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2016.01.01
梅薫る北野天満宮と上七軒さんぽ
※こちらの記事は、2016年1月に公開されたものです。 悠久の時を刻む平安の古社・北野天満宮は、学問の神様・菅原道真公を祀ることで知られ、全国からたくさんの参詣者が訪れます。初詣の後は、風情漂う京都最古の花街・上七軒の石畳の通りをそぞろ歩きしませんか。

梅の花が咲きそめて、冬の情緒を満喫できる「北野天満宮」

2~3月が見ごろ
平安初期に学者や政治家として活躍した菅原道真公を祀る、全国天満宮の総本社のお社です。「北野の天神さん」と呼ばれ、学問や芸能などの神さまとして信仰されています。 国宝の御本殿は豊臣秀頼公の造営で、安土桃山時代の壮麗な建築文化を今に伝えています。参拝のあとは御本殿の背後に回り、道真公の祖先神と祖父・父が祀られている裏の社へのお参りも忘れずに。表と裏の両方をお参りすれば、よりご利益があるかもしれませんね。

社殿釣燈籠に枝を伸ばす梅
北野天満宮は京都屈指の梅の名所。ご祭神の菅原道真公がとても好きだったという梅が50種約1500本も植えられていて、早咲きのものは12月からつぼみをつけるものもあり、境内には梅の花のやさしい香りがふんわりと漂います。2月中旬から3月下旬にかけては梅苑(有料)が公開され、梅茶とお菓子がいただけますよ。

梅茶とお菓子
北野天満宮(きたのてんまんぐう) [住所]京都市上京区馬喰町 [TEL]075-461-0005 [時間]5:30~17:30(4~9月は5:00~18:00)、社務所・授与所は9:00~17:00) [休]無休 [料金]参拝自由

素朴で深い味わいのポルトガル菓子専門店「カステラ ド パウロ」

「オリーブグラッセ入り ミニ・パォンデロー」(561円)とショーケースに並ぶポルトガル菓子
元造り酒屋の蔵を改装したポルトガル菓子専門店。ポルトガル人のパウロさんと智子さん夫妻が2015年に開いたお店で、店内はあたたかな雰囲気に満ちています。 ショーケースには日本のカステラの原型といわれる「パォンデロー」やエッグタルトの元になった「パステル デ ナタ」 など、ポルトガルの伝統菓子が勢ぞろい。どれを食べようか迷ってしまいますね。

鶏卵素麺をつくるパウロさん

カステラ ド パウロ [住所]京都市上京区馬喰町897 蔵A [TEL]075-748-0505 [時間]9:30~18:00(喫茶は~17:00) [休]水曜・第3木曜(水曜が祝日または25日の場合は翌日休)
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田中昭美 写真:吉村規子
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