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2024.10.24
葉っぱの形のアップルパイに心ときめく♪ 小田原の住宅街に潜む隠れ家パティスリー「ヴァガボンド洋菓子店」
小田原駅からのんびり歩くこと約20分。知らないとうっかり通り過ぎてしまいそうな住宅街の一角に、「ヴァガボンド洋菓子店」はあります。お店に並ぶのは、芸術的に美しいケーキと焼き菓子たち。特にファンの多い、葉っぱの形をしたアップルパイは、連日売切れてしまう大人気スイーツです。自分へのちょっとしたご褒美に、食べるとほっこり幸せ気分になれる、甘い旅をしてみませんか?

住宅街にひっそりと佇む小さな洋菓子店
グレーを基調としたモダンな佇まい
小田原駅の東口から南へ向かい、歩いて20分ほど。閑静な住宅街を歩いていると、ほんのり甘~い香りが漂ってきます。 幸せな香りに誘われて歩いていくと、シックな佇まいの洋菓子が。こちらが、2023年11月にオープンした「ヴァガボンド洋菓子店」です。
「ようこそ」にスマートな笑顔で迎えてくれたのは、オーナーパティシエの原さん。 原さんは、日本全国、ときには海外を訪れ、料理や接客のキャリアを積んできました。 ちょっと不思議な店名の「ヴァガボンド」とは、フランス語で「さすらいの」「 放浪する」の意味。放浪の末に見つけた“原さんの夢”を形にしたのが、この洋菓子店なのです。

芸術的に美しいケーキの数々
季節のショートケーキやパリブレスト、ミルフィーユなど、繊細で美しいケーキがショーケースを彩る
11時の開店と同時に、キラキラと輝く宝石のようなケーキが、約10種類ほど並びます。ショーケースに並ぶのは、原さんが毎朝作る、定番&季節限定のケーキたち。数に限りがあるため、好みのケーキを求めるお客さんで、連日いっぱい。オープンしてまだ1年ほどなのに、ひっきりなしにお客さんがやってきます。
アップルパイは毎日15個ほど焼き上げる
一番人気は、見た目もキュートな「ショソンポム(アップルパイ)」。ふっくらかわいいリーフ型とおいしそうな焼き色に、胸がときめきます。 こちらも売り切れ御免の人気商品。確実に手に入れたい方は予約しておくと安心です。

気軽に利用できるイートインコーナー
小ぢんまりとした店内には、カフェスペースも完備。おすすめのドリンクと一緒に好きなケーキを味わえます。

絶品アップルパイで幸せスイーツタイム
「ショソンポム」(580円)、「カフェラテ」(600円)
お店でひと息つくなら、ぜひアップルパイを。自慢のアップルパイは、サクッとふわっと軽い食感。こんがり焼けたパイには、国産の紅玉を使い、バランスよく仕上げています。 原さんのお菓子づくりのモットーは、シンプルさ。何よりも素材の味や食感を大切にしていて、サクサクするものはサクサクと。ジューシーなのものはジューシーに。シンプルな材料で作るからこそ、最大限においしくなるのだとか。 アップルパイの材料も、パイと甘く煮詰めたりんごだけ。シナモンも入っておらず、りんごのジューシーなうま味と、サクサクとしたパイ生地のハーモニーを楽しめます。
パイの中にはりんごの果肉たっぷり
「モンブラン」(720円)、「コールドブリューコーヒー」(500円)
秋になると食べたくなる「モンブラン」も、オープン当初から人気が続くケーキです。極薄のパリパリ生地の上には、ホイップクリームと、あっさり軽いフランス栗のクリームをのせて。中にも栗がごろっと入っていて、食べるとほろっと口の中でほどけていきます。 甘すぎない「モンブラン」と合わせるなら、12時間かけてじっくり抽出した「コールドブリューコーヒー」をセレクトして。
「オペラ」(700円)
ガナッシュ、ピスタチオ、フランボワーズのクリームを何層にも重ねた「オペラ」は、断面の美しさも楽しめる逸品。ビターな中にも、濃厚なピスタチオクリームとフルーティーなフランボワーズの味の余韻がしっかり残る、インパクトあるおいしさです。 甘い幸せに浸りたいときは、「ヴァガボンド洋菓子店」へ足を運んでみてください。人気店のため、事前に予約をするか、早めのお出かけがおすすめですよ♪
ヴァガボンド洋菓子店
ヴァガボンドヨウガシテン
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Writer
安藤美紀

湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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