小田原の昭和レトロな洋館でゆったりランチ&ティータイムを♪ 時を忘れるカフェ「薬膳喫茶 KURA」がオープン
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小田原の昭和レトロな洋館でゆったりランチ&ティータイムを♪ 時を忘れるカフェ「薬膳喫茶 KURA」がオープン

箱根板橋駅のほど近く、旧東海道沿いの住宅街を歩いていると、レトロで可愛らしい洋風の建物が現れます。2023年9月オープンの「薬膳喫茶 KURA」は、築約90年の建物をリノベーションしたカフェ。ノスタルジックな店内では、おいしくて体を整えてくれる薬膳料理を気軽に味わえます。ふっと落ち着く隠れ家で、心をやわらかに。ゆるりと心地よいランチ&ティータイムを味わって。

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築90年以上の邸宅をモダンなカフェにリノベーション

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今では珍しいボックス型のアイスクリームケース

小田原駅の一つ、お隣り。箱根登山線「箱根板橋駅」から歩いてすぐの板橋は、“職人の街”とも言われるエリア。戦国時代に小田原城を築いた際、大工や石工、木工などの職人たちを呼び入れ、住まわせていました。さらに明治以降は、近代別荘地としての顔を持ち、時代を超えた名建築を楽しむ、街歩きのスポットとしても注目されています。

そんな板橋の住宅街に佇むのが「薬膳喫茶 KURA」。左官屋の棟梁が建てた家だけあって、外観は遠くからでも存在感たっぷり。道行く人が思わず「すてき!」と見惚れる、ロマンチックな雰囲気であふれています。

庭先には、昭和レトロなアイスクリームボックスや丸型の郵便ポストが。昔なつかしいアイテムたちが、わくわく感を一層引き立てます。
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古き良きものが詰まった、アンティークな空間

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モダンなタイルや額縁のように見える小窓がすてき

ガラガラ……と引き戸を開けると、天井を美しく彩るメダリオンから北欧の照明がぶら下がり、一気にクラシカルな世界へトリップできます。中は隅から隅まで、すてきなデコレーションが施され、フォトジェニック。建築好きにはたまらない空間になっています。

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気さくで優しい、マスターの飯山淳二さん

お店を営むのは、マスターの飯山淳二さんと複数の薬膳の資格を保持する共同経営者の前島真弓さん。二人三脚でメニューを考案し、お店を切り盛りしています。 ローカル愛あふれる飯山さんは、長く「小田原市役所」の経済部観光課に勤めていた観光のプロ。 飯山さんは「ここは、古くから地元の人に親しまれてきた朝倉邸という建物なんです。実は若い頃に仕事で、この界隈の観光案内板も設置していました。そんな文化的価値のある建物で、ほっとくつろいでもらえたら」とにっこり。

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レトロな雰囲気漂う収納棚

飯山さんに案内され、店内へ。入ってすぐの収納棚には、薬膳喫茶らしく、さまざまな薬膳が収められています。

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1Fは和モダンなカフェスペース。カウンターキッチンやテーブル席の他に、押し入れをリノベーションした“おこもり感”を楽しめる席も用意されています。
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そして窓際のソファ席は、ゆったりとくつろぐのに最適。ついつい長居したくなります。

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和洋折衷の魅力あふれる2Fフロア

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廊下は日当たりが良くてぽかぽか

階段を上って2Fへ。L字型の廊下は、こだわりの家具が並ぶカフェスペースになっています。ここに置かれているのは、実際に喫茶店で使われていたという革張りの椅子や海外のヴィンテージ家具など。古き良きものたちに触れながら、スローな時間を過ごせます。

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どこに座ろう?と迷ったら、奥の一人掛けのソファ席がおすすめ。この椅子は、1950年代に作られたドイツ製のソファ。座ってみると、吸い込まれるような極上の座り心地にうっとり。贅沢なひとり時間にぴったりです。
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2Fの中心部は、畳敷きの和室に、和と洋のアンティーク家具を配した和洋折衷のスペース。飯山さんが実家で愛用していたという座敷机や雑貨が、味わい深いアクセントになっています。

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ランチにおすすめの旬の野菜たっぷりごはん

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「鶏肉と野菜のせいろ蒸しととろろご飯」(1430円)

「薬膳喫茶 KURA」では、その時期の旬の野菜にこだわり、心と体が喜ぶヘルシーな食事を楽しめます。 「鶏肉と野菜のせいろ蒸しととろろご飯」は、野菜本来のおいしさを味わえるメニュー。野菜のうまみがギュッと凝縮されているだけでなく、栄養も丸ごと体に取り入れることができます。 さらに、小田原の干物を使ったバーニャカウダと味噌ナッツのソースをつければ、味に変化が生まれ、楽しさも倍増。

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大豆ライスに体にやさしいカレーをのせた「薬膳発酵キーマカレー」(1430円)

人気のカレーも、体へのやさしさ重視。「薬膳発酵キーマカレー」は、スパイス香る本格的な味わいながらも、辛さ控えめ。辛いのが苦手な人でもおいしくいただけます。辛さをプラスしたいときは、一緒に添えられた自家製「ラー油醤」や「ヒハツ」を入れてみて。
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「美しく、おいしく、体にも良い」が基本

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自家製のグラノーラをトッピングした「杏仁グラノーラヨーグルトパフェ」(850円)

お食事系だけでなく、スイーツやドリンクメニューも充実しています。 ナタデココとアロエの食感が楽しい「杏仁グラノーラヨーグルトパフェ」は、なんと「カルピス」が隠し味。さわやかな酸味とすっきりとした甘さが、絶妙なバランスでまとめられています。

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「ゴジアイコーラ」(660円)。お土産用のおしゃれな瓶も魅力(1300円)

お料理とぜひ一緒に味わってほしいのが、看板メニューのクラフトコーラ。「お体ご自愛ください」のフレーズから名付けられた「ゴジアイコーラ」は、スパイスに加え、体のむくみを取る作用が期待される複数の豆類・ハトムギが入っています。 炭酸で割って、シュワッと弾ける爽快感を楽しむのもよし。牛乳で割って、チャイのように楽しむのもよし。賞味期限が2ヶ月と長いので、小田原のお土産にもぴったりです。

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「薬膳茶(薬膳クッキー付き)」(660円)

体の調子を整えたい人は、薬膳茶&薬膳米粉クッキーを召し上がれ。薬膳茶はその日の気分で6種類から1つ、薬膳米粉クッキーは5種類のから2つ選ぶことができます。スマホやパソコンで目を酷使する人は、「目爽茶」がおすすめ。このお茶は、時間が経つと、ブルーからブラウンに変化する魔法のようなお茶。幻想的なティータイムを楽しめますよ。
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ノリタケのアンティークカップにのせて「ハンドドリップコーヒー」(660~770円)

時を超えてきらめきを増す「薬膳喫茶KURA」。その中でおいしい薬膳料理を味わうひとときは、とびきり幸せな旅の思い出になるはず。

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Writer

安藤美紀

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湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。

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