〈上野再びのゴッホ展+映画・永遠の門 ゴッホの見た未来〉
ここ数日、千葉はダウンコートがほしい寒さに雨です。お元気ですか?
ゴッホの描く世界観はなぜ、こんなにも皆を魅了してしまうのでしょうか?―
何度となく、美術展や映画などで取り上げられるゴッホは知れば知るほど、強烈な個性を放つ存在です。
誤解を恐れずに表現するなら、緻密で上手いと唸らせるタイプでない。
好き嫌いを超えた、観る者の心にさざ波を起こして、足を留めてしまう魅力といったらいいのかな。
2016年秋の「ゴッホとゴーギャン展」、2017年秋にも「ゴッホ展~巡りゆく日本の夢」に続いて、今年の秋も上野の森美術館で「ゴッホ展」が開催中と注目されています。
折しも、自らもアーティストでもあるシュナーベル監督が、画家としての円熟期を迎えた最後の2年間を、ゴッホの眼差しを意識して表現した映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」も上映中です。
先入観なく絵画を愉しむアプローチもいいけれど、ゴッホがどんな生き方をしてきたか?絵を描く情熱はどこから発してきたのか?を知ると、更に感動も深まるかと思います。
映画の中でこんな台詞があったのが忘れられません。
―人生は種まきのときで、収穫ではないのかもしれないー
認められるという成功(収穫)があるかどうかが大事なのではない。
自分らしく、このために生きて来たと思えることに、どれだけ真摯に向き合えたか。
誰かと比較したり、常識にとらわれない。
自分だけの感性をどれだけ信じ、表現し行動するかにこそ意味がある。
どんな形であれ、全てが次の未来へと繋がると思うと、尊いのよね。
それは忘れずにいたいです。
写真上は、(映画チラシにもなってる場面)南仏で陽光溢れる自然に身を置いて、野原を歩いては美しさを表現したいと浸ってるところ。
左下はゴッホ展の看板、右下は美術館そばで見かけた秋咲きの桜、黄金色になりそうな銀杏を背景に撮ってます。
#秋の色彩 #美術展 #ゴッホ #上野の森美術館