愛・地球博記念公園は驚くほど広い。近道マップというものもあり、歩いて15分ほどでサツキとメイの家の窓口に到着した。受付を済ませ、スタッフの方から注意事項などの説明があり、お家へとてくてく歩いていく。
外観はアニメよりちょっときれいな感じがする。けれど アニメの世界が目の前に広がっているのだ。赤い屋根、お父さんの本がたくさん積まれた書斎、腐った(風)の柱、手押しポンプの井戸、3人で乗っていた自転車…。な、泣けてくる。ノスタルジーに泣けてくる。ジブリとノスタルジーの世界観コラボに嬉しいプチパニックを起こしそうになる。
内部の写真撮影はできない。でも、より集中してトトロの世界観を楽しむことが出来る。30分の間、現代を忘れるのだ。建具から家具、置いてある食器など細部へのこだわりや再現率の高さに脱帽。本当にメイちゃんとサツキちゃんが帰ってきそう、と思ってしまう位生活している空気がそこにはある。当時の技法や部材で造られたお家は、昭和の香りに包まれていて、なんとも心地いい空間。2005年当時に万博は行けなかったけど、今も変わらず残っているこの建物を見る事ができて本当に嬉しかった。あと10、20年先がもっと楽しみな建物だなあ。また来るね。
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