【長良川鉄道】観光列車「ながら」のスイーツプランを楽しんでみましょう

「ながら」の車内には東濃ヒノキが使われ、椅子のファブリックもすべて異なる

岐阜県を南北に流れる長良川に沿って走る長良川鉄道。郡上市白鳥町の北濃駅から美濃加茂市の美濃太田駅まで、全長72.1kmを結ぶのどかなローカル鉄道です。 ここを走る観光列車「ながら」は、工業デザイナー水戸岡鋭治が内外装をデザイン。2016年に県初の観光列車として登場し、毎週土・日曜、祝日および毎月の第1・3・5金曜日に運行しています。ロイヤルレッドの車両には、東濃ヒノキの内装、郡上本染によるのれんなど、岐阜の魅力がたっぷり。今回は、郡上八幡駅から美濃太田駅までを旅する「ながら」のスイーツプランに乗ってみました。 スタートは郡上八幡駅から。14時13分の発車まで駅併設の郡上八幡駅舎Cafeでくつろぐことができます。地元食材を使う軽食や、郡上八幡天然水がベースのサイダーなどを味わってみてください。観光案内所やみやげ店も併設されていますよ。

（右上）郡上八幡駅舎Cafeで味わえる、醤油フランクドッグ650円、GJ8マンサイダー 550円※セットで100円引き　（左下）みやげ店で見つけた、長良川鉄道などを描いたそえぶみ箋各440円（左上）レトロな郡上八幡駅

レトロな駅舎前に停車する観光列車【ながら】

【長良川鉄道】あたたかなおもてなしと景色に癒やされながらスイーツを

この日はキッシュやティラミスなど7種類がずらり。スイーツプランはスイーツ＋ドリンク飲み放題＋1日フリーきっぷ付きで5800円（2024年4月1日から6800円）

郡上八幡駅で「ながら」に乗車すると、レストランさながらにセッティングされたテーブル席へ案内されます。岐阜県美濃市の伝統工芸・美濃和紙のオリジナルマットの上に、岐阜県飛騨地方に伝わる伝統工芸・飛騨春慶塗のお重が置かれます。コーヒーや紅茶、ほうじ茶から好きなドリンクを選び、発車と同時にながらオリジナルの繊細で手のこんだスイーツをいただきましょう。 スイーツプランで味わえるのは、郡上市のリストランテ「雀の庵」によるスイーツ。こちらは、郡上市周辺の山や川でとれる食材を使った旬の料理が人気のお店です。スイーツは約7種類、地元産の旬のフルーツなどが使われ、いつ乗車しても新しい風味が楽しめます。 車窓からは長良川の雄大な景色が楽しめるほか、景勝地に近づくたびに車内アナウンスで解説をしてくれるシーンも。アテンダントによる心のこもったおもてなしが心地よく、ゆったりと贅沢なひとときが楽しめますよ。

（左下）車内を彩るグラフィックはすべて水戸岡鋭治のサイン入り（右上）ながらの乗車券を列車の前に撮影（左下）車内でおせる記念乗車スタンプ

【太田宿】歴史が香る古い町並みをおさんぽ

中山道から飛騨や郡上へ向かう街道の分岐点にあり、木曽川を渡る「太田の渡し」が あることで栄えた太田宿

観光列車「ながら」終着の美濃太田駅は、江戸時代に交通の要所として栄えた中山道太田宿の近く。駅から徒歩10分ほどの場所に、かつて多くの旅人が行き交った古い町並みが残っています。 築200年を超える脇本陣をはじめ江戸時代の建物が現存し、無料で見学が可能。その合間に点在する、古い建物を生かすお店をめぐりながら散策してみましょう。

【太田宿】太田宿の昔の姿や歴史を学べる「太田宿中山道会館」

本陣や旅籠などが並ぶ、江戸時代の太田宿の姿を紹介するコーナー

太田宿を散策するための拠点施設がこちら。広大な駐車場や太田宿の歴史を伝える展示室などがあり、すべて無料で利用することができます。 展示室には江戸時代の町並みが再現され、宿場町の歴史や文化をパネル展示やミニシアターを使って紹介。地元産食材を使った料理が味わえる飲食コーナーや、 地域の特産品が並ぶおみやげコーナーものぞいてみましょう。

（左下）町並みの模型やクイズ形式の展示も楽しめる　（右上）美濃加茂市にゆかりのある漫画家・岡本一平の住居を再現した「糸遊庵」を無料公開

【太田宿】モチモチの白玉団子や焼きたて団子を「おちゃっこ日和」で味わう

黒蜜きなこ白玉650円

地元出身の店主が、町歩きの休憩にぴったりな甘味処が欲しいとオープンさせた店。町家風の建物に入ると、ぬくもりあふれるカフェ風の店内が広がっています。 ここで、オーダー後にゆでるモチモチの白玉団子、自分で焼く団子などを味わってみましょう。写真の黒蜜きなこ白玉は、黒蜜・あんこ・梅昆布茶付きで、弾力のある歯応えがたまりません。 やきやきお団子食べ放題セットも飲物・黒蜜きなこ付き。みたらしだれ、抹茶ソース、あんこは追加トッピング（各60円）でオーダーできます。焼き立て団子のふわふわ食感はぜひお試しを！

やきやきお団子食べ 放題セット（60分）980円

（左上）クリームソーダ 500 円（左下）やきやきお団子食べ放題のおだんごは自分でやく（右上）白玉は驚くほどやわらかい

【太田宿】作り手と読み手を結ぶ小さな本屋「HUT BOOKSTORTE」

岐阜出身の漫画家・塚原裕基さんの「岐阜マン」は岐阜を紹介する一冊。詩集や写真集なども豊富にそろう

木造長屋の一角を、建築士の店主が設計して改装した小さな本屋。「HUT（小屋）」という言葉通りに、小さな小屋を思わせるたたずまいが魅力です。 建築やアート、地元にまつわるものを中心に、新刊と古本をあわせて2000冊ほどが並び、自由に手に取りながら選ぶことができます。自主制作のZINEや小さな出版社の本も多く、宝物を探す気分でお気に入りの一冊を探してみましょう。

店主が設計したオリジナル書棚に、幅広いジャンルの本がずらり

ギャラリー&読書スペースも併設され、ゆったりとした時間が過ごせる

【太田宿】地元産フルーツを使った爽やかなビール「美濃加茂ビール」

梨ホワイトエールMサイズ400mℓ 800円、ボトル330mℓ 690円

町の活性化を目指して、地元出身の現役消防士が立ち上げたビール醸造所は、古民家を改修した店舗が町並みに溶け込んでいます。 美濃加茂市の特産品であるナシやブドウなどの果物、地元養蜂家が採蜜したハチミツを原料に、フルーティーな香りや甘味が楽しめるクラフトビールを製造。店内のカウンター席や外のベンチで味わうことが可能で、爽やかな風味とのど越しが楽しめますよ。

店ののれんやボトルには火消しのマークがあしらわれている

季節ごとの限定ボトルは、カラフルでギフトに最適

【養老鉄道】100年愛されるローカル線にも乗りましょう

築100年を超える養老駅。観光インフォメーションが併設され、特産品などの購入もできる

岐阜県西部の揖斐川沿いを走る養老鉄道は、1913（大正2）年の開業以来、運行を続けるローカル鉄道です。岐阜県揖斐川町から三重県桑名市まで57.5kmを結び、車窓からは川沿いの田園風景や養老山地など、ゆったりとした景色が楽しめます。 開業時から利用される養老駅は、大正時代に建てられた風格ある駅舎も見どころ。近くに桜の名所でもある養老公園が広がり、巨大なアートを体感できる養老天命反転地や、養老の滝などをめぐることができますよ。

週末の全列車と平日の一部車両で、自転車が積み込める車両を用意

養老名産のひょうたんを描いたアートも。本物のひょうたんを吊るしたコーナーも

【アンケート&プレゼント】抽選で5名様に、美濃加茂ビールでも販売している真鍮製の栓抜きをプレゼント♪

「FUTAGAMI」の真鍮製の栓抜き

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