【本質に迫る色彩と表現の美学を楽しむ*マティス展〜東京都美術館】
《20年ぶり待望の大回顧展》のキャッチフレーズを裏切らない、見応えたっぷりのマティス展!
グッズコーナーまで見飽きることがないという噂を聞いて、昨日ユーザーさんと、梅雨の晴れ間をぬって観に行きました。
「色彩の魔術師」と呼ばれる、20世紀を代表するフランスの巨匠のアンリ・マティスは、ピカソがその才能に嫉妬してしまう程の存在だったそうです。
これまで何となく知ってるレベル(笑)だったのですが、改めて初期から晩年まで(84歳の生涯)の活動をぐるり総括すると、本当に凄い!
作風も何度か大きく変えたり、実験的な試行錯誤を幾つもしていたのが分かり、晩年の切り紙絵に至るシンプルでラフで躍動的な世界は実は相当に奥が深いのだと納得でした。
絵画、彫刻、デッサン、版画、切り紙絵、そしてマティスが生涯の創作の集大成として全精力を注いだ最高傑作、ロザリオ礼拝堂に関する資料まで楽しめます。(実物の様子を撮影した動画、ステンドガラスがもう綺麗!)
グッズでは、買った絵葉書に選んだ額とマットで額装できる、マイカスタマイズのアイデアが今までありそうで無くて、目に留まりました。
その他、あれこれ見ては欲しくなるモノ続出(笑)でしたが、ミニバッグをお土産に。
今回のマティス展は東京のみ開催で、8月20日までです。
撮影OKなコーナーより写真を投稿します。
(トップ)赤の大きな室内
ひときわ、赤が効いてる作品です
見たままというより、心で捉えた世界を描こうとする特徴が個性を際立たせてます
(2枚め)夢
(3枚め)ラ・フランス(ひろしま美術館蔵)
マティスは「肘掛け椅子のような絵を描きたい」という言葉も残しています。人々に癒やしを与えたい、気楽にアートを楽しめるようにと考えていたそうです。
(4枚め)バッグは版画シリーズ「ジャズ」から運命をモチーフに作られています。一目惚れ。
#マティス展 #東京都美術館
#ユーザーさんとアート散歩