正倉院展のThe Show @上野の森美術館。
前から気になっていた古の秘香の蘭奢待(ランジャタイ)の香が再現されたとあり、足を運びました。
蘭奢待の香を封じ込めた硝子容器を開けると、最初に感じるのは柑橘系、そして次はシナモンやカルダモンのオリエンタルな香り。乳香と没香(ミルラ)の香りも感じました。
蘭奢待は香木の一部分が切り取られていて、切り取り犯の一人は織田信長。信長も蘭奢待を愛した一人だったそうです。
映像資料もキレイとの前評判でしたが、どうせ流行りのイマーシブ映像やレプリカ展示のなんちゃって感が溢れるヤツでしょ。と高を括っていましたが、予想外。
天平文化や夫を亡くした光明皇后の気持ちを表した映像の数々。そして、現代に甦る古の技術。
場所を変えながら映像に魅入り、気づいたら二時間が過ぎていました。
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