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2020.06.11
山形の「汽水域」で、自然モチーフの愛らしい金工雑貨のアイテムを
「汽水域」は、山形県山形市にある金工雑貨のお店。鋳物の装飾師の家系で育った店主が作る繊細なデザインの雑貨や小物がそろいます。アイテムはオンラインショップでも購入できるので、気になる一品をチェックしてみて。

暮らしになじむ金工雑貨をラインナップ
「木の葉プレート」(5400円~)
JR山形駅から中心市街地行きのバスに乗り「七日町」で下車。バス停から徒歩3分ほどの場所にある金工雑貨店「汽水域」は、クラフトアイテムを扱うお店です。オーナーは、彫金師の太田崇史さんと妻の藍さん。店内には、崇史さんの作品のほか、全国各地からセレクトした雑貨や小物が並びます。 商品をご自身の作品だけにしなかったのは、より多くの作り手と使い手の接点になるような場所にしたいという思いから。海と川が交わる水域を意味する「汽水域」と名付けた店名も、ご夫婦のそうした気持ちに由来しています。
鉄瓶の持ち手に細やかな銀線を入れる崇史さん
山形市で代々続く、鋳物の装飾師の家系で育った崇史さん。神輿や鉄瓶などの金具に装飾を施す祖父の姿を幼い頃から見て育ち、ご自身も徐々に金工に興味をもったそう。以前は京都の工房で活動し、その腕前は文化財の修復を担当するほど。これまでの経験を生かしつつ「より今の暮らしになじむデザインにしたい」と、お店では、植物や雲などの自然をモチーフにした雑貨を制作・販売しています。

繊細なアイテムが並びます

「tane イヤリング(真鍮)」(7700円)
写真は風にくるくると舞う楓のタネをモチーフにしたイヤリング。無料でピアスに変更できるのもうれしいポイントです。イヤリングは蝶や梅の花を形どったものも人気なのだとか。

「waku earing」(3850円~)
ほかにも、木の枝をイメージしたアクセサリースタンド、シンプルなデザインのカードホルダーといった、多彩なアイテムが勢ぞろい。読書好きの方には、猫の足跡柄を彫ったブックマーカーがおすすめです。汽水域のアイテムは、オンラインショップからも購入できますよ。
汽水域オンラインショップ

工芸品が息づく街、山形
建物は築100年のビルをリノベーション
汽水域のある山形県山形市には、レトロな建築物や歴史ある建物をリノベーションしたスポットが点在し、素敵な街並みをつくっています。古くから手仕事が盛んなことでも有名で、最近ではデザイナーとコラボしたクラフトアイテムが数多く登場し、工芸品が日常に溶け込んでいます。汽水域と併せて、周辺のお店を散策するのもいいですね。 太田さんの作品は、金属でありながらどれも温かみを感じさせるものばかり。気持ちを華やかにしてくれる素敵な金工雑貨を汽水域で見つけてはいかがでしょうか。

汽水域
キスイイキ
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