新旧が交わるスイス最大の都市、チューリヒで訪れたい6つのスポット
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新旧が交わるスイス最大の都市、チューリヒで訪れたい6つのスポット

「スイス」といえばどんなものをイメージしますか? アルプスの山々や鉄道、チーズなどを思い浮かべる人が多いかもしれません。 でもそれはスイスの魅力のほんの一部。 これからはじまる特集では、全5回にわたりスイスの様々な街や文化についてご紹介していきます。

第1回目の街はスイス最大の都市・チューリヒ。 経済の中心地でありながら、美しい中世の建物とトレンドエリアが混在し、散歩するだけで新旧様々な文化を楽しめる街です。

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武器倉庫をリノベーションした旧市街のレストラン

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リマト川の両脇に街が広がる

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広い店内の壁には元武器庫らしく剣や鎧の展示も

チューリヒ中心市街地を流れるリマト川。川沿いにある教会や大聖堂の周辺には、15世紀前後に建てられた家や店が軒を連ね、まるでタイムトラベルでもしているような気分で伝統的な旧市街地エリアを散策することが出来ます。 旧市街の中でごはんを食べたいなら、「ツォイクハウスケラー」へ。 1926年に武器庫を改装したレストランで、ビアホールのような大衆的で明るい雰囲気の中、地元の料理を食べられます。

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ゲシュネッツェルテスとレシュティ

おすすめは、チューリヒの定番料理「ゲシュネッツェルテス(子牛のクリーム煮)」(36.5フラン*)。付け合わせには、同じく定番の「レシュティ(細切りポテト焼き)」が付きます。 柔らかいお肉にクリーミーなソースが絡み合い、サクサク、ホクホクのレシュティと相性ぴったり。癖がなく、日本人にとても馴染みやすい味です。

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「ツォイクハウスケラー・ブルストシュピース」

また、ドイツが近いこともありこちらの店ではたくさんの種類のソーセージを楽しむことができます。 おすすめは、様々なソーセージを串刺しにした「ツォイクハウスケラー・ブルストシュピース」(29.5フラン)。オニオンソースをかけて目でも舌でも楽しめます。 *1フラン=110円(2017年5月現在)

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デザインとトレンドの発信地、ウエスト地区に注目!

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この美術館は美大の一部。カフェスペースで勉強する地元の美大生の姿も

伝統的な旧市街だけが、チューリヒの魅力ではありません。 スイスの公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4カ国語。 多くの言語を使って1つの事を表現するのは大変なので、誰もが一目見て理解できるグラフィックデザインをいち早く活用してきました。 中でも、チューリヒのウエスト地区にある「デザイン・ミュージアム」は、35万枚のスイス観光ポスターをはじめとし、スイス随一のポスターコレクションを所蔵しています。

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戦前を中心に、過去のポスターが飾られている

2017年7月9日まで開催中の特別展「Take a Holiday!(バカンスに出かけよう!)」では、スイス政府観光局100周年を記念して、過去の観光ポスター展を展開しています。 かつてスイスは、「険しい山岳地域なので危ない」というイメージがありましたが、景色の美しさや水の透明感をポスターで訴えた結果、今では世界中の方から注目される観光地にまでなりました。 描かれる山にも二種類、子供も惹き付ける可愛いらしい山だったり、映画「007」に出てくるダイナミックな山だったり。 ポスターを通して、スイスがどのようにして観光地として人を惹きつけてきたかをみることができます。

MUSEUM FÜR GESTALTUNG – SCHAUDEPOT

チューリヒデザインミュージアム

clock-icon火曜・木曜〜日曜 10:00〜17:00、水曜10:00〜20:00、祝日 10:00〜17:00
pin-icon月曜
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http://www.museum-gestaltung.ch/
・大人12フラン(スイストラベルパス利用可)

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http://www.raileurope-japan.com/pass/スイスパス
・スイストラベルパスについてはこちら

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トレンドが詰まったウエスト地区でローカルなお買い物を

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高架下にお店がひしめきあう「イム・ヴィアドゥクト」

デザイン・ミュージアムを楽しんだ後は、同じくチューリヒのウエスト地区にある、最近地元の人にも注目を浴びている高架下のショッピングエリア「イム・ヴィアドゥクト」へ。 こちらには雑貨屋さんやアパレル、カフェなど、最先端のトレンドを取り入れたショップが50店以上軒を連ねています。 「ヴィアドゥクト」とは、「高架橋」という意味。各国の食べ物から八百屋、キッチン用品まで女性が好きなものを取り入れたショップが多く、見ているだけでもウキウキしてしまいます。

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ショップは3階まで、その上に6つのコンテナが。階段で上がれる一番上のコンテナからの景色もよい

イム・ヴィアドゥクトを散策したら、その先に一際目立つコンテナが目に入ります。 チューリヒ発のメッセンジャーバッグブランド「フライターグ」のフラッグシップストアです。

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バッグの種類ごとに好きな色味や形を選んでいく

「フライターグ」のバッグはどれもトラックの積み荷の布をリサイクルしたしたもので、カラフルな色味と撥水性、丈夫な生地が特徴です。 一つとして同じ柄のデザインはなく、すべてがオリジナル。他の人と被らないのも人気の秘密です。

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女性に人気の新シリーズも

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フライターグ 

freitag

clock-icon月曜〜金曜 10:30~19:00、土曜10:00~18:00
pin-icon日曜 週により営業時間や定休日に変動あり
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チューリヒと一緒にめぐりたい、電車で20分の注目都市「ヴィンタートゥール」へ

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様々なショップが並ぶ

チューリヒにきたらぜひ一緒にめぐりたいのが、電車で約20分、チューリヒの東にある都市ヴィンタートゥール。 20年前まで重工業の工場地帯として有名でしたが、今では工場や倉庫のリノベーションに成功し、多くの若者を引きつける話題のスポットになっています。 中でも人気なのが、2年前に工場跡地を再開発した商業地域「ズルツァー・アレアール」。 元工場だった建物の中に、可愛いショップやユースホステル、子供の遊び場や古着などが並びます。

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食堂車の雰囲気でランチを楽しめる、レトロ列車カフェ

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駅のホームに隣接して停まる車両。今にも発車しそう

ズルツァー・アレアールの奥にあるのは、実際に使われていた列車の車両を利用したカフェレストラン「レ・ヴァゴン(LES WAGONS)」です。 元々博物館で展示をしており、誰も貰い手がなくなった列車の車両を1両たったの1フランで買ったオーナーが、内装を整備し、当時の雰囲気をそのままに3年かけてリノベーションしました。

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列車の中で食べているよう

まるで列車の中で食べているような気持ちになるこのレストランは、観光客だけでなく地元の人々にも大人気。手軽なランチはもちろん、カフェタイムにのんびりしにくるのもおすすめです。

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地元客にも人気。奥では、にこやかな店員さんが料理を準備中

LES WAGONS

レ・ヴァゴン

clock-icon月曜〜木曜 9:00〜23:30、金曜 9:00〜25:00、土曜 11:00〜25:00
pin-icon日曜
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森の中の邸宅美術館には、貴重なコレクションが

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邸宅内は自然の光でいっぱい

カフェで腹ごしらえをしたら、ヴィンタートゥール駅からバスと徒歩で15分ほどの場所にある邸宅美術館「オスカー・ラインハルト・コレクション<アム・レマーホルツ>」にいってみましょう。 “邸宅美術館”とは、美術コレクター自身の家が作品とともにそのまま公開されている美術館のこと。 この邸宅を保有していたオスカーは、貿易会社の大金持ち一家に生まれ、39歳以降一生をアートコレクターとして過ごしました。 ルノワール、セザンヌ、モネ、ダミエをメインとし、約200点もの作品を彼の意図や趣味、そしてこの美しい環境の中で観られるのは、邸宅美術館ならではです。

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美しい邸宅を眺めながら、夏にはピクニックができる

今後、夏には予約制でバスケットやブランケットを貸りられるサービスも計画中。 オスカーが愛したイタリア式庭園でのピクニックが実現しそうです。

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Sammlung Oskar Reinhart "Am Römerholz"

オスカー・ラインハルト・コレクション<アム・レマーホルツ>

clock-icon火曜・木曜〜日曜 10:00~17:00、水曜 10:00~20:00
pin-icon月曜
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http://www.roemerholz.ch
・大人12フラン(スイストラベルパス利用可)

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http://www.raileurope-japan.com/pass/スイスパス
・スイストラベルパスについてはこちら

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古い町並みも、アートも、トレンドも。なんでも揃うチューリヒ散歩

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チューリヒは、日本からの直行便が就航する空の玄関口。 街は緑にあふれ、旧市街の散策からアート、トレンドの最先端まで、様々なスポットを楽しむことができます。 トラム(路面電車)に乗れば簡単に街中を移動することもできるので、一日かけてじっくり回ってみてくださいね。

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夜のライトアップも美しいチューリヒ旧市街

■取材協力■
-スイス政府観光局
 http://www.myswiss.jp
-スイスインターナショナルエアラインズ
 https://www.swiss.com
-スイストラベルシステム
 http://www.raileurope.jp

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。

スイス政府観光局

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