< 東への旅 >
〜2025 夏 25〜
⭐︎日光へ 12
「日光東照宮」 ①
徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を主祭神として祀る、日本全国の東照宮の総本社的存在。
現在の社殿群は、そのほとんどが1636(寛永13)年、3代将軍家光公による「寛永の大造替」で建て替えられたものだそうです。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、その豪華絢爛な美しさは圧巻です。
建物には漆や極彩色がほどこされ、柱などには数多くの彫刻が飾られています。
「五重塔」は、塔の中心に心柱(しんばしら)が据えられ、その優れた耐震構造は高く評価されています。東京スカイツリーもこの耐震システムを応用して設計されたと言われています。(写真2枚目)
有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」で知られる「三猿」は、猿は馬を守ると信じられてきたことから、神馬をつなぐ「神厩舎」(しんきゅうしゃ)に有ります。(写真3枚目) 神厩舎をぐるりと取り囲むように彫られた猿の彫刻は全部で8枚有ります。この8枚は順番に見て行くと 猿の一生 になっていて、三猿は猿の一生のうちの幼少期だそうです。(写真4枚目) ちなみに10年に一回程度のペースで修復作業が行われているそうですが、実は学術的に許される範囲で修復ごとに顔が変わっているらしいです。
祭事にもちいる馬具や装束類が収められている三神庫(上神庫・中神庫・下神庫)のうちの、「上神庫(かみじんこ)」の上部に施されている象の彫刻は、江戸幕府の御用絵師「狩野探幽」が想像で描いた象で、愛嬌が有り印象的でした。(写真5枚目)
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