和の空間にも合わせやすい“実もの”

「今の季節はツルウメモドキやサンキライなど、実ものが多く店頭に出回ります。始めは生花としてフレッシュな雰囲気を、その後ドライフラワーとして少し落ち着いた表情へと、長い間楽しめるのも魅力です。ナチュラルなインテリアはもちろん、和の空間にも合わせやすいので、お客様を迎えることの多い年末年始にも重宝します」。

「くるくるとサークル状にまとめられて店頭に置かれることが多いつる付きの実もの。1本のつる状にほどいて、器の上に置いたり玄関のドアや壁に垂らしておくだけでも、存在感を放ちお部屋のアクセントになります」。

幸せを運ぶ「赤い実」を飾り新年を迎えよう

「古来より縁起物と言われ、正月飾りで使われることも多い赤い実。千両（センリョウ）、万両（マンリョウ）、南天（ナンテン／難を転ずる）など、赤い実に付けられた名前自体もおめでたいものが多いですよね」。

ドライフラワーは水分が抜けて軽いため鋲でとめやすい

「赤い実」は正月飾りにも♪

「千両（センリョウ）と幸運を呼ぶと言われるヤドリギを主役に正月飾りを作りました。束ねる紐は赤い実とリンクするように同じ色をセレクト。白に脱色したシダを後ろに置くとコントラストがつき、きれいにまとまります」。

飾り方を教えてもらったのは……

清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。