジ)
075-441-5762
9:00~16:00
無休
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文:高柳涼子