富士山レーダードーム館
昭和30年代は大型台風の被害が多く、富士山頂に観測施設を設置することは、気象レーダーの探知範囲が広がり、南方から接近する台風を早期に発見する事が出来るという、気象庁の悲願でした。
高山病との戦い、夏の間しか工事が出来ない気象の問題、資材の運搬、大型のドームの完成形での3776㍍の山頂への輸送、問題は山積みの中、昭和39年に完成した富士山測候所レーダードーム。昭和40年から本格的に観測が始まり、台風のみならず、日本の気象観測の精度を大きく更新させました。
35年後の平成11年に、気象衛星などの精度が上がり、その役目を終えた富士山レーダーが現在富士吉田市に富士山レーダードーム館として、移築されています。
館内にはマイナス20℃を体験出来るコーナー、気象クイズ、展示品などがあり、大人も子供も楽しめます。
ドーム内には直径5㍍の巨大な実物のレーダーが回転しています📡
私が感動したのは、富士山レーダーの構想から建築、運用までの経緯を見ることの出来るシアター(プロジェクトX)で、2回見ちゃいました📽
他に私の好きな作家の1人で元・気象庁富士山気象レーダー建設責任者の藤原寛人氏(新田次郎)の著書のコーナーもありました。もちろん富士山レーダー建設に関する小説「富士山」もあります。
学生時代に静岡県にいたので、晴れた日には毎日山頂で銀色に光るドームを見上げていましたが、今回は実物を見て、初めてドームが白いという事を知りました😂
富士山のてっぺんで太陽の光が白いドームに反射して銀色に見えていたようです✨
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#入館料630円だけど11月18日からのリニューアル休館までは半額320円