駅から少し離れると、ゆったりとした時間が流れています

「喫茶ニワトコノミ」の「イチゴのタルト」380円と「ライスミルクカフェオレ」420円

宇都宮は、都会と自然が楽しめる北関東一の都市です。栃木県の玄関口であるJR宇都宮駅から東武宇都宮駅にかけて食事やショッピングが楽しむことができ、車でちょっと足を伸ばすと豊かな田園風景が広がり、ゆったりとした時間が流れています。栃木県の特産「とちおとめ」を育てる農家も多く、春には、カフェやお菓子屋さんで、新鮮ないちごを使ったスイーツがたくさん登場。ぜひ味わってみてくださいね。

和風の古い建物を改装した夫婦で営むお花屋さん

可憐で小さな花が多くそろっている

築80年以上の趣のある建物を改装した、和の空気に包まれた花屋です。店名の“にこぐさ”とは、ハコネシダの古名とも言われ、ひっそりとかわいらしく咲く草花として、万葉集にも詠まれています。店内には、そんな店名にぴったりの、派手さというよりも目が合ったその人だけにこっそり笑いかけてくれるような優しげな花が揃っています。常時50種類以上の切り花をはじめ、枝ものも充実。軒先には多肉植物もたくさん並んでいます。いつもとちょっと違う植物を選んで、部屋に飾ってみてはいかが。 ◯にこぐさ [所]栃木県宇都宮市小幡2-6-16 [TEL]028-643-5113 [時間]10:00～19:00（日曜、祝日は～17:00） [休]火曜 [HP]http://www.nicogusa.jp/

花屋では珍しい和風の佇まいのお店

小麦粉、卵、乳製品不使用のお菓子が人気の一軒家カフェ

1人でも訪れやすい、落ち着いた店内

「喫茶ニワトコノミ」は、市街地にあるとは思えないほど緑に囲まれた場所にひっそりとたたずんでいます。扉を開いて中へ入ると、まるで自分の家へ帰ってきたような居心地の良さです。店を切り盛りする女性店主が、お菓子作りから接客までひとりで担当しています。店内には小麦粉や卵、乳製品にアレルギーのある方にもお菓子を食べてもらいたいと、バターを使わずに米粉を使ったタルトや卵不使用のパイのほか、有機米の植物性ミルクを使用した、ほんのりお米が香るライスカフェオレなど、工夫されたメニューが並んでいます。時間を忘れ、ゆっくりとお茶の時間を楽しむことができますよ。 ◯喫茶ニワトコノミ（きっさニワトコノミ） [所]栃木県宇都宮市西一の沢9-1 [TEL] 028-648-6454 [時間] 10:00～16:00 [休]土・日曜、祝日 [HP]http://niwatokono.exblog.jp/

左から時計回りに、「キャラメルナッツタルト」270円、「りんごとクリームチーズのパン」160円、「リンゴとレモンのパイ」270円

小麦粉の甘みを大切にしたシンプルなおやつが人気

「チョコオレンジのスコーン」195円

2012年に、平屋を改装してオープンした「御菓子屋 コナトタワムレル」。店主の亀田綾さんは、鹿沼の人気カフェ「アンリロ」で修行を積んだ後、数々のイベントに参加して出張販売を続け、念願の実店舗を持ちました。岩手県産の中力粉「南部小麦」を使ったクッキーやスコーンといった焼き菓子のほか、季節のフルーツを使ったロールケーキが並びます。春は開店前に栃木の特産イチゴ「とちおとめ」を作る農園へ足を運んで購入した、とっても新鮮なイチゴを使った「いちごのロールケーキ」330円や「いちごのスムージー」300円が味わえます。 ◯御菓子屋コナトタワムレル （おかしやコナトタワムレル） [所]栃木県宇都宮市八幡台7-23 [TEL]028-622-0181 [時間]11:00～17:00 [休]日・月曜 [HP] http://konatawa.petit.cc/

小さな棚とショーケースにかわいらしく商品が並ぶ

宇都宮の観光スポットも訪れてみませんか？

大谷資料館

東京駅から新幹線で50分ほどで到着する宇都宮。お店めぐりのほかにも、桜がキレイな「八幡山公園（はちまんやまこうえん）」や、宇都宮の特産「大谷石（おおやいし）」採掘の歴史がわかる「大谷資料館」など楽しめるスポットもあるので、週末に気軽に訪れてみませんか。 ◯大谷資料館（おおやしりょうかん）　[栃木パスポート対応] [所]栃木県宇都宮市大谷町909 [TEL]028-652-1232 [時間]9:00～16:30 [休]無休 [料金]700円 [HP]http://www.oya909.co.jp/ [パスポート特典内容]団体チケット料金に割引（大人600円、小中学生300円）

八幡山公園（宇都宮市塙田）　写真提供：宇都宮観光コンベンション協会