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まるで“泊まれるギャラリー”。高円寺に誕生したアートなホテル「BnA hotel Koenji」

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まるで“泊まれるギャラリー”。高円寺に誕生したアートなホテル「BnA hotel Koenji」
※こちらの記事は2016年6月24日に公開されたものです。

アート作品は美術館やギャラリーなどでしか触れられないもの、と思っていませんか? 今年3月に新進気鋭のアーティストが手がける作品を楽しみながら宿泊できる「アートなホテル」が、東京・高円寺に誕生しました。

旅行者とアーティストをつなぐホテル

旅行者とアーティストをつなぐホテル
JR高円寺駅の北口を出て、ロータリーを右に進むと、すぐに「BnA hotel Koenji」の3階建てのビルが見えてきます。
「泊まれるギャラリー」がテーマのBed & Art Project (BnA)オーナーで建築家の福垣慶吾さんが、昨年2月に池袋の「BnA Ikebukuro」、8月に200平米を超える大きな町屋を改装した京都の「BnA Kyoto」に続いて、「世界に発信するアートホテルを高円寺に作ること」を目標にオープン。

宿泊による利益の一部をアーティストに還元することで、実力あるアーティストが継続的な収入を得られる仕組みを作り、旅行者とアーティストをつなぐ新しいホテルの形を目指しました。
地元の人や旅行者の憩いの場となっている1階のフロント兼バースペース
1階がフロントデスクとなっており、続くカウンター席は、昼はおにぎりカフェ、夜はバーとして営業していて、宿泊者以外も利用できます。
ホテルの部屋は2階と3階に一室ずつあり、それぞれ高円寺在住のアーティストによる、個性的な作品に彩られています。

アート作品に包まれる贅沢空間

アート作品に包まれる贅沢空間
まずは、ライブペインターとしても活躍する高橋洋平さんが手がける、2階の“Into the foreign”。扉を開けると、暗い森のような雰囲気の先にある2台のシングルベッドを覆うように、鮮やかな日本狼の群れが姿を表します。
建築の段階から関わっているというだけあって、「森の中から広がってゆくイメージ」を損なわないように天井の角を取るなど、細部までこだわりを感じます。
小物類はすべて手作り。一週間徹夜で作り上げたというフットカバーは、200ピースの布地を縫い合わせたパッチワーク
3階は、Ryuichi Oginoさんの手がける“Ten”。また雰囲気がガラッと変わり、目に飛び込んでくるのは鮮やかな黄色。
黄金比を意識したという幾何学模様が、壁だけではなくクッションやフットカバー、棚、そしてカーペットにまで広がっています。

内装に3ヶ月、作品づくりには1ヶ月と、ふつうのホテルの何倍もの手間と時間をかけて作られた、まるごとアートな贅沢空間。一晩、部屋でじっくり作品と向き合うと、楽しいインスピレーションも湧いてきそう。

気に入った作品は購入もできます

1階に飾られているアート作品は、いずれも海外在住の若き日本人アーティストたちによるもの。部屋にあるグッズを含め、個別に購入が可能です。

週3回ほどクリエイターやDJが日替わりでバーテンをしたり、音響施設を備えた地下で国内外のアーティストを交えたイベントを行うこともあり、ここを訪れるだけで、生きたアート文化に触れられます。

気に入った作品は購入もできますドイツ在住のアーティスト、Yoh Nagaoさんによるアート作品

高円寺全体がアートルームに

高円寺全体がアートルームに
さらに驚くべきは、レストランやスパなど地元の商業施設と提携し、街中にアートルームを散りばめて「クリエイティブ・コミュニティーとしての高円寺全体をホテルにする」という壮大な試み。
駅前に位置する「BnA Hotel Koenji」にチェックイン機能を持たせ、2〜3年以内には30~40部屋のアートルームを展開する予定で、世界のアーティストのモデルタウンになることを目指しているそう。

興味を持ったら、ぜひ高円寺の「泊まれるギャラリー」で、生きたアートに触れてみてくださいね。

BnA Hotel Koenji(BnAホテルコウエンジ)

東京都 杉並区高円寺北2-4-7 MAP

03-6869-9062

http://www.bna-hotel.com

料金:1部屋(2BedRoom)約2万円 ※シーズンにより異なります。予約はHPから。


※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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