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ブナの原生林が広がる神秘的な森をウォーキング

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ブナの原生林が広がる神秘的な森をウォーキング
※こちらの記事は2014年10月30日公開のものです。

中国地方の最高峰として知られ、その均整のとれた姿から伯耆富士とも呼ばれている鳥取県・大山(だいせん)。裾野にはブナの原生林が広がり、さまざまな植物を観察しながらのんびり散策が楽しめます。

深い緑に包まれたブナの森を歩く

深い緑に包まれたブナの森を歩く
大山寺の周辺に広がる僧兵コースと呼ばれる散策路を、ガイドさんといっしょに歩きます。県道158号から続くコースの入り口に足を踏み入れると、そこはもう木々が生い茂る森の中。歩き進むうちに緑が濃くなり、やがてブナが密生するエリアにたどり着きます。

ブナの幹は、白、茶色、緑が混じった迷彩模様。根元に6~7トンという大量の水分を蓄えていて、一本の木に約30万枚の葉をつけるそうです。

ガイドさんの説明を聞いて見上げると、空を覆い隠すほど重なり合うたくさんのブナの葉が頭上に茂っています。差し込む光はかすかな木漏れ日だけ。小鳥の鳴き声に包まれた神秘的な世界が広がっていました。
ブナは横に長く根を張るため倒れにくい

森に息づく珍しい植物を観察

森に息づく珍しい植物を観察
自然保護のため森林伐採が禁止されている大山には、さまざまな植物がありのままの姿で残っています。上から見ると赤い花が、下から見ると白い花が見えるため紅白の水引にちなんで名付けられた“ミズヒキ”、手で触れるとさやがはじけて種が飛び出す“ツリフネソウ”…。ハート形の葉が3枚寄り合わさった“カタバミ”はシュウ酸塩を含んでいて、この葉で10円玉を磨くとピカピカになります。

あまり見たことのない珍しい植物がたくさんありますが、大山は国立公園に指定されているため、石一つでも持ち帰ることは許されません。大山の景観を永遠に残すために、自然を大切に守っていきたいですね。
紫色の花がかわいい、ツリフネソウ

栄華を極めた大山の歴史を訪ねて

大山はかつて死者の魂が集まる聖地としてあがめられ、山岳仏教が栄えていた歴史をもちます。全盛期には100を超える寺院があり、約3000人の僧兵を抱えていたそう。僧兵コースの周辺には古い寺院や宿坊の跡が点在していて、かつての繁栄を偲ばせます。

ブナの森を歩いた後、奈良時代に創建された大山寺を訪れました。大山信仰の中心として寺勢を誇っていた歴史に思いをはせ、静かな気持ちで参拝しました。

栄華を極めた大山の歴史を訪ねて山岳仏教の修行道場として栄えた大山寺
深い森の中にたたずむ大山寺の支院、阿弥陀堂
約2㎞の散策路を、ガイドさんの解説を聞きながら歩く“ブナの森ハイク”。山道ならではのアップダウンはありますが、ゆっくり時間をかけて歩くので登山初心者でも安心です。新緑や紅葉の季節はもちろん、神秘的な景観が楽しめる雨の日のウォーキングもおすすめです。

ブナの森ハイク(ブナノモリハイク)

鳥取県 MAP

0859-53-8036 (森の国)

9:00~、13:00~ 所要約2時間/2日前までの予約制

12~3月、GW期間中

http://www.japro.com/morinokuni/

ブナの森ハイク2000円 ※別途入場料900円必要 【アドバイス】 散策には、動きやすい服装とトレッキングシューズで行くことをオススメします。飲み物も持って行きましょう。

ブナの森ハイク

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

文:

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