芝・愛宕山 出世の石段
このお菓子の説明がありました。
東京23区で1番高い山が愛宕山。その頂上の愛宕神社にお参りするためには、ゆるやかな女坂と、まっすぐ切り立った男坂があります。この男坂こそ、出世の石段。寛永の三馬術の中の一人、曲垣平九郎が名を成した知る人ぞ知る名所。
徳川家光は、二代秀忠の法要を芝増上寺で営み、その帰途この石段にさしかかります。折から吹き下ろす山風の梅花の香りに、
「誰かある、騎馬にて山上の梅を一枝手折って参れ、城中の土産にいたすぞ」
この出世の糸口を平九郎は迷わず捉え、この切り立った石段を見事な馬術で登り降りし、家光の激賞と名刀の褒美を勝ちえました。
気紛れ家光のたった一言がもたらした、一人の武士の命運。そこには人の目に触れない不断の精進が脈々と流れていました。
このお菓子をいただくと、何か良いことありそうな気がします。日頃の努力を怠るな、まじめにやっていれば見ている人は見ていて、必ず報われる日が来ます。
またここは、江戸城無血開城を果たすきっかけとなった会談の地です。勝海舟と西郷隆盛が、この愛宕神社から江戸の町を見渡したとされています。
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