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2020.06.13
宮城・鳴子温泉で新しいこけしが生まれています♪「桜井こけし店」
東北の温泉地でよく目にするものといえば「こけし」。伝統的なこけしをはじめ、近年はこけしをアレンジしたアイテムが数多く登場し、おみやげの定番として親しまれています。 宮城県の鳴子温泉もこけし産地のひとつで、その歴史は古くより“こけしの里”と呼ばれるほど。今回は、そんな鳴子温泉で伝統を受け継ぎながらも、新しいこけしを作り続ける老舗のこけし工房「桜井こけし店」と、オンラインショップの情報をお届けします。どんなこけしたちが待っているのか、さっそくのぞいてみましょう。
海外からも注目を集める、桜井こけし店の「リフレクションズライン」
「Hagoromo」(各4950円)
宮城県大崎市の里山にたたずむ温泉郷「鳴子温泉」は、宮城県の「遠刈田温泉」、福島県の「土湯温泉」とともに『三大こけし発祥の地』に数えられる街。その歴史から“こけしの里”とも呼ばれ、温泉街にはこけし工房が点在します。 なかでも老舗として知られるのが、鳴子温泉駅から徒歩3分ほどの場所にある「桜井こけし店」。鳴子こけしの創始者といわれる大沼又五郎さんより、代々こけしを手がける工房です。
「Cozchi」(各4950円)
店内には伝統の鳴子こけしのほか、パステルカラーのものや手のひらサイズなど、さまざまなこけしが並びます。愛らしいこけしたちのなかでもひときわ目をひくのが、創作こけし「リフレクションズライン」。パステルカラーがキュートな「Hagoromo」、蛍光色で洗練された雰囲気の「Kaguya」、ドットやリボンなどの模様を配した「Cozchi」、スモーキーカラーの「Waon」の4種類がそろいます。 斬新なカラーリングやデザインは、そのシンプルなかわいらしさが最大の魅力。インテリアに取り入れやすいのもうれしいポイントです。過去にはパリの国際見本市に出店し高い評価を得るなど、海外からも注目されたこけしなんですよ。
独創的なこけしがラインナップ
「はなごろも」(各2200円)
「リフレクションズライン」を手がけているのは、5代目の櫻井昭寛さんと6代目の尚道さんの2人。こうした斬新なこけし作りは2人が初めてなのかと伺うと、実はそうではないのだそう。桜井こけし店では代々伝統の技術を受け継ぎながらも、常に新しいこけし作りに挑戦してきたのだとか。過去には漆器とコラボした木工品や雛こけし「Hiina」が登場したほか、最近では自然染料で描く「はなごろも」やモダンな佇まいの「Codama」などがラインナップ。商品はオンラインショップでも購入できます。
桜井こけし店オンラインショップ
店内では絵付け体験も実施(1650円、5名以上は要予約)
鳴子温泉にはまだまだかわいいこけしがいっぱい♪
左から「髷こけし」(各1000円)、「こけしボーロ」(648円)、「こけしマッチ」(180円)
ほかにも、鳴子温泉街には素敵なこけしアイテムが勢ぞろい。例えば創業約230年の歴史を持つこけし工房「老舗 高亀」では、髷を結った創作こけし「髷こけし」が大人気。ポップなカラーリングが華やかな気持ちにさせてくれます。鳴子温泉駅のすぐそばにあるみやげ店「まるぜん」も、こけしモチーフの小物が充実していると観光客でにぎわうスポットです。
温泉街には無料で利用できる足湯スポットも
伝統工芸品というと少し敷居が高いイメージがありますが、鳴子こけしは愛らしいものばかり。その素朴な表情は、忙しい毎日に癒しを運んでくれますよ。
桜井こけし店
サクライコケシテン
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