FUJIYAMA デトックス 2023
#地図の読めないおやつ旅 #旅行記 #おやつ探し #富士吉田 #富士急ハイランド #リサとガスパールタウン #ふじやま温泉 #ハイランドリゾートホテルアンドスパ
毎日忙しなく過ごしているうちに8月も半ばを過ぎてしまった。暑さによるひと夏の疲れが蓄積しているのか、先週から妙に身体がダル重い。数ヶ月東海道新幹線に乗っておらず、富士山ともすっかりご無沙汰しているので、富士急ハイランドに併設されている日帰り温泉に行くことにした。
当初電車で行くことも考えたが、東京駅から高速バスで2時間弱、片道1,900円で行かれることがわかったので、今回はこちらを利用することにした。富士急ハイランドに9時頃到着する便は、夏休みも終盤の日曜日だからか満席だったものの、渋滞につかまることなく予定通り到着した。
日帰り温泉は10時オープンなので、1時間ほど時間を潰す必要がある。それを見越して持参していたカメラを使い、併設するリサとガスパールタウンで写真撮影をすることにした。パリの街並み風のカフェやショップが連なり、カメラのアートモードで甘めの写真を撮って過ごした。リサとガスパールのグッズを扱った店があり、審美眼がビビッと反応したマグカップがあったが一旦見送り、他にも衝動買いを避けるため、おとなしくカフェでお茶をすることにした。
10時少し前に温泉に向かい、一番乗りで入館した。事前に買っていた前売り券を提示し、追加で岩盤浴の利用も申し込んだ。まず露天風呂で軽く温まったあと、専用のウェアに着替えて上の階の岩盤浴エリアに入った。通常の平らに寝転ぶタイプの部屋と、富士山を眺められる部屋があったので、迷わず後者を選んだが、あいにく厚い雲に覆われ、その勇姿を拝むことはできなかった。こちらの部屋の岩盤浴は、身体にフィットするように波形にカーブしているのでとてもラクチンで、水分補給をしつつ、休憩を挟みつ、1時間半近く滞在してしまった。何もしなくても汗をかく真夏だからか貸切状態で、目を閉じ、うとうとしながら静かに過ごせた。最初の10分でじんわりと発汗し始めたが、最後は粒が目にハッキリ見えるほどだった。休憩スペースにマンガコーナーがあり、数十年ぶりに「有閑倶楽部」を読んでみたが、絵といいストーリーといい「一条センセイ、サイコー」と改めて感じた。
長く居過ぎて脱水症状になるのが心配だったので、人が少し増えたとこで切り上げることにしたが、まだまだ時間に余裕があったため、20分間リフレクソロジーをすることにした。施術中、体がポキッと鳴るような感覚があり、やはり疲労が溜まっていたのだと実感したが、血の巡りがよいせいか短時間でも効果は抜群で、終わると明らかに身体が軽く感じた。
温泉を出てからもう一度リサとガスパールタウンに戻り、先ほどのマグカップを見てみた。色も形も富士山を彷彿とさせ、スキーの絵柄は季節に合わないがやはりかわいいと感じ、後悔しないように買って帰ることにした。
ランチは予約していたハイランドリゾートホテル&スパのレストランでロティサリーチキンのセットをいただいた。タンパク質に野菜がたっぷり摂れて、前菜かデザートと、ドリンクが付いて1,650円。事前にネットで調べた遊園地内のレストランでも同じくらいの値段がしていたし、ハンバーガーなどのジャンクフードを外のベンチで食べる羽目になると考えると、かなりコスパがいいと思えた。まず、席に着いてすぐに飲んだお水が身体に沁みてすごい勢いで飲み干してしまった。チキンは柔らかく、余分な脂が落ちてさっぱり食べられたし、ポテトはホクホクで美味しかった。
せっかく富士山の近くに行ったのに、今回はかろうじて稜線の一部が見えただけだった。それでも富士の恵みというべき温泉で身体がスッキリと整った。東京から片道2時間、またどんよりと疲れが溜まったら訪れたいと思う。