これからの旅は「私らしい目的」をもった場所へ

自然にかえる旅、香りをめぐる旅、クラフト・アートに出会う旅、心がゆるりと解放される旅、日々の平穏を祈願する旅、自分自身にじっくり向き合うひとり旅など、いま自分にチャージしたいコトやモノからセレクトしてみると新しい気づきに出会えそうです。 まだまだ旅に行ける状況ではない中で、これから行きたい旅先に思いを馳せることで心が満たされたり、次の旅先からライフスタイルにつながる何かが見つかることがあるかもしれませんよ。

自然の恵みでととのえる香りの島・淡路島の旅

（左）花の摘み取り体験（右下）淡路島産のハーブなどでつくられたソープ（右上）葉っぱをかたどった紙のお香

「香りの島」と呼ばれる兵庫県淡路島。温暖な気候のため、花やハーブの栽培が盛んでお香の生産量も日本一です。淡路島産のフレッシュなハーブと果実を手摘みして作る素朴な香りは、心と身体をととのえてくれそうです。神戸から車で1時間、すてきな店が点在し、おいしいものも豊富な淡路島を香りの体験とあわせてめぐってみませんか。

沖縄へ、自然にかえる旅～豊かな森と、ツウなお店を探して～

（左上）亜熱帯の森のなかを進むと見晴らしのよい場所にたどりつく（左下）沖縄ではめずらしい評判の和菓子店で提供されるあんみつ

何度も訪ねてもまた行きたくなる沖縄。海めぐりもいいけれど、この夏はいつもと違った沖縄を旅してみませんか。世界自然遺産登録の有力候補といわれている沖縄本島の北部に位置する「やんばる」で、幻想的なマングローブのなかをカヤックをこぎながら大自然に触れ、自然と一体化するアクティビティを体験。忙しい日常から離れ、五感を研ぎ澄まして自然を感じませんか。

リラックスしに行きたい、ひとり旅の京都でしたいこと

（左上）新風館内に誕生した「エースホテル京都」（左下）京都をモチーフにしたテキスタイルが魅力的な「青衣」（右）桂川を眺めながらティータイム

ひとり旅の京都で「いま」したいことを８つのテーマにわけてご紹介。話題のホテルで夢心地スティ、解放感のある広々空間も魅力、一人でもオーダー可のアフタヌーンティー。話題のアートスポットでゆったり過ごしたり、サステナブルにもつながる京都生まれのものを買いに。昼ごはんはさくっといただける京中華、夜は居心地のよいカウンターのある店へ。新しいものが続々と誕生している嵐山と京都御苑周辺では、自然を感じる場所もあわせてめぐってみて。

能登半島の最果てをめぐって

（左下）しお・CAFE2階の窓から見える日本海（右）しお・CAFEのしおサイダーを使ったノンアルコールカクテル

日本海に突き出た石川県の北部にある能登半島。なかでも最北端の奥能登エリアだからこそ出会える爽やかな景色を探しにでかけませんか。日本海が目の前に広がる素敵なカフェ、スローな時間や爽やかな景色を楽しめる場所が点在しています。海だけでなく、世界農業遺産となったこの地では、実り豊かな里山の風景にも癒やされますよ。

はじめての景色が待っているのどかな岡山へ

（右）勝山ののれんが生まれる草木染色工房がつくる色とりどりのコースター（左上）岡山県で女性初の杜氏がつくる酒店のあまざけ

岡山の山あいに足をのばすと、まだ知らないローカルな魅力が広がっています。岡山駅から電車で2時間半、かつての宿場町として栄え、古き良き町並みが残る勝山は、軒先に個性豊かなのれんがかかる小さな町です。和からモダンなデザインまで、アートを鑑賞するように町歩きができますよ。ほかにもベンガラ色に染まる吹屋の赤い町並みや個性派パンを目当てに総社へ。のどかでおいしいがある岡山の山間の町をさんぽしながら、スローな時間を過ごして。

アートな前橋、あたらしいが魅力の岐阜、東北ではクラフトめぐりを

（右・左上）白井屋ホテルのエントランスとアートに包まれる客室

群馬・前橋に昨年末にオープンした「白井屋ホテル」では新進気鋭の若手アーティストの作品が館内で観られると話題のホテルです。まるで美術館のように、フロントやロビー、ラウンジなどあらゆる場所にアートが配され、アートに包まれてゆったりと過ごせます。 ほかにも町のなかに自然を感じることができるスポットが次々と誕生している岐阜の各務原・美濃加茂や、東北では秋田・山形・福島でクラフト探しを。 旅に行ける日まで、次の旅先のことを思案する休日も悪くないものです。 旅ができる日がきたら、いざ「私らしい旅」へ。

（右）体験も可能な秋田・大館の曲げわっぱ（左上）岐阜・各務原にある飛騨の木工を体感できる施設。館内にはショップやカフェも併設（左下）岐阜の名産栗を使用したモンブランは各務原の喫茶で