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大山山麓の「大山寺」で初めての座禅体験。静けさに包まれ、心身をリフレッシュ!

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大山山麓の「大山寺」で初めての座禅体験。静けさに包まれ、心身をリフレッシュ!
中国地方の最高峰、大山(だいせん)の麓に広がるブナ林。ここに鎮座する大山寺 阿弥陀堂で、座禅が体験できるとか。慌ただしい日常からエスケープし、心と身体をほぐしてきました。

まずは、肩の力を抜くことから始めます

ブナ林の中に静かに建つ阿弥陀堂。穏やかな表情をたたえる阿弥陀三尊像の前で座禅は行なわれます。「心と身体を解きほぐし、自分自身と向き合いましょう」と、大山寺支院「圓流院」住職の大館宏雄(おおだてこうゆう)さん。足を組んだら、さっそく座禅スタート。ではなく、まずはストレッチから。首や肩を回したり、上半身を後ろ向きにひねったり。こうして身体を動かすだけで、“未知なる体験”への緊張がとけ、何だかリラックスしてきました。

続いて、座禅で重要な呼吸法を教わります。鼻から空気を吸い入れてお腹を膨らませ、口からゆっくり長~く吐いていく。そう、腹式呼吸です。普段は浅い呼吸をしているため、始めはぎこちなかったものの、繰り返すうちに徐々に慣れてきました。それでは、いよいよ座禅本番です。

まずは、肩の力を抜くことから始めます

呼吸に意識を集中。心地よい時間が流れて・・・

呼吸に意識を集中。心地よい時間が流れて・・・
さあ、目を閉じ、背筋をピンと伸ばして。左右の手のひらは重ねてお腹の前へ。習ったとおりに深い呼吸を続けます。この時、呼吸をカウントするのです。1、2、3、4、5……。もし途中で数がわからなくなったり、100まで数えたら、1に戻ります。息を吸って吐いて、吸って吐いて……。

この日は薄日が差したり、小雨がパラついたりの空模様。少ししっとりと、そして秋の訪れを告げるひんやりとした空気を頬に感じます。静寂の中で時折、耳にやさしく響いてくる鳥のさえずり。今、あくせくした日常から離れ、不思議なほどに心が落ち着いていることがわかります。

座禅といえば「喝」!? 心は「無(む)」!?

座禅と聞いて、思い浮かべるのが「喝」。雑念が湧いたときに、警策(けいさく)と呼ばれる棒でいきなり背後からバシッと打たれる、アレです。こちらの大山寺が属する天台宗では、警策を受けるのは本人が望んだときだけ。乱れた呼吸や姿勢、頭の中をリセットしたいときに、重ねた手を合掌に変えて合図を送ります。上身体をかがめて脱力したタイミングで、左右の肩を2回ずつ叩いてもらいましょう。強くもなく、弱くもないほどよいあんばい。それでいて、心身がピシッと引き締まります。

座禅では心を「無」にしなくては。そう思い込んでいたので、またまた目からうろこがポロリ。心に浮かんだことは無理に振り払わなくてよいのです。大切なのは、それを一方からだけでなく、いろいろな角度から見つめること。ちょっと難しそうですが、決めつけを取り払いながら、じっくり自分を見つめ直す。座禅はそんな時間を与えてくれます。

座禅といえば「喝」!? 心は「無(む)」!?

爽快感が増す、ブナ林をウォーキング

爽快感が増す、ブナ林をウォーキング
ほどよくして、1時間の体験は終了しました。心が軽くなったのは、気のせいではないはず。足のしびれも心地よいほどです。最後に、山岳信仰の霊場として栄えた大山寺や、室町末期の再建で、国の重要文化財に指定されている、ここ阿弥陀堂について聞かせてもらいました。こんな貴重な場所で座禅ができるなんて、ちょっと贅沢。しみじみそう思うのでした。

阿弥陀堂をあとにし、周囲に延びる散策道を歩いてみました。西日本一のブナ林だけに森林浴にはもってこい。あふれんばかりの緑が、座禅で得たすがすがしさをさらに高めてくれました。

○阿弥陀堂の座禅体験について
[料金]座禅志納金1人500円(9人以下の場合は別途、阿弥陀堂参拝志納金1組3000円)
[アドバイス]
※阿弥陀堂は大山寺の本堂と場所が離れています。圓流院駐車場から徒歩で5分ほどですが、砂利道や石段が続くので、歩きやすい靴でおでかけを。

大山寺 阿弥陀堂の座禅体験

鳥取県 西伯郡大山町大山 MAP

0859-52-2158 (大山寺)

早朝~16:00頃、所要約1時間/予約制

12~3月

大山寺 阿弥陀堂の座禅体験

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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