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2016.12.18
身体がホッとあったまる。 麺どころの冬の新名物“盛岡温麺”3選
※こちらの記事は2016年12月18日に公開されたものです 岩手県盛岡市の名物といえば、盛岡冷麺・わんこそば・じゃじゃ麺の「盛岡三大麺」。そんな麺好きの盛岡人の間で「新・名物麺」として人気急上昇中なのが「盛岡温麺(おんめん)」です。市内の冷麺・焼肉屋さんでは、それぞれ麺や具材、スープにこだわった温麺を提供。そのなかでもおすすめの3店をご紹介します。
「盛岡温麺」とは?
「やまなか家」の盛岡冷麺(写真上 750円)、盛岡温麺2種(写真下 各850円)。
ここ数年「麺どころ・盛岡」で女性を中心に人気なのが、「盛岡温麺」です。お隣の宮城県名物・温麺(うーめん)とはまったく別のもの。また「盛岡冷麺」をそのまま温めたものでもありません。 麺やスープ、具材など、提供するお店によって味わいの違う盛岡温麺。今回ご紹介する3店も個性が光る逸品ばかりなんです。
野菜たっぷり!栄養満点「盛楼閣」の「特製温麺」

テーブルやイスを「食べやすさを追究した高さ」にするなど細部にまでこだわった店内。焼肉店には珍しいカウンター席もあり、1人でも立ち寄りやすい
盛岡駅東口から目と鼻の先にある「ワールドインGENプラザビル」。「盛楼閣(せいろうかく)」は、このビル2階で、35年以上営業を続けている焼肉店。 肉質のよさ、豊富な種類はもちろんのこと「冷麺」のおいしさにも定評があり、地元・盛岡市民だけでなく、多くの観光客に支持される「焼肉・冷麺の名店」です。

7種類の野菜とコラーゲンたっぷりのすね肉を煮込んだ、具だくさんの「特製温麺」(1,400円)
ここの「特製温麺」は、ガラとテールをブレンドした特製スープがベース。麺には冷麺で使われる小麦粉、でんぷんのほかそば粉も加えた温麺専用麺。そば粉特有のザラっとした食感はスープとの絡みがよく、歯切れのよさは食欲を増進します。 具材は7種類の野菜とじっくり煮込んだコラーゲンたっぷりのすね肉。お野菜とお肉のジューシーな旨味が、仕上げのごま油の風味と相まって食欲をそそります。

盛楼閣
セイロウカク
コクのある優しい味わい。「ぴょんぴょん舎」の「温麺」

首都圏にも店舗を持つ「ぴょんぴょん舎」。本店にはオープンテラスの中庭があり、明るく開放的。
JR盛岡駅から車でおよそ10分。国道46号沿いにある「ぴょんぴょん舎 稲荷町本店」。 木の温もりを感じる広々とした店内には暖炉が置かれ、心地良い温かさが訪れる人を包みこみます。

別皿の特製キムチを好みで加える「盛岡温麺」(850円)
ぴょんぴょん舎の「盛岡温麺(850円)」は、野菜のうま味たっぷりの優しい味わい。 牛肉や鶏ガラ、豊富な野菜をじっくりと煮込んだ、奥行きのあるコクと風味たっぷりのスープは「最後の1滴までも味わいたい!」とハマる人続出です。 別添えの手作り白菜キムチを合わせる「通」な食べ方もおすすめ。 キムチのうま味が加わり、ちょっぴり辛いスープがくせになります。 今年30周年を迎えたぴょんぴょん舎。盛岡市内には稲荷町本店をはじめ、駅前やショッピングセンターなどに店舗があります。 宮城県仙台市や首都圏にも出店しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ぴょんぴょん舎 稲荷町本店
ピョンピョンシャ イナリチョウホンテン
2種類の温麺を食べ比べ! 店舗数最多「やまなか家」の温麺

広い駐車場を備えた「盛南店」。店内も広く、テーブルのほか座敷の個室もある
最後に紹介するのは「やまなか家」。岩手県内に12店舗、東北6県で35店舗を持つ焼肉チェーンです。 今回取材をしたのは「やまなか家 盛南店」。JR盛岡駅から車でおよそ10分のところにあります。

「盛岡温めん・塩」(850円)
やまなか家では、「盛岡温めん・塩」と「盛岡温めん・辛」の2種類を提供。 特に女性の注文率が高いのが「盛岡温めん・塩」。盛岡冷麺をベースにした透き通った丸麺に、牛タンやカルビを煮込んだ、コクのある塩味の特製のスープがしっかりと絡みます。 たっぷりの水菜をトッピングするのも特徴で、熱々の温めんに水菜のシャキシャキ感が加わり、さっぱりといただけます。

「盛岡温めん・辛」(850円)
「温めん・辛」は、塩味の温めんをベースにカルビ肉100%使用で、じっくりと煮込んで作られています。塩温めん同様、とろっとろのお肉が絶品。真っ赤に染まったスープの正体は、唐辛子とお肉の脂なんだとか。コクのある辛みが身体の芯まで温まります。 それぞれに個性のある2つの温麺。友だち同士でシェアして、食べ比べてみるのもおすすめです。

やまなか家 盛南店
ヤマナカヤ セイナンテン
これから厳しい冬を迎える岩手県。 寒いからこそ「盛岡温麺」の温かさ、おいしさを心でも身体でも感じられるはず。 冬の盛岡旅の楽しみのひとつに、ぜひ加えてみてくださいね。
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西塚翔子
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